薬用アデノゲンEXは、資生堂から元々販売されていたアデノゲンをリニューアルして2015年に発売されました。

ところが、色々な育毛剤おすすめサイトを見ると、薬用アデノゲンEXに対する評価があまり高くありませんでした。

この理由を調べてみると、AGAの最大原因物質である男性ホルモン:DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する物質が、薬用アデノゲンEXには入っていないことが原因のようです。

この記事では、評判がイマイチな理由を詳しく分析し、本当に効果が見込めないかを確認していきました。

 

薬用アデノゲンEXの主成分アデノシンはAGA治療ガイドラインではC1ランク

薬用アデノゲンEXの主成分はアデノシンというものです。

日本皮膚科学会と毛髪. 科学研究会(SHSR)が公表しているAGA治療ガイドラインによると、アデノシンはC1ランクと定義されています。

C1ランクとは「使うことを考慮してもいいが、十分な根拠がない」というものですが、これを根拠に「薬用アデノゲンEXはイマイチ」としているサイトが多いです。

さらに、男性ホルモン:DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する物質が入っていないことから、薬用アデノゲンEXの評価がよりいっそう低くされているケースが目立ちます。

 

何故、資生堂は男性ホルモンを抑える成分を入れなかったのか?

薬用アデノゲンEXを

  • 主成分アデノシンのランクが低く
  • 男性ホルモンを抑制する物質が入っていない

ということで低評価されがちな薬用アデノゲンEXですが、本当に効果は見込めないのでしょうか?

 

薬用アデノゲンEXの製造元である資生堂は、毛髪の最先端治療と言われる再生治療法に取り組んでおり、近年中に市場にお目見えすることも決まっています。

この研究を行っている真っ最中の平成15年に薬用アデノゲンEXはリニューアルされていますので「資生堂がAGAの最大原因物質といわれるDHTの存在を知らないはずはない」ということは、火を見るよりも明らかです。

よって、資生堂は意図的に男性ホルモンを抑える成分を入れていない、と想像できます

 

一方で、薬用アデノゲンEXにはアデノシン意外には新たに2つの成分が含められています。

もし、これらの成分が男性ホルモンを抑える成分がないほど強力な成分、あるいは組み合わせであれば、薬用アデノゲンEXに男性ホルモンを抑える成分が入っていなくても効果が見込める。と考えられます。

参考:資生堂の毛髪医療研究の詳細

http://www.asahi.com/articles/ASJ2T4SQYJ2TULFA016.html

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000005794.html

 

C1ランクと評価されるアデノシンについて考察

アデノシンはDNAの構成成分です。私たちの体内にも存在しており、髪を構成する要素でもあります。

薬用アデノゲンEXは、アデノシンを頭皮内に吸収させることで育毛効果を出すように作られた育毛剤です。

資生堂はアデノシンの育毛効果を大きく3つに分類しています。

 

FGF-7という発毛促進因子の生成

生体内のアデノシンの量を増やして毛母細胞を刺激し、FGF-7の生成を促します。

ヘアサイクルの中で成長期の部分を延長させる

毛が退行期に入るのを遅らせ、成長期に長く、留まることができるようにして毛包のミニチュア化を防ぎます。

血流を促進する

血管が拡張して血流が良くなり、酸素や栄養素を毛母細胞などに届けやすくります。

 

 

パナックスジンセンエキスとソフォラ抽出エキス

アデノシンはリニューアル前のアデノゲンにも入っていましたが、リニューアルされるときに以下の2成分が新たに加えられました。

  • パナックスジンセンエキス
  • ソフォラ抽出エキス

リニューアルされた薬用アデノゲンEXが、リニューアルされる前よりも育毛効果が上がるかどうかは、新たに加えられた2成分がどのようにアデノシンの育毛効果をサポートしているかで決まります。

この2成分は効果を上げる決め手になるでしょうか?

 

パナックスジンセンエキス

adenoex-2

いわゆる高麗人参のことです。

パナックスジンセンエキスにはたくさんの効能があり、健康維持のためにサプリメントとして摂っておられる人も多いと思います。

育毛剤でのニンジンエキスの使用はたくさんの効能がある中で、血行促進が目的であることは誰でもわかります。

 

ソフォラ抽出エキス

観葉植物として親しまれているソフォラの根から抽出されたエキスです。

薬用アデノゲンEXの公式サイトによると、「毛乳頭細胞の活性化を促すための栄養促進」とあります。

ということは、増毛効果を促進するために毛乳頭細胞にせっせと栄養を運ぶ、つまり、血行を促す効果があるということになります。

 

2成分の考察

この二つの成分はまったく違いますが、効能は似ているということになるのでしょうか?

あるサイトでは、ソフォラ抽出エキスをアデノシンと同様の毛母細胞の活性化という部類に入れてありました。

この成分についての情報はあまりなく、他の育毛剤でこの成分を使用しているのは資生堂以外見当たりません。

そこで予測するしかないのですが、おそらくソファラ抽出エキスは血流を促進して、栄養を毛乳頭のほうに送り届ける結果、細胞を活性化させるということなのかもしれません。

つまり、間接的に細胞活性化ということで、アデノシンのように直に増殖因子を生成する力はないと考えます。

 

ある意味、薬用アデノゲンEXに対する批判は当然かも

あちこちで「期待できない」「効果がない」などと言われているので、それに反発しようと少しでもいいものはないかと考えたり、調べてみました。

しかし、「あちこち」の意見も「あり」かなと思いました。

資生堂のこれから世に出ていく研究の素晴らしさを考え、資生堂ならではのいいものが薬用アデノゲンEXにもあるはずと考えてきましたが…

新たに加えられた2成分の育毛に対する効果は、理論的にもインパクトがありません。

リアップX5プラスがAGAの最大原因物質であるDHTを抑える成分がなくても発毛効果ありと言えるのは、成分がAGA治療ガイドラインの推奨度Aランク属するミノキシジルだからこそです。

アデノシンはC1の「行うことを考慮してもいいが、十分な根拠がない」というランクですから、せめて何か男性ホルモンを抑えようとする物質を入れて、育毛効果を補強したほうがいいのではと思います。

 

まとめ

あまり評判が良くなかった薬用アデノゲンEX

資生堂が出している製品ということで、他の育毛剤を上回るポイントを探してみましたが、特に見あたりませんでした。

ちょっと、この育毛剤に関しては肩透かしをくらった感じですが、近年中に資生堂の再生医療(脱毛治療)が患者さんにも施行されるという段階に入っていることに、今後より期待できる製品が発売されることを期待しています。