リアップはミノキシジルを主力の有効成分として配合した外用発毛剤として大正製薬株式会社から発売されています。発売当初はリアップという名称でしたが、様々な変遷を経て、現在は「リアップX5プラス」、「リアップジェット」、「リアップ」、「リアッププラス」、「リアップリジェンヌ」の5種類が販売されています。リアップシリーズは大正製薬株式会社の看板商品の一つであり、日本国内の特許切れによって競合品がリリースされている現状において、リアップシリーズがどのように変貌していくのかというのは興味深いところです

リアップの有効成分であるミノキシジルはアップジョン社(現在のファイザー)によって開発された血管拡張作用のある医薬品成分ですが、後に、発毛促進効果のあることから発毛成分として有名になりました。
ミノキシジルを利用した発毛剤には内服薬であるロニテンやミノキシジルタブレットなどもありますが、日本では重篤な副作用を懸念して経口薬への使用は認められておらず、世界的にもミノキシジルを利用した発毛剤は外用薬が主流となっています。

日本ではミノキシジルを有効成分とした発毛剤は大正製薬株式会社が1999年にミノキシジルを1%含有したリアップを日本国内で特許登録した状態で発売を開始し、競合品のほとんどない日本において品薄状態が続く大人気の発毛剤として注目されていました。

現在は、大正製薬株式会社から製造販売されているミノキシジル配合の発毛剤は以下の通りです。

リアップシリーズのラインナップ
商品名 特徴 ミノキシジル その他の有効成分 分類 用量 本体価格(税別)
リアップX5プラス 壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防 5% ピリドキシン塩酸塩
トコフェロール酢酸エステル
l-メントール
第1類医薬品 60mL 7,048円
リアップジェット ジェット式エアゾールで局所に対応する初期から中期の脱毛症の進行予防 1% パントテニールエチルエーテル
トコフェロール酢酸エステル
l-メントール
第1類医薬品 100mL 3,800円
リアップ 初期から中期の脱毛症の進行予防。 1% 第1類医薬品 120mL
(60mL)
9,500円
(5,500円)
リアッププラス 初期から中期の脱毛症の進行予防。 1% パントテニールエチルエーテル
トコフェロール酢酸エステル
l-メントール
第1類医薬品 60mL 5,239円
リアップリジェンヌ 髪と頭皮のことを考えた女性のための発毛剤 1% パントテニールエチルエーテル
トコフェロール酢酸エステル
l-メントール
第1類医薬品 60mL 5,239円

参照元:大正製薬 商品情報サイト リアップブランドラインナップ
各商品の画像の「詳しくはこちら」をクリックしていただくと各商品の詳細情報を見ることができます。

リアップX5プラス以外はミノキシジルが1%と少なくなっている、言い換えるならば、効果も弱めということで、脱毛症の中でも初期症状に対応するような感じですね。リアップリジェンヌは女性用ということですが、ミノキシジルを女性用に使用するには量を下げる必要があるのでしょうか?
ミノキシジルは母乳に移行するため妊婦はもちろん授乳中の女性も使用することができませんが、女性の脱毛症では男性のように禿げてくることが無いため男性の初期症状程度の量でも効果が期待できるということかと思います
ロゲインやロゲインジェネリックがたくさんあると思いますが、リアップシリーズはどれをとっても値段が高いのがネックになっているというような話を聞いたことがあります
日本の製品ということによる安心感はありますが、極端な価格差に対抗するためにリアッププラスやリアップX5プラスといった別の機能を付加した「プラス」ということでジェネリックに対抗しようとしているのではないかと思われます
そう言われると、リアップ以外はその他の有効成分が配合されていますね。たくさんのジェネリックが発売されるということは、それだけミノキシジルが脱毛予防に有効であるということですか?
あちこちで説明されていますが、再確認もかねて、ミノキシジルの脱毛抑制効果について簡単に説明しておきましょう

 

ミノキシジルの脱毛抑制は血流アップによるものだけではない?!

