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  • カロヤンシリーズの発毛促進剤を成分から徹底解析!中心になるのはカロヤンプログレ?
「カロヤン」といえば、育毛剤・発毛剤に興味のない人でも聞いたことぐらいはある、大手製薬会社の第一三共株式会社の第一三共ヘルスケア株式会社という関連会社が製造販売している発毛促進剤のシリーズ名です。シリーズ名と申し上げたのは、「カロヤン」という名称に続く一番最初に頭に浮かぶのがカロヤンガッシュという人が多いかもしれませんが、現在は、発毛促進剤だけで8種類、薬用シャンプー・コンディショナーで3種類、育毛剤で3種類の製品があります。
今回は、発毛促進剤・育毛剤について分析してみようと思います。

カロヤンシリーズの製造販売元である第一三共ヘルスケア株式会社は、ドラッグストアやコンビニなどで対面で販売されるOTC医薬品(対面販売医薬品)によるセルフメディケーションを通じて人々の美容と健康を維持するQOL向上に貢献するために、製品開発力・マーケティング力を活かす会社です。
そんな、第一三共ヘルスケア株式会社が販売しているカロヤンシリーズは、年配の方ならば「抜け始めて分かる、髪はなが~いともだち」というCMを一度は見たことがあるであろう育毛剤・発毛剤のブランドです。
カロヤンが提供する発毛促進剤は第3類医薬品と第2類医薬品といって薬剤師、登録販売員から購入するOTC医薬品(対面販売される一般医薬品)であり、育毛剤はお客様の意思で自由に購入できる医薬部外品という形で販売されています。

2005年に第一製薬と三共が共同持株会社である第一三共株式会社を設立し、2006年に第一三共ヘルスケア株式会社を設立されたことによって、それまで第一製薬で展開していた発毛促進薬であるカロヤンシリーズを継承しました。
第一三共ヘルスケア株式会社に移行したことによって、1973年に第一製薬がカロヤンシリーズの原点ともいえる塩化カルプロニウムを配合した初代「カロヤン」を発売以来リニューアルを繰り返してきたカロヤンシリーズの発毛促進剤は新会社に受け継がれ、中心成分はそのままに、さらに進化しながら現在のラインナップに至っております。

カロヤンプログレ カロヤンプログレGL NFカロヤンアポジカΣ NFカロヤンガッシュ カロヤンS
特徴 頭皮タイプ(脂性肌・乾燥肌)に合わせて、EX O、EX D、O、Dの4タイプ 円形脱毛症や生え際の薄毛などのスポット対応できるジェルタイプ カルプロニウム塩化物に2種の生薬(毛根刺激、、脂質除去)を配合 NFカロヤンアポジカΣのカルプロニウム塩化物を2倍 初代「カロヤン」を継承する発毛促進剤
分類 第3類医薬品 第3類医薬品 第3類医薬品 第3類医薬品 第2類医薬品
内容量 120mL 70mL 200mL 240mL 180mL
1回の使用量 2mL(1日2回) 適量 適量 2mL(1日2回) 適量
希望小売価格(税込) 3,240円(EXは4,320円) 2,160円 7,020円 7,200円 3,996円

2015年に発売されたカロヤンプログレはカロヤンシリーズの最新の製品で、主流になりつつある利用者の頭皮の状態に合わせた配合を考慮した発毛促進剤であり、薬用シャンプーや薬用コンディショナーも合わせた商品展開をしています。

また、カロヤンプログレGLNFカロヤンアポジカΣカロヤンSのように使用量が「適量」となっているものは、症状のひどい場所にスポット的に使うという形が考えられていると思われます。

参照元:ウィッキペディア カロヤン(商標)
第一三共ヘルスケア 公式サイト カロヤン

医薬部外品として販売されることの多い育毛剤・発毛剤ですが、カロヤンは医薬品なんですね。しかも、カロヤンSだけが第2類医薬品となっていますが、第2類と第3類の違いは何ですか?
カロヤンはもともと医薬品として販売されていますが、第3類の医薬品成分に該当するカルプロニウム塩化物が有効成分になっています。カロヤンSには第2類医薬品成分に該当するサリチル酸が配合されているから第2類医薬品ということになります
医薬品と医薬部外品の線引きも難しいですね

 

一般用医薬品の育毛剤・発毛剤はどうなの?

