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  • ポリフェノールが薄毛に効果ありと考えられている理由 !活性酸素が毛髪や頭皮に及ぼす影響を徹底解説!
ポリフェノールと言えば、言わずと知れた、代表的な抗酸化活性のある物質であり、いつの頃からか爆発的なブームとなって、ワインに含まれるポリフェノール、ウーロン茶に含まれるウーロン茶ポリフェノール、チョコレートのカカオポリフェノールなど、話題に上るたびに妄執的に口にする人が増えるというのも聞きなれた話です。それほどポリフェノールの健康効果が一般の方に認知されているわけですが、育毛においてもポリフェノールは重要な物質ということはご存知でしょうか?

ポリフェノールを代表する物質は、

  • 赤ワインの赤い色のもととなるアントシアニン
  • チョコレートのにほろ苦さに関係するカカオポリフェノール
  • ウーロン茶の渋味に関与するウーロン茶ポリフェノール

くらいは誰でも一度は聞いたことがあるかと思いますし、ちょっと知識のある人ならば、

  • 緑茶の茶カテキン
  • 渋柿のタンニン

などもポリフェノールの一種であることぐらいはご存知かと思います。

そして、ポリフェノールという一連の物質には、抗酸化活性、すなわち、活性酸素を中和して様々な物質が酸化によって変性してしまうのを防ぐ効果がありますが、それがどうのようなメカニズムで健康に影響を与えるのか?、ましてや、育毛に有効であると考えられる理由までは知らないという人も多いかと思います。

ちなみに、抗酸化活性のある身近な物質にビタミンCがありますが、主婦の方ならご存知のように、リンゴの切り口に薄めたレモン汁を塗っておくと酸化によって起こるリンゴの変色を防ぐことができるというのもビタミンCの働きによるものです。

話がそれましたが、育毛剤や育毛シャンプーの公式サイトに入って見てみると、「抗酸化活性のある〇〇〇が頭皮を健康に・・・」などと書かれているのをよく見ますが、「抗酸化活性が育毛に何の関係があるのか?」「抗酸化活性のある物質は口から入れるものであって塗布する育毛剤でどんな働きがあるのか?」などの情報を把握することで、目的とする育毛剤に対する理解も深まるのではないかと思います。

ポリフェノールというのは特定の物質の名称ではないのですか?
フェノールと呼ばれる化学構造をたくさん含んでいれば、どんな物質でもポリフェノールということになります。フェノールが含まれているという意味では化学構造的には似ていると言えるのかもしれませんし、抗酸化活性という意味では共通している機能もあります
皆さんがよく知っているポリフェノールというと茶葉、果物、野菜などの植物ばかりのように感じますが・・・?
多かれ少なかれほとんどの植物が持っている細胞増殖や活性化を補助する植物特有の物質です。苦みや渋味のある物質が多く、動くことができない植物が動物や鳥から身を守るための自己防衛物質であるという説もあるようです

 

ポリフェノールとは?

ポリフェノールは化学構造の中に複数のフェノール系のヒドロキシル基(-OH)を持つフィトケミカル、あるいは、ファイトケミカルと呼ばれる植物性生理活性物質であり、ポリフェノールに存在するヒドロキシル基が活性酸素や酸素と反応しやすいことから抗酸化活性物質と呼ばれるようになりました。

ボルドー大学(フランス)のセルジュ・レヌー氏が赤ワインに豊富に含まれるポリフェノールの摂取によって、ポリフェノールが持つ抗酸化活性が動脈硬化や脳梗塞のリスクを低下させることを発表したことから、爆発的なポリフェノールブームが始まり、様々なポリフェノールが注目されるようになりました。

どんなポリフェノールでも抗酸化活性があることになりますが、抗酸化力の程度や吸収性の違い、あるいは、作用する場所の違いなどによって、それぞれの物質に特有の健康効果もあることが研究されています。

ポリフェノールに属する代表的な物質とそれぞれの抗酸化活性以外の効果

<フラボノイド>

  • カテキン: ワイン、茶、リンゴ、ブルーベリーに多く含まれる渋味成分であり、殺菌作用、血中コレステロール低下作用、高血圧予防効果がある。ウーロン茶ポリフェノールはカテキンが重合した物質と言われています。
  • アントシアニン: ブドウの実皮やムラサキイモ、ブルーベリー、などの赤紫色も色素。肝機能の向上を助け、疲れ目の解消などにも効果的と言われる。
  • プロアントシアニジン:アカシア樹皮エキス、ブドウ種子エキス、マツエキス、ワインに含まれており、血中糖濃度の上昇、動脈硬化を抑制する
  • タンニン: 茶、赤ワイン、柿などの渋味成分。カテキン同様、殺菌効果があいます。
  • ルチン:そばに含まれるビタミンP様物質の一種で、血管拡張作用があります。
  • ヘスペリジン:温州ミカンなどの柑橘系の果皮に含まれるビタミンP様物質で、ルチンと同じ血管拡張作用があります
  • イソフラボン: 大豆などの豆類に豊富に含まれる体内で女性ホルモン(エストロゲン)と同様の働きをします。
  • カカオポリフェノール:カテキンと似たような構造を持つ物質の集合体と推測されており、メタボリックシンドロームの予防効果があると言われています。