ミノキシジルの外用は日本皮膚科学会の出している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」においても、男性型脱毛症では5%、女性型脱毛症では1%が「強く勧める」という意味のA評価を受けています。

国内の試験において、300名の男性被験者に1%と5%のミノキシジルを24週間試験した後に、脱毛部位におけるしっかりした毛髪(非軟毛)が増加した数を調べた結果、1平方センチメートル当たりの非軟毛の増加数は1%の場合で21.2本、5%の場合で26.4本という結果が得られているということです。他方、女性型脱毛症においても、1%、2%、並びに、5%のミノキシジルを外用で24週から32週使用した試験において、脱毛部の毛髪数が平均で13.18本増加したという結果が得られています。

参照元:日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

男女に関係なく効果は明白というわけですね。医薬品になっているということはミノキシジルの効果のメカニズムも分かっているのですよね?
はい。そういうことです

 

ミノキシジルの発毛効果のメカニズムとは?副作用は?

ミノキシジルは血管拡張作用があることから1960年代には高血圧の経口薬として用いられていたわけですが、血管が拡がり血流がアップすることによって体の各部位への血液の移動がスムースになる効果があります。

毛根部においては、血管が拡がり血流が活発になることでより育毛に必要な多くの栄養素を毛根に供給することで発毛を促進する効果が期待されます。

また、近年では、ミノキシジルの発毛効果は血管拡張だけでなく、いくつかの発毛・育毛を刺激する働きもあるという説やデータも出されているようです。

  • 毛母細胞や毛乳頭細胞の自然死(アポトーシス)を抑制する
  • 毛髪の成長において重要な働きをする成長因子の分泌を促進する
  • IGF‐1という成長因子の産生を促すプロスタグランジンE2の生産を促進する

血流アップのようにメカニズムが解明されるというレベルとなるとまだまだ時間がかかりそうですが、細胞レベルの実験においても発毛効果が認められることから、必ずしも血流アップだけがミノキシジルの効果・効能に関係しているわけではないということは自明となっています。

ミノキシジルにも未解明の効果があるかもしれないということですね
そうですね。大正製薬株式会社で研究は継続しているのではないかと思いますが、成長因子の分泌促進は血管拡張作用と連動しているというような話もあるようです
研究が進展すればリアップの売り上げがまた伸びるということにつながるのでしょうかねぇ・・・?
ミノキシジルに発毛効果があるということは周知の事実ですので、血管拡張以外のメカニズムが分かったからといって直接売り上げにつながるとは考えにくいですが、少なくともリアップシリーズの信頼性は上がるでしょうね
ところで、ミノキシジルは副作用リスクから日本では内服薬として承認されなかったということですが、ミノキシジルに副作用はどんなことがあるのでしょうか?

 

ミノキシジルの副作用とは?

日本皮膚科学会ガイドラインでAランクの評価を受けるミノキシジルですが、血管が拡がることによって起こる可能性のある以下のような副作用も存在します。

  • 血行促進や保湿成分でもあるプロピレングリコールによるアレルギー症状
  • 手足や顔のむくみ、しびれ、軽度の痛み
  • 頭痛、意識の低下、めまい
  • 不整脈
  • 急速な体重の増加

異変を感じるようなことがあれば直ちに使用を止め、医師の診断を受けることが推奨されています。

というのも、少ない事例とはいえ、ロゲインの開発段階で3名、リアップの使用中に3名の循環器疾患による死亡例があるということです。
因果関係は不明ということですが、血管拡張作用による血流アップに心肺機能がついていけないということも懸念する医師や薬剤師などの有識者もいるということです。

発毛剤で死亡なんてシャレにならないですよね
利用状況や既往症なども明らかではなく因果関係は不明ということですし、第1類医薬品であるリアップですので、購入する際には薬剤師さんに詳しくお話を聞いて、どんな副作用があって、どんな症状が出たら要注意なのかを知っていれば、過剰に心配する必要はないのではないでしょうか?
そりゃそうですね。ミノキシジルの効果や副作用のことが分かったところで、各製品について教えていただけますか?

 

リアップX5プラスはリアップシリーズの主力製品!?