医師の処方箋無しに購入できる医薬品を一般医薬品と呼びますが、2009年に施行された改正薬事法(2014年、薬機法に名称変更)によって、一般医薬品には第1類、第2類、第3類の3つの種類が存在します。

基本的には、購入者への副作用や相互作用などの情報提供の必要性の違いによって分類されていますが、言い換えるならば、説明しなければならないような副作用などが存在し、そのリスクに応じて分類されているというわけです。
第一類医薬品は薬剤師がいなければ販売できませんし、第2類医薬品と第3類医薬品は薬剤師あるいは登録販売者がいれば販売できる医薬品です

  • 第1類医薬品:副作用や相互作用などで安全性について特に注意を要するもので、薬剤師が書面を用いて情報提供する必要があります。
  • 第2類医薬品:副作用、相互作用などで安全性について注意を要するもので、薬剤師か登録販売者のいずれかが可能な限り情報提供することになっています。
  • 第3類医薬品:第1類にも第2類にも該当しない、極めて穏やかな副作用しかないようなもので、薬剤師か登録販売者がいなければ販売はできませんが、情報提供の義務はありません。

副作用の程度で分類されているわけですが、基準が極めて曖昧で分かりにくい分類であるということは確かです。

参照元:ウィッキペディア 一般用医薬品

第1類は何かやばそうな副作用があるかもしれないということは分かりますが、第2類と第3類の差は人によって感じ方が違っているようにも思います
そうですよね。分かりにくいと言われるのは理解できます。それでは、カロヤンシリーズの第2類と第3類の副作用について検証してみましょう

 

カロヤンシリーズの第2類と第3類の副作用情報を比較

カロヤンシリーズの第2類医薬品であるカロヤンSと第3類医薬品である他の発毛促進剤の添付文書にある使用上の注意に書かれている情報をみるとほとんど同じ内容が書かれています。

カロヤンシリーズの第2類と第3類の添付文書に記載されている使用上の注意

  • してはいけないこと
    傷、湿疹、あるいは、炎症(発赤)等のある頭皮への使用と頭皮以外への使用
  • 相談すること
    1. アレルギー症状を起こしたことがある人
    2. 使用後に、頭皮の発疹、かゆみ、腫れが認められる場合、あるいは、全身性の発汗、寒気、顔の火照り、震え、吐き気などの全身症状が現れた場合は使用を中止して医師、薬剤師、または、登録販売者に相談
    3. 使用後、頭部に刺激痛、局所発汗、熱間を感じ、それらが一時的なものでなく、持続的、あるいは増強する傾向がみられたときには使用を中止して医師、薬剤師、または、登録販売者に相談

参照元:カロヤンS 添付文書
NFカロヤンガッシュ 添付文書

カロヤンに配合されている有効成分の主役であるカルプロニウム塩化物は血管拡張作用によって血行を良くする成分ですので頭皮に傷があったり酷い炎症を起こしている人は使用しない方が良いというのは当たり前の話ですし、副作用にしても、命に関わりそうなものは見受けられません。

カロヤンSの場合には、カルプロニウム塩化物に加えて、頭皮を軟化させるサリチル酸が配合されている関係上、副作用が発症する確率は高くなりますし、発症した場合に症状が重くなる可能性があるということになります。

一方、第1類医薬品成分とされるリアップX5プラスなどに使用されているミノキシジルも血管拡張作用による発毛促進効果が期待されるわけですが、女性への使用や壮年性脱毛症以外の脱毛症の方(原因不明の場合も含む)、あるいは、未成年者への使用をしてはいけないことに加えられていますし、高血圧・低血圧の方や心肺機能の不安のある方、65歳以上の高齢者など医師・薬剤師に相談するように指導されています。
副作用も、頭痛やめまい、胸痛・動悸、手足のむくみや体重増加などの全身症状が多くなっています。

参照元:大正製薬 商品情報サイト リアップX5プラス 使用上の注意

カロヤンシリーズの副作用自体が軽微なものばかりですし、第2類と第3類の差は副作用症状を発症する確率の違いだけみたいですね
医薬品の副作用は利用者の体質や体調に左右されることが多く、特に、血流がアップするような医薬品の場合には使用上の注意に書かれているリスクについては気にかけておいた方が良いです。ちなみに、カロヤンシリーズでも、カルプロニウム塩化物が2倍になっているものは65歳以上の高齢者は医師か薬剤師に相談することになっています
医薬部外品の育毛剤でも、カロヤンシリーズの使用上の注意と同じようなことが書かれていますよね
医薬品は明確な科学的裏付けがあって言われていますが、医薬部外品に使用されている有効成分については科学的に証明されていないときでも、「このような方は注意してください」、「〇〇な症状が出た場合は直ちに使用をやめて医師に相談してください」といったような警告程度の文言が書かれているというものがたくさんあります
ということは、医薬部外品も含めて、第2類医薬品、第3類医薬品もリスクの確率が変わるだけで、大差は無いということですね
実際のところはそういうことになりますが、発症確率がどうであれ、副作用が発症した人にとっては100%ですので、情報は大切です。というわけで、カロヤンシリーズの中身を見ていきましょう

 

カロヤンシリーズを配合成分から徹底比較!

