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  • 薄毛改善のための亜鉛摂取はよく考えて!摂りすぎ注意!
亜鉛は必須ミネラル、すなわち、人が生きていく上で必要不可欠なミネラルの一つであり、男性型脱毛症(AGA)の進行を抑えることができるミネラルとしても知られています。通常の食生活で過剰になることはありませんが、薄毛に効果があるからといって狂信的に育毛サプリメントを摂取すると様々な健康障害を引き起こすリスクもあるということは知っておく必要があります

人の体内には様々なミネラルが存在しますが、亜鉛は鉄の次に多い微量元素であり、体重1kgあたり平均値で32.9㎎の亜鉛を体内に保有していると言われています。

鉄は体に酸素を運ぶ上で重要なミネラルであることはほとんどの人が知っていますが、亜鉛の働きというのは案外知られていないというのが現状かと思います。
むしろ、鉛などの重金属などと混同して、亜鉛や銅などのミネラルは体に取り入れるのは危ないのではないかと考える人もいるくらいです。

さて、亜鉛は必須ミネラルですので不足すると薄毛だけでなく様々な健康トラブルが起こる可能性がありますので、排出されてしまう分を食事で補う必要があります。
通常の食事で過剰になるということはありませんが、亜鉛を高含有している様々なサプリメントを複数食べていたりより強い効果を期待して育毛サプリを過剰に摂取したりすると過剰症を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

確かに、育毛サプリや精力増強サプリで亜鉛を含有している商品はたくさんありますし、商品の公式サイトには配合されている量をアピールするような言葉をよく見かけます
ところが、ほとんどの人が、亜鉛の働きどころか一日に摂取する必要量や欠乏症・過剰症のことなど知らないという人がほとんどですサプリで
そう言われると、育毛や精力増強に良いからということで、漠然と利用していますね
でも、亜鉛を摂取するのであれば、亜鉛にどんな働きが期待できるのか、足りないとき、あるいは、摂りすぎたときにどんなことが起こる可能性があるのかということは知っておいた方が良いです

 

体内での亜鉛の働きとは?

人の体内で様々な代謝反応を促進する酵素の中には、1分子、あるいは、2分子の金属イオンが結合することで力を発揮する金属酵素と呼ばれる酵素が存在します。
亜鉛も金属酵素に取り込まれる金属イオンの一つで、200種類を超える酵素の活性を支えています。

例えば、アルコールの分解に関与するアルコールデヒドロゲナーゼという酵素やDNA(デオキシリボ核酸、遺伝子)の複製に関与するDNAポリメラーゼも亜鉛を活性中心に持つ金属酵素です。

DNAポリメラーゼは細胞分裂を行うために重要な酵素であり、細胞分裂が頻繁に行われるような部位ではDNAポリメラーゼの機能が低下すると機能が低下してくることになり、毛髪の成長にとっても重要な酵素の一つと言えると考えられます。

体内における亜鉛の働き

  • 味覚を正常に保つ
  • 成長促進
  • 頭皮や毛髪の細胞の更新
  • 生殖機能の維持
  • アルコールの分解・代謝の促進

上記だけでなく、骨や筋肉など破壊と新生を繰り返すような組織に非常に多く、他にも、 眼球、肝臓、腎臓、前立腺、脾臓など頻繁な細胞分裂が必要な組織では亜鉛の存在が確認されているということです。

参照元:ウィッキペディア 亜鉛
https://ja.wikipedia.org/wiki/亜鉛

亜鉛は細胞の分裂を促す効果があるから必須ミネラルと言われているわけですね
細胞分裂が無い組織はありませんし、損傷の修復という意味でも亜鉛の存在は大きいですね
そういうことになると、亜鉛が不足すると大変なことになりそうですね

 

亜鉛の摂取目安量はどのくらい?

