私は「牡蠣フライ」が大好物です。ただ、牡蠣は好みが分かれる食べ物の一つで、どうしても食べられないという友人もいました。

しかし、もし牡蠣が髪に良い食べ物だと知ったら、頑張って食べてみようと思うのではないかと思います。

そこで、牡蠣が髪の毛とどのように関係するのかを説明していきます。

豊富な「亜鉛」

牡蠣が抜け毛対策に有効なのは、豊富に含まれている「亜鉛」によるものです。

亜鉛はミネラルの一種であり、現代の食生活において不足しやすい栄養のひとつでもあります。その働きは「タンパク質の合成を助ける」ことです。

私たちの髪の毛は、体の一部として同様にタンパク質で構成されています。そのため、太くしっかりとした髪の毛を育てるためにはタンパク質は欠かせません。

しかし、タンパク質があれば自動的に髪の毛になるというわけではありません。タンパク質を合成して髪の毛にするためには亜鉛が欠かせないのです。

いくらタンパク質という材料があったとしても、それを加工するための道具とも言うべき亜鉛が不足していては髪の毛を育むことはできません。

牡蠣は、一般的な食材の中ではダントツの亜鉛含有量を誇り、次点の「豚レバー」に比べて倍ほどの含有量を誇ります。ただし、牡蠣そのものにはタンパク質はほとんど含まれていないので、他の食品でタンパク質を補給する必要があります。ちなみに、炭水化物と脂質も少なく、カロリーの少ない食材でもあります。

 

貧血の予防

牡蠣には、亜鉛の他にも「ビタミンB12」や「銅」といった栄養も豊富に含まれています。

これらの栄養は「貧血」の予防に効果的です。

一般的に貧血と聞くと「鉄分」の欠乏を想い浮かべる人が多いかと思いますが、これらの栄養が不足しても貧血を起こしてしまいます。貧血になると正常に髪の毛を成長させることができなくなり、抜け毛の原因となります。

どちらの栄養も全食品の中で10番代の順位を誇る含有量であり、効率よく摂取することができます。ただし、「鉄分」はそこまで多く含まれていないので注意してください。

 

抗酸化物質「セレン」

牡蠣には、ミネラルの一種である「セレン」が多く含まれています。あまり馴染みのない名前かと思いますが、セレンにはビタミンEと同様に「抗酸化作用」があり、体内の活性酸素の除去に役立ちます。

厳密に言えば、活性酸素を除去する「抗酸化酵素」の合成に必要な栄養です。活性酸素によって頭皮の細胞や血管の細胞が酸化させられると、抜け毛の原因になります。

また、セレンには免疫力を高める効果もあります。体を健康に保つ効果が高く、髪の毛にとっても体が健康であることは良いことです。

 

亜鉛を摂取する上での注意点

牡蠣の魅力は、豊富に含まれている亜鉛です。しかし、牡蠣で亜鉛を摂取しようと考えているのであれば注意点があります。

それは、亜鉛には「過剰症」があるということです。過剰症は、過剰な摂取によって体に外を及ぼすことで、亜鉛の場合は「銅や鉄の吸収阻害」や「急性中毒」といった症状が見られます。

亜鉛の過剰摂取量は1日あたり35mg(女性の場合、男性の場合は40~45mg)で、牡蠣は100gあたり13g以上が含まれています。毎日300gの牡蠣を食べない限り過剰症にはならない数値ですが、亜鉛は他の食材にも多く含まれています。最も気をつけなければならないのは「サプリメント」です。

 亜鉛は「マルチミネラル」のサプリメントに配合されているだけでなく、単体でも販売されています。単体の場合は商品によっては1粒だけで1日の摂取量を大きく上回る量を摂取することになります。

これに加えて牡蠣やその他の亜鉛を多く含む食材を食べ続けていたら慢性的な亜鉛過剰症に陥る危険性が高いです。

牡蠣は毎日食べるような食材ではないとは思いますが、この点には注意しておきましょう。

 

まとめ

牡蠣にはタンパク質の合成に必要な「亜鉛」が豊富に含まれています。

また、貧血の予防や活性酸素の除去といった効果を持つ栄養も多く含まれています。

ただし、亜鉛の過剰症には注意が必要です。