カロヤンシリーズの発毛促進剤を並べてみると、継続使用する発毛促進剤とスポット的に使う発毛促進剤に分かれていると考えられます。

1回の使用量が2mLで1日2回となっているカロヤンプログレとNFカロヤンガッシュは毎日使っていただくことで効果を発揮すると理解して間違いないと思われます。
それに対して、使用量が適量となっているカロヤンプログレGLNFカロヤンアポジカΣカロヤンSは、抜け毛に関連した諸症状が感じられたときに必要量だけ使用してくださいという意味であると考えられます。
しかも、スポットで使用するといっても、カロヤンプログレGLのように円形脱毛症や男性型脱毛症(AGA)の初期症状である生え際の薄毛に使用するという特殊な場合もあれば、抜け毛・薄毛までいっていないが将来の薄毛につながるフケ・かゆみが気になるという軽微なものまで利用者の悩みのタイプに合わせて使い分けるようになっているように感じられます。

しかしながら、発毛を促進するための中心成分であるカルプロニウム塩化物に加えて、どのような症状でもプラスに作用すると考えられるいくつかの共通成分があり、目的や対象とする利用者の体質や症状に応じて成分を微妙に変えていることで製品数が多くなっているのかもしれません。

カロヤンシリーズにおいて共通する成分

  • カルプロニウム塩化物血管拡張作用によって血行を促進する効果が期待され、毛乳頭細胞に必要な栄養素を供給することによって発毛を促進します。防に効果があります。
  • チクセツニンジンチンキ:血行促進、抗炎症などの作用に加えて、毛乳頭細胞を活性化するはたらきがあるとされています
  • ヒノキチオール:殺菌作用によって皮脂やフケを餌にして過剰増殖する頭皮の常在菌や一般細菌などの微生物を抑え、ふけ、かゆみに効果があり、結果的に、臭いを抑える作用も期待できます。
  • パントテニールエチルエーテル:頭皮の保湿と毛母細胞の活性化に作用することで、健康的な頭皮と毛髪の維持を助けます。また、吸収されて、パントテン酸というビタミンB群として代謝を助ける働きもあります
  • l-メントール:使用時の爽快感を与えます。
(カロヤンプログレGLにはヒノキチオールは配合されていません)

 

継続的に使用するカロヤンプログレとNFカロヤンガッシュ

カロヤンプログレとNFカロヤンガッシュは、1日2回(朝夕)、2mLを頭皮にすり込み軽くマッサージするように用法・容量が定められており、15歳未満への使用を控えるように指示されています。
そもそも、育毛は直ぐに結果が伴うようなものではないため継続的な使用によって改善するものというのが定番ですので、カロヤンプログレとNFカロヤンガッシュはカロヤンシリーズのメイン製品といっても過言ではありません。

ところが、カロヤンプログレの4種類にNFカロヤンガッシュが加わって5種類もあると「どれを選べばよいのか?」分からないということもありますので、各製品の特長を知っておくことが大切です。

以下にカロヤンプログレの4種類とNFカロヤンガッシュの特徴と主要成分をまとめてみました。

カロヤンプログレ NFカロヤンガッシュ
EX O EX D O D
特徴 頭皮や毛根における血行促進作用を高めた脂性肌用 頭皮や毛根における血行促進作用を高めた乾燥肌用 脂性肌用 乾燥肌用 血行促進・毛乳頭細胞活性化作用に脂質除去作用を追加
カルプロニウム塩化物 2g 2g 1g 1g 2g
チクセツニンジンチンキ 1g 1g 1g 1g 1g
カシュウチンキ 1g × 1g × 1g
ジフェンヒドラミン塩酸塩 × 0.1g × 0.1g ×
ピリドキシン塩酸塩 0.03g × 0.03g × ×
ヒノキチオール 0.05g 0.05g 0.05g 0.05g 0.05g
パントテニールエチルエーテル 1g 1g 1g 1g 1g
l-メントール 0.3g 0.3g 0.3g 0.3g 0.3g