ミノキシジル配合の外用発毛剤の元祖であるロゲインはミノキシジル2%からスタートし、現在は男性用がミノキシジル5%、女性用がミノキシジル2%という形で販売されています。
一方、リアップは1985年にファルマシア・アップジョン社と日本における開発・製造・販売権の導入契約を結んだ上で、独自の研究結果に基づき、1999年からミノキシジル1%のリアップという商品を展開しております。
そして、現在の世界的な流れに合わせて、より効果・効能の確実性を上げるためにミノキシジル5%のリアップX5、さらに、ロゲインをはじめとするジェネリック医薬品に対抗するために付加価値を付けたリアップX5プラスという形の商品へとバージョンアップしていったと考えられます。

リアップシリーズの効果・効能はすべての商品で「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」とされていますが、ミノキシジルを5%含有するリアップX5プラスはリアップシリーズの中で最も効果が強い発毛剤として、リアップシリーズの中心になる製品であると考えられます。

リアップX5プラスには主力となるミノキシジル5%以外に、ピリドキシン塩酸塩0.05%トコフェロール酢酸エステル0.08%l-メントール0.3%がサポート成分として配合されており、ミノキシジルオンリーの製品と差別化が図られています。

リアップX5プラスのサポート成分

  • ピリドキシン塩酸塩:ビタミンB6と呼ばれる物質の一つであり、アミノ酸や脂質の代謝や神経系の情報伝達に重要な働きをします。毛髪関係では毛髪の80%を占めるケラチンというたんぱく質の生合成や頭皮の乾燥を防ぐために重要なセラミドの合成において重要な働きをします。
  • トコフェロール酢酸エステル:抗酸化活性のある脂溶性のビタミンEのことで、活性酸素によるダメージから頭皮や毛髪を保護する効果が期待されます。
  • l-メントール:爽快感により、フケからくるかゆみを緩和します。

参照元:ウィキペディア ビタミンB6
リアップX5プラス 公式サイト 製品情報 成分分量

特に、ビタミンB6は牛、豚、鶏などの獣肉や魚介類、大豆、海苔などに豊富に含まれていますが、日常的に不足しやすいビタミンの一つです。

ミノキシジルの発毛効果は血流アップと成長因子の分泌促進ということですが、髪の毛が育つ環境ができても肝心の栄養素が足りていなければ発毛が起こりにくいということに変わりは無く、日常的に不足しやすいビタミンB6と頭皮表面で即効性のあるビタミンEを配合することがミノキシジルの発毛効果をサポートするというのがリアップX5プラスのこだわりポイントと思われます。

ミノキシジル発毛剤を価格で選ぶならロゲインやロゲインのジェネリックということになるかもしれませんが、結果を優先するならリアップというイメージですね
薄毛になる要因はいろいろありますが、現在薄毛になっている人や薄毛の進行が早い人というのは、AGAなどの脱毛症もさることながら、髪の毛を育むための栄養素そのものが不足している人も多いのかもしれません
それならば、他の発毛剤・育毛剤のようにたくさん配合すればと思うのですが・・・
ミノキシジルのような血流改善効果のしっかりした成分が配合されているケースでは、ほとんどの栄養素は日常的な食生活でカバーされており、これだけは押さえておきたいという栄養素がビタミンB6というのがリアップX5プラスのこだわりではないかと推測します
その考え方は何となくわかります。でも、それならば、女性用のリアップリジェンヌは別として、リアップジェットやリアップ、リアッププラスといった製品は必要ないのではないでしょうか?
そこにもこだわりポイントがあるのかもしれませんので、検証してみましょう!

 

リアップジェットは局所対応のミノキシジル発毛剤!

リアップジェットのリアップシリーズにおける位置づけは、女性の視線が気になるという初期症状の薄毛に悩む男性をターゲットにした発毛剤となっています。

既婚者であっても女性の視線というのは気になるものですが、これから結婚しようという男性にとっては薄毛が切実な問題となる可能性もあるということで、アンケート調査を実施したという背景があるそうです。

参照元:リアップジェット 公式サイト 男子の悩み 女子のホンネ

これから結婚相手を見つけようという若い男性にとっては、抜け毛が増えているというだけでも大きな悩みですよね
既婚者や年配の男性にとっても女性の目線というのは気になるし、女性目線から見ても、薄毛が気になるというのであれば対策している方が好感が持てるというアンケート結果が出ているようです
ということは、これから薄毛になっていくのではという不安を抱えている若い男性のために用意されたのがリアップジェットというわけですね
若者限定というわけではありませんが、リアップジェットの誕生の背景には抜け毛に悩む若者の存在は大きかったでしょうね

 

リアップジェットが必要な理由は?