亜鉛は食品で摂るしかないわけですが、人の体の中には体重1㎏あたり32.9㎎前後は存在しており、便、尿、汗などで排出される量を常に補充する必要があります。
厚生労働省が公開している「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要 」によると、1日の摂取目安量は成人男性で10㎎、成人女性で8㎎ということです。
一方、生命維持に必要とされる亜鉛であっても、排出される亜鉛量を大幅に超える量の亜鉛を摂取するようなことがあると、過剰症といって健康トラブルを起こすことになります。
「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要 」によると、耐容上限量としては成人男性で40~45㎎、成人女性で35㎎とされています。

亜鉛含有量の高い食品として有名なカキやレバーでも100gあたり20㎎以下ですので、通常の食生活において不足することはあっても過剰摂取という問題は無さそうです。
亜鉛高含有のサプリメントであっても用法容量を守る限りは耐容上限を超えるようなことは無いように設計されていますが、育毛サプリと精力増強サプリといった具合に、複数の亜鉛含有サプリメントを利用している場合、総量でどの程度になるのかということはを把握しておくことをおススメします。

水に溶けているような成分は腸で吸収されることなく排出されてしまうこともあるくらいで、過剰になるようなことは無いのかと思ってました
サプリメントを開発している人は食生活を配慮して摂取目安量を考えているはずですが、食品ですので用法容量という範疇が無く、妄信的に摂取されると過剰摂取が起こってしまうこともあるかもしれません。特に、精力増強サプリでは育毛サプリ以上に亜鉛の影響が大きいので、組み合わせて飲むことで排出が間に合わないほどの過剰摂取というのは起こり得るかもしれません

 

亜鉛の不足は何が起こる?

日常的な食生活で不足することの多い亜鉛ですが、多くの代謝酵素に亜鉛が関係している以上、不足すると様々な代謝トラブルが起こります。
亜鉛不足で起こる細胞分裂能力の低下は深刻で、先にご紹介させていただいた「体内における亜鉛の働き」の各項目が障害を受けることになります。
細胞分裂の活発な骨、筋肉、皮膚(頭皮)、毛根のような領域での影響力は特に大きく、亜鉛不足の影響が速やかに現れてくる組織のようです。

ちなみに、亜鉛が5αリダクターゼを阻害して男性型脱毛症(AGA)の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の増加を抑制するというような解説をしているサイトが目立ちますが、科学的な根拠は見つかりませんでした。
むしろ、亜鉛を摂取することによって細胞分裂や代謝が底上げされることにより加齢に伴うテストステロンの減少が緩和され、DHTに変換する必要性が減少したことによると考えるのが妥当かと思われます。

さらに、亜鉛の摂取は毛髪の8割を占める主成分であるケラチンというたんぱく質の合成を促進し、コシ・ハリのある髪の毛を育むことも言われています。

亜鉛が加齢に伴う代謝能力の低下を補うということならば、亜鉛を高含有した育毛サプリは男性だけでなく女性にも効果がありそうです
男女兼用の育毛サプリが多いですし、白髪対策の育毛サプリにも亜鉛が含有されているようです

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そんなによいこと尽くしで、育毛だけでなく、代謝能力が底上げされるということであれば、欲が出て多めに飲んでしまいそうです
それは少し危険な考え方です。先に申し上げたように、亜鉛は必須ミネラルですが、適正量を極端に超えると薄毛を進行させることもあるかもしれません

 

亜鉛の過剰摂取は薄毛を進行させるかも?!