(カルプロニウム塩化物は水和物として配合されています。(カルプロニウム塩化物1gは水和物1.09g相当)また、チクセツニンジンチンキとカシューチンキは原生薬の重量で記載しています。(液量としては、それぞれ3mLに相当))

参照元:第一三共ヘルスケア 公式サイト 発毛促進薬関連(各製品をクリックすると製品詳細説明を見ることができます)

カロヤンプログレの各成分を比較するとよく分かりますが、皮脂が不足している乾燥肌用のEX DとDタイプでは、皮脂量を抑えるカシュウチンキと皮脂の分泌を抑えるピリドキシン塩酸塩を外して、乾燥に伴うフケ・かゆみを抑えるためのジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されています。
一方、脂性肌用のカロヤンプログレでは、かゆみを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩を外して、カシュウチンキとピリドキシン塩酸塩を配合することによって皮脂量を抑える構成になっており、皮脂を抑えることによって脂性フケによるかゆみも抑えられるようになっています。

さらに、「EX」とついているスペシャル版はカロヤンシリーズの主役ともいえるカルプロニウム塩化物が通常タイプの2倍量になっており、血行不良の激しい人、すなわち、血液がドロドロと言われるメタボ体質の利用者のための発毛促進剤と推測されます。

 

NFカロヤンガッシュは脂性肌用?乾燥肌用?

NFカロヤンガッシュの成分を見ると、カロヤンプログレEX Oと内容がほとんど同じであることがわかります。
カロヤンプログレEX OではNFカロヤンガッシュに皮脂の分泌抑制作用のあるピリドキシン塩酸塩を追加した配合、すなわち、NFカロヤンガッシュの皮脂抑制を強化するべくリニューアルした製品がカロヤンプログレEX Oということになります。

カロヤンプログレは2015年に発売された、いわば、カロヤンシリーズの最新製品ということになりますが、育毛剤のリニューアルにおける旧製品は在庫が無くなり次第発売中止というのが一般的です。

以下のことは、あくまで想像ですが、医薬品の場合には認可を受けるためにかかったコストなどを考えると通常の育毛剤のように簡単にはいかないという事情もあるのかもしれませんし、カロヤンプログレが定着するまでの期間限定という可能性もあります。

やはり、カロヤンの今後の主流はカロヤンプログレと考えても良いということでしょうか?
部外者が勝手に想像しているだけですので一概には言えませんが、カロヤンプログレの公式サイトの充実ぶりを見ても、その可能性は十分あると思っています
もしも、その想像が正しいならば、カロヤンシリーズの他の製品もNFカロヤンガッシュと同じような感じでしょうか?
ジェルタイプのカロヤンプログレGLは名称にカロヤンプログレと入っていますので、少し事情は異なっているように思われますが、NFカロヤンアポジカΣやカロヤンSは微妙ですね。その辺りを成分も踏まえて検証してみましょう

 

カロヤンプログレGL、NFカロヤンアポジカΣ、カロヤンSを特徴と成分から検証

カロヤンプログレGL、NFカロヤンアポジカΣ、カロヤンSの特徴と成分を以下の表にまとめてみました。

カロヤンプログレGL NFカロヤンアポジカΣ カロヤンS NFカロヤンガッシュ
特徴 円形脱毛症や生え際の薄毛などのスポット対応できるジェルタイプ 血行促進・毛乳頭細胞活性化作用に脂質除去作用を追加 初代「カロヤン」を継承する発毛促進剤 NFカロヤンアポジカΣの血行促進作用をパワーアップ
カルプロニウム塩化物 1g ¹g 1g 2g
チクセツニンジンチンキ 1g 1g × 1g
カシュウチンキ 1g 1g × 1g
ジフェンヒドラミン塩酸塩 × × 0.1g ×
トコフェロール酢酸エステル × × 0.01g ×
サリチル酸 × × 0.2g ×
ヒノキチオール × 0.05g 0.05g 0.05g
パントテニールエチルエーテル 1g 1g 1g 1g
l-メントール 0.3g 0.3g 0.3g 0.3g

参照元:第一三共ヘルスケア 公式サイト 発毛促進薬関連(各製品をクリックすると製品詳細説明を見ることができます)