明らかにAGAと判断されるような症状の方は鏡の前で腰を据えて薄毛対策をするわけですから、スポイドなどで液を頭皮に垂らし、全体に広げるように時間をかけてマッサージをしながら広げていくという作業をすると思います。
しかし、抜け毛が気になるとはいえ、目立ったハゲがあるわけではないという深刻度の低い男性は薄毛対策にそこまで時間をかけるとは思えません。

そんな状況で有効になってくるのが噴霧タイプの育毛剤であり、噴霧液が当たることによるマッサージ効果と爽快感もプラスされて、すっきりできるというのがリアップジェットのこだわりのように思われます。

近年では、炭酸ガスを利用して頭皮に刺激を与えながら有効成分を患部に噴霧するような発毛剤・育毛剤も多くなっていおり、リアップジェットも詳細は不明ながらも100mL当たり33mLの噴霧剤を配合していることから似たような感じのミノキシジル配合の発毛剤のように思われます。

 

リアップジェットの成分は?

リアップジェットの有効成分はミノキシジルですが、含有量はリアップシリーズの初期型ともいえるリアップのものと同じミノキシジル1%となっています。
「何故?世界的に主流となっているミノキシジル5%にしないのか?」ということは誰もが不思議に思うことかもしれませんが、そのことについてはどこにも記載されていませんので、推測するしかありません。

リアップジェット(リアップ、リアッププラスも含む)のミノキシジル濃度が1%である理由
  • 初期状態、特に、若い男性の場合には、発毛に大きな影響を与えるほど血流が悪化しているとは考えにくいので、ミノキシジルは1%でも十分である。
  • 日本では一つの医薬品が承認されるまでに膨大な費用と年月が費やされ、ミノキシジル1%で検討している間に5%が世界の主流になってしまった。

後者である可能性も否めませんが、先にお示ししたミノキシジルの臨床試験の結果を踏まえても、ミノキシジル濃度は1%でも問題無いように思われますし、僅かな血流改善でも十分な効果が認められる薄毛の初期状態であるならば、無理に5%にする必要はないのかもしれません。

さて、リアップジェットに配合されているサポート成分は、パントテニールエチルエーテル1%トコフェロール酢酸エステル0.08%l-メントール0.3%となっています。

リアップジェットのサポート成分

  • パントテニールエチルエーテル:体内でパントテン酸、すなわち、ビタミンB5として働く成分です。ビタミンB5 には頭皮のハリ・ツヤを保つコラーゲンや髪の毛を構成するケラチンなどのたんぱく質合成に重要なビタミンCの働きをサポートするビタミンです。
  • トコフェロール酢酸エステル:抗酸化活性のある脂溶性のビタミンEのことで、活性酸素によるダメージから頭皮や毛髪を保護する効果が期待されます。
  • l-メントール:爽快感により、フケからくるかゆみを緩和します。

リアップX5プラスで使用されているビタミンB6の代わりにビタミンB5が配合されていますが、ビタミンB5もビタミンB6と並ぶ育毛にとって重要なビタミンと考えられています。

参照元:わかさの秘密 パントテン酸

いまいち、リアップX5プラスのビタミンB6とリアップジェットのビタミンB5を変えている理由がよく分かりませんが・・・?
正直なところ、一昔前はビタミンB5の方が育毛に対して重要であると考えられていた経緯があり、脱毛や皮膚炎という症状が欠乏症症の一つと言われています。ただし、特に豊富な食材はビタミンB6と似ているのですが、いろいろな食材に含まれていることから不足することが少ないと考えられています
ということは、不足する可能性が高いのはビタミンB6の方というわけですか? それならば、尚更、ビタミンB6 を配合したほうがよいのではないでしょうか?
その点は疑問点ですが、もしかすると、日本における医薬品の承認にかかるという膨大な費用と時間が関係しており、臨床試験が先にスタートしたリアップジェットの方は簡単にビタミンB6に変更することができないという事情もあるのかもしれません

 

リアップとリアッププラスはリアップX5プラスがある今も何故残っているのか?