<フェノール酸 >

  • クロロゲン酸:コーヒーに多く含まれ、血糖値の上昇を抑える脂質や糖質の化器、代謝性疾患を改善する作用がある。
  • エラグ酸:イチゴなどに含まれており、化粧品に使用される美白成分です。
  • セサミン:ゴマに多く含まれるており、セサミンには肝機能の改善効果があるとされています。
  • クルクミン :ウコンに多く含まれる抗炎症成分で、肝機能を増進させる成分として飲みすぎ。
  • クマリン: サクラの葉、シナモン、パセリ、モモ、柑橘類に多く含まれる抗菌作用や抗血液凝集作用があります。

参照元:ウィッキペディア ポリフェノール

ポリフェノールを含む食品は赤ワイン、緑茶、ウーロン茶、チョコレートだけではないのですね。加えて、同じポリフェノールでも、物質によって色々な健康効果があるのにも驚きました
ポリフェノールと一言で言っても、大きな分子のものから小さな分子のものまでいろいろあって、吸収力や抗酸化物質として働く場所が異なっているので特有の健康効果を発揮するのではないかと推測されます
そう言えば、今まで見てきた育毛剤にエキスとして配合されている素材もいくつか見受けられますが、ポリフェノールの抗酸化活性というのは口から入れて効果のあるものだとばかり思っていましたが、育毛剤に抗酸化活性のあるポリフェノールを配合するのにはどんな意味があるのでしょうか?
抗酸化活性というのは体内でなくても皮膚や頭皮の表面でも機能することができますし、ポリフェノールが頭皮から吸収されることで、頭皮を活性酸素から守る効果も期待されます
活性酸素が頭皮に悪影響するようなこともよく言われているみたいですが、普通に暮らしていても活性酸素が頭皮を攻撃するようなことがあるのですか?
活性酸素の影響で頭皮の弾力性が低下して硬くなることもありますが、頭皮で起こっている炎症というのも活性酸素の影響によって起こります。実は、紫外線の悪影響というのも活性酸素が関係しています。活性酸素が頭皮に与える影響について検証しましょう

 

活性酸素が頭皮や毛髪に与える影響

活性酸素というのは高い反応性があり、血液中に侵入すれば血中コレステロールを過酸化コレステローのに変換し、血管内壁に付着することによって動脈硬化を引き起こしますし、細胞内に侵入すると遺伝子にダメージを与えることで細胞の癌化が起こる可能性もありますし、たんぱく質を変性・分解することで細胞や組織にダメージを与える可能性もあります。


以上のように、活性酸素が健康や疾患の危険因子であり、時には、命に関わるような病気を引き起こす原因になるということもあることから、注目度が高くなっているというわけです。

体内における活性酸素と病気に関係については他のサイトに任せるとして、ここでは、活性酸素が皮膚、特に、頭皮にどのように影響を与えているのかについて見ていきたいと思います。

抜け毛や薄毛を引き起こす頭皮環境の悪化に及ぼす活性酸素の影響には、紫外線による外的因子と免疫細胞が関係する内的因子の二つに分けることができます。

外的因子:紫外線が細胞内に侵入することで、紫外線のエネルギーによって活性酸素が発生することが知られています。紫外線を浴びすぎると皮膚がんになるリスクが上がると言われる理由も紫外線によって発生する活性酸素が影響しています。

内的因子:好中球やマクロファージなどの免疫細胞は、体内に侵入してきた、あるいは、侵入しようとしている微生物や古い角質層などの頭皮についたたんぱく質の汚れを異物と認識して補足し、補足した異物を変性・分解する際のアイテムとして過酸化水素という活性酸素を利用しています。

参照元:ウィッキペディア 活性酸素

 

紫外線によって発生する活性酸素が髪の毛や頭皮にお及ぼす影響

頭部は人の体の中で最も紫外線を浴びやすい場所であり、間違いなく紫外線を浴びている髪の毛だけでなく頭皮も紫外線の影響が全く無いということはありません。
髪の毛に覆われている頭皮への紫外線の影響は無いと思っている人もおられるようですが、日陰に居ても日焼けが起こるように、量が少なくなることはあっても紫外線の頭皮への影響は多かれ少なかれ起こっているというわけです。