この表の結果から、カロヤンシリーズの各製品の相関関係が見えてくるかと思います。

カロヤンプログレGL、NFカロヤンアポジカΣ、カロヤンSの相関関係

  • カロヤンS初代カロヤンを継承する発毛促進剤ですが、かゆみを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩、炎症を抑えるトコフェロール酢酸エステル、頭皮を軟化させてフケを抑えるサリチル酸が配合されています。
  • NFカロヤンアポジカΣ:ジフェンヒドラミン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、サリチル酸の代わりに、副作用がマイルドなチクセツニンジンチンキとカシュウチンキという2つの生薬に置き換えた発毛促進剤です。NFカロヤンガッシュのカルプロニウム塩化物が半分になっただけの製品で、カロヤンプログレ Oの原型ともいえる製品です。
  • カロヤンプログレGL薬効成分だけを見るとNFカロヤンアポジカΣから殺菌作用のあるヒノキチオールを除いた構成になっていますが、ジェルタイプにすることで液だれすることなく局所的な対応が可能になっている点が他の製品に無いポイントです。
今回の解説を見る限り、NFカロヤンアポジカΣもNFカロヤンガッシュもカロヤンプログレで置き換えられそうですね
カロヤンSは皮脂を抑えるパワーが弱く脂性フケを抑えることができませんので、皮脂量の少ない乾燥肌の方のかゆみを抑えながら育毛を促すという意味ではカロヤンプログレの乾燥肌タイプの製品で置き換えることができます
となると、特殊用途のカロヤンプログレGLだけがカロヤンプログレで置き換えられない発毛促進剤ということになり、カロヤンプログレという名前がもらえたのかもしれませんね
カロヤンプログレのラインナップにはシャンプーやコンディショナーもありますし、下位に位置する発毛促進剤は医薬部外品の育毛剤に置き換わっていくのかもしれません
カロヤンの育毛剤は発毛促進剤ほど有名ではありませんが、どんな育毛剤なのでしょうか?

 

カロヤンの育毛剤を成分から特徴を分析!

カロヤンは発毛促進剤という形の医薬品で展開してきたブランドだけに、医薬部外品の育毛剤は他社と比べて遅れ気味に感じられますが、医薬部外品として3種類の育毛剤を展開しています。

1999年に第一製薬が販売を開始したカロヤンジェット、さらに、2002年に香料を抜いた「カロヤンジェット無香料」を展開しておりましたが、第一三共ヘルスケア株式会社が引き継ぎ、2008年には新たに超清涼感タイプの「カロヤンジェット無香料スーパークール」を追加、2012年には4種類の天然柑橘成分を配合した「カロヤンジェット無香料フレッシュ」を発売しています。

ちなみに、「ジェット」という名前から分かるように、液ダレしにくい噴射式の育毛剤になっており、気になる薄毛部分やフケかゆみの強い場所にスポットで対応しやすい育毛剤になっています。

さて、ジェット噴霧式の育毛剤が3種類あるといっても、ベースとなっているのはカロヤンジェット無香料であり、他の2種類はカロヤンジェット無香料に目的に合わせて追加成分を配合した形になっています。

 

カロヤンジェット無香料は医薬品のカロヤンシリーズの考え方を踏襲!

医薬部外品と第3類医薬品の境界線というのは極めて微妙で、医薬部外品はより安全性の高い成分を配合してあるというだけです。従って、血行促進、毛根の活性化、頭皮の柔軟化、抗炎症、フケかゆみの抑制といったカロヤンシリーズの医薬品で基準となっている効果を得られる成分を医薬部外品で使用できる成分に置き換えていくことで完成したのがカロヤンジェット無香料です。

カロヤンジェット無香料の成分

【有効成分】
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体:抗酸化活性)、グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)、ピロクトンオラミン(フケ・かゆみの抑制)、センブリエキス(血行促進)
【その他の成分】
メントール、クララエキス-1(血行促進、抗菌、抗炎症)、センキュウエキス(抗炎症、血行促進)、トウキエキス-1(抗炎症、血行促進)、POE硬化ヒマシ油、BG、pH調整剤、エタノール、DME、LPG

参照元:第一三共ヘルスケア 公式サイト カロヤンジェット無香料

カロヤンの発毛促進剤に期待される効果は有効成分や天然植物由来の生薬でカバーされていますが、カロヤンならではといった珍しい成分があるわけではありませんし、育毛シャンプーなどによく使用されている成分が目立つように感じられます。

