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  • 牛乳と薄毛改善効果に関する賛否両論のネット情報にメスを入れる!
薄毛治療や育毛剤の使用は当然のことながら、少しでも足しになればと、普段の食生活で積極的に薄毛対策に摂取した方が良い食材について調べる人は多いのではないでしょうか?いろいろな食材が頭に浮かぶかと思いますが、今回は、牛乳についてお話しようかと思います

育毛の必要性を感じる人はM字ハゲや頭頂部のハゲが嫌われる男性型脱毛症を筆頭に、女性特有のホルモンバランスの乱れによる髪の毛が細くなりボリューム感が無くなる薄毛、さらには、加齢に伴う薄毛や白髪といった悩みもあるかと思います。

治療や進行を遅らせるために育毛剤育毛シャンプーを使用したり、病院を受診して治療するというのは最も端的に改善する手段ということになりますが、それとは別に日常生活で気を付けなければいけないことや食事に何を取り入れれば髪の毛に良いのだろうかと考えて、色々調べているという人もおられるかと思います。

そのような背景のもと、ほとんどのご家庭で冷蔵庫の扉を開くと1本や2本の紙パックがストックされている牛乳の毛髪への影響については、肯定派のサイトもあれば否定派のサイトもあり賛否両論で結局のところどちらなのか分からないといった雰囲気になっています。

正直に申しあげると、牛乳と抜け毛に関する論文は医学系の検索サイトであるPubMedを検索しても出てきませんし、もしかすると、牛乳と抜け毛の関係について研究している人がいるのかどうかも怪しいのではないかと推測されます。

何が言いたいのかというと、牛乳と抜け毛について議論するということは、牛乳に含まれる成分から毛髪に関連する成分をピックアップして解説することしかできない、言い換えるならば、記事を作成する人の意見を発信することはできても科学的根拠のない話しかできないということです。

牛乳は子供のころは背が伸びるようにとよく飲まされた覚えがあります。牛乳が育毛剤の代わりになるとは思いませんが、少しでも足しになるなら意識して飲みたいですね
誰もがそう思うような一般的な食材ですから、牛乳と発毛の関係を解説するサイトが多いのだと思います
でも、肯定する人も否定する人もいて、結局のところどうなんでしょうね?
医学的な根拠がないわけですから「これだっ!」というお話はできませんが、色々なサイトで言われている否定的・肯定的な意見を牛乳の成分から解説することはできると思います。先ずは、牛乳の成分について検証してみましょう

 

牛乳についてどこまで知っていますか?

牛乳を飲んだことが無いという人はいないと思いますが、大人になると牛乳をガブガブ飲むという人は少ないみたいですし、中には、牛乳が嫌い、飲まないという人も多いようです。
子供のころは「骨を強くするため」、「背を伸ばすため」と親に言われて飲んでいても、思春期を超えて体の成長が失速する20歳くらいからはあまり飲まなくなり、骨粗しょう症が心配される高齢者になると、再び、アクティブに飲み始めるというのが牛乳かと思います。

このことからも分かるように、一般的には、牛乳はカルシウムやたんぱく質が豊富な食材であり、骨や筋肉を増やすための栄養素を摂取するための飲料として認識されています。

実際のところ、急速に成長する子牛が母牛から出される生乳だけである程度の大きさまで成長できるわけですから、子牛の成長に必要な炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなど満遍なく含まれています。
人間と牛では必要な栄養素が異なりますので、人間が牛乳だけで十分というわけではありませんが、共通する栄養素も多いはずですので、人の成長補助に牛乳を取り入れることは間違いではありません。

一方、牛乳の摂取が健康に及ぼす影響についても様々な議論があるようで、その一部を以下に紹介します。

  • 1歳未満の乳児に牛乳を与えないように推奨:鉄分・ビタミンE、必須脂肪酸が不十分な割に、たんぱく質、脂肪、ナトリウム、カリウムが乳児が処理しきれない
  • 免疫力の低下による感染症が起こりやすい:女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンが多い
  • ガス、下痢、腹部の膨張感といった問題が生じる可能性がある:牛乳中の炭水化物である乳糖を分解できる腸内細菌が少ない人は乳糖不耐症を起こす可能性がある
  • カルシウム摂取を牛乳に頼りすぎると骨がもろくなる:骨を形成するために必要なマグネシウム、ビタミンD、リンが不足する