紫外線の活性酸素が毛髪や頭皮に及ぼす影響


髪の毛に紫外線が浴びせられると、キューティクルやキューティクルを接着している細胞間脂質(細胞間複合体)を酸化し、髪の毛が乾燥しやすくなります。また、紫外線が髪の毛の奥に侵入して髪の毛のメラニン色素が酸化されることによって髪の毛が褐色に色褪せてくるということもありますし、徐々にではありますが、ケラチンが酸化分解されることによって髪の毛の強度も低下してくくることになります。

紫外線の活性酸素が頭皮に及ぼす影響


波長の短い紫外線は頭皮の奥の方まで侵入でき、角質層から侵入した紫外線は角質細胞を接着している細胞間脂質や角質層の下にあるコラーゲンやエラスチンといったたんぱく質を変性させ、頭皮のハリツヤを低下させる頭皮が硬くなるとともに、角質層の乱れに伴う水分の蒸発が起こりやすくなります。

紫外線が毛髪や頭皮に与える影響については、以下の関連記事にて詳細を解説しております。

関連記事:紫外線が髪の毛と頭皮に及ぼす悪影響とは?!紫外線対策は何月から?どうやって?

 

免疫システムで発生する活性酸素によって起こる頭皮の炎症!

フケが増えて頭がかゆいという現象は、頭皮の皮脂に付着した古くなって剥がれた角質層や皮脂を栄養源とすることができる頭皮の常在菌、分解された皮脂に群がる細菌などを異物として認識し、排除するために働く人が持っている防御システムによって起こっています。

汚れや細菌を異物として認識した好中球やマクロファージと呼ばれる免疫細胞は、異物を包み込んで分解・殺菌するために過酸化水素という活性酸素を利用します。活性酸素は異物にだけ作用するのでなく異物の周辺にある正常な細胞や組織にダメージを与えることにより起こるのが炎症であり、かゆみの原因というわけです。
もちろん、異物が無くなれば、使った(Superoxide dismutase)という活性酸素を分解するための酵素を分泌させて、要らなくなった過酸化水素を排除するシステムもあります。
しかしながら、加齢や乱れた生活習慣によって代謝機能が低下するとSODの生産能力も低下し活性酸素がなかなか除去されないために炎症の範囲が広がります。

異物の周りにある正常な細胞や表皮のハリツヤを保つために重要なコラーゲンやエラスチンといったたんぱく質や角質細胞をつなぐ細胞間脂質の分解が進み、頭皮が硬くなり保水力も低下し、頭皮環境が悪化してくるというわけです。

活性酸素は頭皮の内外から頭皮のハリツヤを奪い乾燥させせてしまうというわけですね。髪の毛の色褪せも紫外線が産み出す活性酸素の影響によって起こっているのですね
免疫システムによって発生する活性酸素については、正常な代謝能力があれば、原因となる異物が無くなれば炎症は一過性のもので終わりますが、SOD活性が低下している状態や炎症が拡散している状態では外部からポリフェノールのような抗酸化活性の高い物質を供給することが必要になるというわけです
代謝能力が正常であれば、紫外線によって発生する活性酸素を除去するためにSODが働くということはあるのでしょうか?
もちろん、対応はしているのでしょうが、抜け毛や薄毛に悩んでいる方、特に、フケ・かゆみが酷いという方はSOD活性が正常でない、あるいは、自身の力で間に合わないほど炎症が拡大している状態です
だから、足りないSOD活性を補うことで頭皮環境を改善するために、育毛シャンプーや育毛剤にポリフェノールを配合するのですね
テキストが入ります

関連記事:ビタブリッドCはビタミンCの扱いは評価できても育毛効果は評価できない

 

ポリフェノールを育毛剤に配合する理由を総括

髪の毛や頭皮は、紫外線や免疫システムによって発生する活性酸素によってダメージを受けるリスクにさらされています。
過剰な皮脂や皮脂に付着した古い角質層や細菌をきれいに洗い流すシャンプーも大切ですが、汚れによって起こっている頭皮の炎症を速やかに解消し、育毛剤に配合されている頭皮ケア成分を頭皮に供給・浸透させることによって抜け毛の進行を抑制することは育毛において大切になってきます。

ポリフェノールは抗酸化活性物質を代表するような天然の植物由来成分ですので、副作用のリスクも低く安心して使用することができる抗炎症作用が期待できる物質です。

洗ってもフケ・かゆみが治まらない」、「髪の毛がべたついてい湿ったフケが・・・」、「昨晩洗ったはずなのに、昼になったら頭がかゆくて・・・」といった方は、炎症が拡大して慢性化している可能性もあります。
そんな方は、過剰な洗浄によってより頭皮環境が悪化するということもありますので、育毛シャンプーや育毛剤を選ぶ際に抗酸化力の強いポリフェノールを配合したものを選んで、頭皮と髪の毛を活性酸素から守るようにすることは育毛にとって有効である可能性が高いと考えられます。

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