トコフェロール酢酸エステルやグリチルリチン酸ジカリウム、センブリエキスなどの定番成分は当たり前としても、プロクトンオラミンは育毛シャンプーに、最近、配合されることが多いフケかゆみを抑える有効成分であり、スカルプDスカルプDボーテコラージュフルフルネクストシャンプー、アデランスのヘアリプロ薬用スカルプシャンプーなどにも配合されている成分です。
クララエキスやセンキュウエキスはプレミアムブラックシャンプーバイタリズムスカルプシャンプーなどの育毛シャンプーにも使われている頭皮ケア成分ですし、トウキエキスは育毛剤のリゾゲインにも配合されている成分です。

 

カロヤンジェット無香料スーパークールと無香料フレッシュはどんな育毛剤?

カロヤンジェット無香料のバリエーションとして発売されたスーパークールとフレッシュですが、カロヤンジェット無香料に付加価値をつける成分を配合した形になっています。

  • カロヤンジェット無香料スーパークールトウガラシエキスを追加することで、血行促進効果とかゆみを抑える効果をアップさせるようになっており、使用後の爽快感がカロヤンジェット無香料よりもパワーアップした育毛剤になっています。
  • カロヤンジェット無香料フレッシュ4種類の柑橘系のエキスを追加することによって、頭皮から発せられる臭いを爽やかな香りでマスキングするとともに、ヘスペリジンによる血行促進効果や柑橘系の精油による保水力アップという狙いもあるように思われます。
育毛剤というよりも気になる部分をケアするための育毛トニックといった方が良さそうなイメージですね
やはり、第一三共ヘルスケア株式会社の発毛・育毛事業のメインとなっているのは医薬品としてもカロヤンですので、育毛剤の見劣り感は否めません。言い忘れてましたが、価格はどれを買っても1,382円(税込)と育毛剤としてはかなり安い部類ですので、初めて育毛剤を試す方にはちょうどよいかもしれません
カロヤンプログレが中心になって展開するようなことになれば、NFカロヤンガッシュ、NFカロヤンアポジカΣ、カロヤンSの代わりになるような進化をすることになるのかもしれませんね
企業戦略までは予想できませんが、今は、シャンプーとコンディショナーもラインナップしたカロヤンプログレが発売されたところで、育毛剤も今後進化することを期待したいですね

 

カロヤンシリーズの総括

カロヤンシリーズは第3類医薬品である、カロヤンプログレ、カロヤンプログレGL、NFカロヤンアポジカΣ、NFカロヤンガッシュに第2類医薬品のカロヤンSを加えた、都合、8種類の発毛促進剤ロヤンジェット無香料を中心としてスーパークールとフレッシュを加えた3種類の育毛剤で構成される育毛発毛製品のシリーズとなっています。

医薬品としてのカロヤンシリーズ

2015年にリリースされたカロヤンプログレは薬用シャンプー・薬用コンディショナーにも手を伸ばし、かなり注力しているようですが、中心成分は第一製薬時代からこだわりのある成分が中心になっています。

  • 血行促進作用のあるカルプロニウム塩化物
  • 毛母細胞を活性化させるチクセツニンジンチンキ
  • 皮脂量を抑えるカシュウチンキ
  • フケかゆみを抑えるヒノキチオール

育毛剤(医薬部外品)としてのカロヤンシリーズ

医薬品のカロヤンシリーズの基本的な育毛・発毛に関する考え方を踏襲し、配合成分を効果が穏やかな医薬部外品に合わせた成分に切り替えた育毛剤になっています。

  • トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体:抗酸化活性)
  • グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)
  • ピロクトンオラミン(フケ・かゆみの抑制)
  • センブリエキス(血行促進)など
初代のカロヤンやカロヤンSといった初期の開発におけるこだわりを活かし発毛促進剤を、時代の流れに合わせて、今風に進化させているということですね
昔ながらのカロヤンが好きという人もいるでしょうし、伝統にこだわりながら新しい考え方や技術を取り入れていくということは良い発毛剤や育毛剤を開発する上で重要です。すべてをご紹介できませんでしたが、カロヤンシリーズには新たに産み出されては消えていった製品もたくさんありますので、製薬会社ならではの新たな展開をカロヤンプログレに期待したいところです
そう言えば、カロヤンプログレには薬用シャンプーと薬用コンディショナーのラインナップもあるのですよね?
現時点でかなり長くなったので、カロヤンの薬用シャンプーと薬用コンディショナーについては別の記事で詳細に検証することにします