必ずしも、体に良いというわけではないみたいですが、毛髪の成長に関する良し悪しについて議論されているという情報は見当たりませんでした。

参照元:ウィッキペディア 牛乳
https://ja.wikipedia.org/wiki/牛乳

子牛は牛乳だけで育つのだから、牛乳が体に害をなすことなんかなくて、成長に良いものだとばかり思っていました
清涼飲料を飲むことを思えば牛乳の方が栄養価は高いとは思いますが、「〇〇に良い」と言われて狂信的に飲むのはやめた方が良いという程度かと思います
話がそれたようですが、肝心の牛乳が毛髪の成長にプラスなのかマイナスなのかという議論はどうなるのでしょうか?
論文や公式発表では報告が無いというだけで、ヘアケアについて紹介しているサイトでは様々な議論があります。ということで、よく言われている意見を見ていくことにしましょう

 

育毛と牛乳の関係を議論するときに話題になる成分を検証!

牛乳はカルシウムが豊富であることは言うまでもありませんが、毛髪との関係を議論する際に挙げられる成分としては、脂肪とカルシウムについてはマイナスの評価が多く、ビタミンB2と成長因子についてはプラスの評価が多くなっています。
また、毛髪の伸長に必要な栄養素であるアミノ酸のもととなるたんぱく質については、牛乳中のたんぱく質が動物性タンパク質であるがゆえにあまり効果が無いという意見を書かれているサイトもありました。

タンパク質:牛乳に含まれるたんぱく質はカゼインと呼ばれる動物性たんぱく質ですが、植物性たんぱく質の方が毛髪に良いので豆乳を飲んだ方が良い
脂質:牛乳に含まれる動物性脂肪は血液をドロドロにするので、毛乳頭に必要な栄養素を十分に送ることができなくなる可能性がある
カルシウム:カルシウムの過剰摂取は育毛に必要な亜鉛などのミネラルの吸収を妨げる
ビタミンB2(リボフラビン):炭水化物、たんぱく質、脂質の代謝を促す作用があり、皮膚、爪および毛髪を含む体に必要なたんぱく質合成に必要な栄養素である。
IGF-1:インスリン様成長因子と呼ばれる成長因子の一つで、体の中で最も活発に分裂すると言われる毛母細胞の分裂を促すことで毛髪の伸長を助長する
これだけを聞くと、そうなのかなぁと思います
悪い言い方をすれば、思ったことをそのまま言っているだけで、詳細な情報をもとに検証しているというわけではないというものもあります
これらの情報を鵜呑みにするのではなく、自分なりに吟味した方が良いということですね
これらの情報の中には、「どんな牛乳を飲むのか?」、「どれだけ飲むのか?」によっては正しいものもありますが、必ずしも当てはまらないというものもあります
それぞれの項目について、考えるべきポイントを教えていただけますか?

 

牛乳に含まれる動物性のたんぱく質では育毛の役に立たないのか?

タンパク質はアミノ酸が結合してできていますが、食事で摂取されたたんぱく質は代謝吸収されてアミノ酸に分解された後に必要とされるたんぱく質の合成に利用されることになります。

毛髪の主成分であるケラチンは少し特殊なたんぱく質で、ジスルフィド結合によってたんぱく質の分子同士を結合させるシスチンというアミノ酸の割合が多くなっており、毛髪の繊維状の構造のもととなっています。
シスチンは2分子のシステインがジスルフィド結合で結合したアミノ酸ですが、システインというアミノ酸は体内ではメチオニンという必須アミノ酸から合成されますが、メチオニンが豊富に含まれる食品というのが牛乳や卵になっています。

何だかややこしい話になりましたが、言い換えるならば、メチオニンの含有量が高い牛乳を摂取すれば、体内でシステインを経由してシスチンが合成されることになりますので、牛乳を飲むことは毛髪をつくるサポートを行うことができるということになります。

参照元:ウィッキペディア システイン
https://ja.wikipedia.org/wiki/システイン

牛乳のたんぱく質が髪の毛を伸長させるために必要なケラチンを生産するための栄養素になりえるというわけですね
そういうことですが、 必要とされるメチオニンというのは牛乳に多いというのは確かなことですが、様々な食材のタンパク質中に含まれているアミノ酸ですので、牛乳だけに頼るのでなくいろいろな食材を食べていれば自然に供給できると思われます
タンパク質は摂った方が良いけれども、牛乳にこだわる必要は無いということですね

 

乳脂肪は毛髪の合成の邪魔をするのか?