亜鉛の摂取量に上限が設定されていることからも分かるように、過剰摂取によって起こる急性亜鉛中毒という過剰症もありますし、慢性的にサプリの摂り過ぎを続けていると、他の必須ミネラルである鉄や銅の吸収を低下させる危険性もあります。

亜鉛の過剰症

  • 急性亜鉛中毒:胃障害、吐き気やめまいが報告されています。
  • 慢性亜鉛中毒:貧血、免疫障害、神経症状、下痢、善玉コレステロール値の低下

過剰症の症状はこの辺がメジャーですが、慢性亜鉛中毒によって血行不良が起こり毛髪の成長が制限され、成長途上にある毛髪が抜けてしまうヘアサイクルの乱れが生じることもあります。

亜鉛に限らず、どんなに体に良いものでも「ほどほど」というのが大切ということですね
そうです。少なからず多からずということで、育毛サプリは長期にわたって使用するため、利用しているサプリメントに亜鉛含有量の記載が無ければメーカーに問い合わせるくらいの慎重さが大切です。加えて、適正量を効率的に吸収できるように心がけることも重要です

 

亜鉛の吸収率を下げる摂り方と上げる摂り方は?

亜鉛を含むサプリで育毛効果が体感できた人は、さらなる効果を期待するのであれば、亜鉛の吸収を抑制するような食材を避けて、逆に、吸収効率をアップさせる摂り方を心掛けることで体感力のアップも可能かもしれません。

亜鉛はもともと吸収率が低いミネラルであり、摂取したうちの30%程度しか吸収されることが無いと言われていますし、加齢とともに吸収率も低下するとも言われています。

亜鉛は小腸で体内に吸収されますが、亜鉛が摂取した食材に吸着したり、結合して水に溶けにくい物質に変化してしまうことで、吸収されずに小腸を通過してしまうことになります。

亜鉛の吸収率を下げる食品成分

  • 食物繊維:亜鉛に限らず水溶性のミネラルを水分と共に保持する
  • シュウ酸、フィチン酸、ポリリン酸:黄緑色野菜に含まれるシュウ酸、豆類や穀類に豊富なフィチン酸、インスタント食品によく使用されるポリリン酸は亜鉛と結合して不溶化させる
  • カルシウム:カルシウムが不溶化する際に亜鉛を巻き込んでしまう
  • :亜鉛と腸管吸収システムを共有しているため、銅の過剰摂取が亜鉛の吸収を妨げる

日常的によく食べる食材が亜鉛の吸収を妨げているということですが、亜鉛の吸収を優先してこれらの食材を食べないということを意味するのではなくバランスを考えることが大切です。

一方、一度不溶化してしまった亜鉛を水に溶ける状態に戻す成分もありますので、それらを同時に食べることで亜鉛の吸収率を上げることも可能です。

亜鉛の吸収率を上げる食品成分

  • 動物性たんぱく質
  • クエン酸、ビタミンC:キレート錯体という化学構造を形成し、亜鉛を補足して水溶性にする。フィチン酸と結合して不溶化した亜鉛の不溶性を低下させる効果もあります
  • 乳糖

肉、魚、貝類など動物性の食品の中にある亜鉛は、効率よく吸収されることでよく知られていますし、亜鉛はビタミンCとの併用でも吸収率が上がります。

亜鉛の吸収を上げるも下げるも食べ合わせ次第ですね
亜鉛が豊富な牡蠣を食べるときにレモン汁をかける食べ方というのは、亜鉛の吸収という意味でも理に叶った食べ方です
牛乳なんかは、亜鉛の吸収を促す動物性たんぱくや乳糖を含みながらも、カルシウムのような逆効果の成分も豊富で、微妙ですね
でも、もともと母牛が子牛を育てるための分泌物ですので、亜鉛も含めた各栄養素の吸収率が良いようにできているはずです。亜鉛の吸収を妨げる成分もあればアップさせる成分もありますので、亜鉛の吸収だけを考えれば、食べ合わせは大切ということです
摂取するタイミングも大切になってきませんか?
良いところに気付きましたね(笑)亜鉛の吸収率アップにこだわり過ぎていると、髪の毛が増えても不健康になって、最終的には薄毛になるということもあるかもしれません。空腹時に亜鉛サプリを摂取すれば亜鉛がしっかり吸収されます。そのあとに食事を摂れば、様々な栄養素をバランスよく食べながら、亜鉛をしっかり吸収することもできます