動物性脂肪の過剰摂取は血中総脂肪の増加や体脂肪の増加につながりますので、血流悪化や動脈硬化の原因になることもあります。
牛乳に含まれる乳脂肪は肉の脂身と同じように飽和脂肪酸が多くなっていますので、脂肪の種類だけを考えるとあまり良いとは言えません。
しかし、量的な問題を考えると、毛髪の伸長を妨げるほど血流を悪化させるから牛乳は止めた方が良いというほど過分に反応する必要はないのではないかと思います。

牛乳に含まれる乳脂肪の割合は、牛乳100g中に脂肪としては3.8gで、原因と目される飽和脂肪酸は2.33gしかありません。
言い換えるならば、育毛のために1日に1リットルの牛乳を飲んだとしても、摂取される脂肪は38g程度、すなわち、肉の脂を38g摂ったのとあまり変わらないということになります。

日常的に食べる肉の量を考えると、あまり問題にならないような気もします
チリも積もれば山となるということもありますので、牛乳を過剰に飲んだ上に脂ののった肉を食べるとなると話は違ってきますので注意してください。また、乳脂肪が気になるというのであれば、低脂肪乳を利用した方が良いのかもしれません

 

カルシウムで育毛に必要な亜鉛が減るのは大丈夫ですか?

カルシウムの過剰摂取によって亜鉛に代表される他のミネラルの吸収が邪魔されるというのは、カルシウムの過剰摂取によって高カルシウム血症を発症したときのことを言っているのではないかと推測されます。

そもそも、厚生労働省が定める成人のカルシウムの摂取量は、1日に650㎎から800㎎を最低限とし、上限を2,500㎎としています。
牛乳に含まれるカルシウムが100g当たり110㎎ですので、牛乳に換算すると、1日に2リットル以上は飲み過ぎということになります。
また、過剰なカルシウムは便や尿として排出されることを考えると、無茶苦茶な飲み方をしない限りは高カルシウム血症になるということは無さそうです。

参照元:ウィッキペディア カルシウム
https://ja.wikipedia.org/wiki/カルシウム

カルシウムのことは気にしなくても良さそうですね
他の食材から摂取されるカルシウムもありますので一概には言えませんが、カルシウムは水に溶けない状態で排便として排出される割合が多く、むしろ、血中カルシウム濃度が上がりすぎるようであれば病気を疑った方が良いのかもしれません

 

髪の毛にプラス要因とされるビタミンB2やIGF-1はどうでしょうか?

ビタミンB2は毛髪や皮膚を構成するたんぱく質の合成を促す重要なビタミンであり、IGF-1は細胞の分裂を促す形で毛髪の成長を助ける成分です。

特に、ビタミンB2は脂質の代謝・燃焼にも関与しており、血液のサラサラ化にも貢献すると考えられます。
ビタミンB2は牛乳以外では豚・牛・鶏のレバーや海藻に豊富に含まれるビタミンですが、牛乳は比較的摂取しやすいビタミンB2源ということができます。
厚生労働省の定める成人男性の1日の摂取目安量は1.6㎎程度であり、牛乳には100g当たり0.15㎎含まれていますので、牛乳だけで必要量を摂取するとすれば1日に1リットル程度が適量ということになります。

IGF-1はDNAの合成を調節することで細胞の分裂に影響を与える成長因子であり、成長ホルモンを配合した育毛剤であるDeeper3DKIPスカルプヘアエッセンスにも配合されている成長因子です。

IGF-1は生乳に豊富に含まれていることが知られていますが、

  • 熱に弱いポリペプチドであるため牛乳中にはほとんど残っていない
  • 体内では分解されて吸収されるために摂取されたIGF-1は機能しない

という二つの理由から、殺菌して販売されている牛乳では意味がありませんし、仮に、残っていたとしても牛乳に含まれる豊富なたんぱく質同様分解されて、毛髪のアミノ酸源となることはあってもIGF-1として育毛に関係することは無いと考えられます。

参照元:わかさの秘密 ビタミンB2
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/vitamin-b2/
参照元:ウィッキペディア インスリン様成長因子
https://ja.wikipedia.org/wiki/インスリン様成長因子

牛乳に髪の毛を増やす効果がるとすればビタミンB2とたんぱく質が有効に働くということですね
ビタミンB2とたんぱく質摂取という意味では1日に1リットル程度を目安にすればよいと思いますし、その程度であれば牛乳と薄毛予防の関係に否定的な人の意見についても問題ない量かと思います
牛乳は手軽に摂取できるというメリットもありますし、毎日飲むように生活に取り入れてみようかな
でも、最も大切なことはいろいろな食材をバランスよく摂取することで、薄毛だけでなく健康対策にもなりますので、牛乳の過剰摂取は気を付けてください

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