リアップはミノキシジル1%オンリーのリアップシリーズの初期製品であり、リアッププラスはミノキシジル単独の発毛剤と差別化するためにミノキシジル1%にサポート成分を配合した発毛剤となっています。
しかも、サポート成分は、リアップジェットと全く同じ構成になっています。

リアップX5プラスがリアップシリーズの主力製品であることは誰が見ても明らかであるにも関わらず、今なお、両者とも販売されています。

この背景には、医薬品の開発にかかった膨大な費用の回収がなされていないという会社の事情もあるのかもしれませんが、価格が高いと言われるリアップX5プラスの問題点を考えると、1%といえども、比較的低価格でミノキシジルの効果を体感できるリアッププラスには存在価値があるという判断がなされている可能性もあります。

リアップX5やリアップX5プラスが発売される前からリアップやリアッププラスを利用している人、あるいは、リアッププラスで効果が体感できたという人は値段が安い方が良いですもんね
実際のところは分かりませんが、ミノキシジル濃度が5%の方が1%より効果が高いといっても僅かなことですし、同じような効果が得られるのであれば、値段の安いリアッププラスの方が良いのかもしれません。ただし、リアップとリアッププラスの価格差はほとんどありませんので、リアップが残っているのは初期製品に対する愛着のようなものがあるのかもしれません
女性用のリアップリジェンヌもミノキシジル濃度は1%のようですが、こちらは別問題ですか?

 

リアップリジェンヌはリアップレディのリニューアル!

ミノキシジルは男性・女性に関係なく同等に発毛促進に効果を発揮することから女性用の発毛剤にも使用することは可能であり、ミノキシジルを配合した女性用の発毛剤も各社からリリースされています。
リアップシリーズでも、2005年にリアップレディが発売され、現在はバージョンアップしたリアップリジェンヌがミノキシジル配合の女性用発毛剤として販売されています。

リアップリジェンヌに期待されるミノキシジルの効果

  • 血流がアップすることで栄養素が毛乳頭細胞や毛母細胞に供給されやすくなる
  • 毛母細胞や毛乳頭細胞の自然死(アポトーシス)を抑制する
  • 毛髪の成長において重要な働きをする成長因子の分泌を促進する
  • IGF‐1という成長因子の産生を促すプロスタグランジンE2の生産を促進する

ただし、女性の薄毛は男性とはメカニズムが異なっており、局所的に禿げるということは滅多になく全体的に髪の毛が細くなりボリュームダウンしてくることに始まり、進行すると頭頂部の分け目で地肌が見えるようになってくるというのが女性の薄毛の症状です。

女性用発毛剤に配合されるミノキシジルは男性用で主流となっている5%ではなく低い量でも十分というように判断されていますが、この背景にはミノキシジルの副作用の中に女性が陥りやすいむくみという症状があることも配慮されているのかもしれません。

  • ロゲイン(女性用):ミノキシジル量は2%。
  • リアップリジェンヌ:ミノキシジル量は1%
ミノキシジルが女性の薄毛にも有効であるということは分かりますが、リアップリジェンヌのミノキシジルが1%ということはリアップやリアッププラスと同じですよね?何か違いはあるのですか?
別の商品として販売されてるのですから、名前とパッケージを変えただけということは無いと思います

 

リアップリジェンヌはリアッププラスと成分は同じ?

リアップリジェンヌに配合されている有効成分は、ミノキシジル1%にサポート成分であるパントテニールエチルエーテル1%、トコフェロール酢酸エステル0.08%、l-メントール0.3%と、リアッププラスと全く同じ配合になっています。

効果の主体となる成分だけを見るとリアップリジェンヌとリアッププラス全く同じということになりますが、有効成分を製剤化するために液体の主体となる溶媒、分散剤、pH調整剤、増粘剤などが添加物として配合されており、リアップリジェンヌとリアッププラスでは若干の違いがあります。

  • リアップリジェンヌ:ヒアルロン酸が添加されていますが、増粘剤としての効果に加え、頭皮を乾燥から守る保湿剤としての機能があります。
  • リアッププラス:カミツレ油が添加されていますが、リラックス効果のある香料としての効果に加え、頭皮の炎症を抑える効果も期待されます。

参照元:わかさの秘密 カモミール(カミツレ)

ヒアルロン酸は頭皮が乾燥しやすい皮脂量の少ない女性のための添加物であり、カミツレ油は頭皮の炎症が起こりやすい男性のための添加物となっていると考えられます。

リアップリジェンヌとリアッププラスの差は微妙なようですが、男性にありがちな症状と女性にありがちな症状が配慮されているというわけです。

さすがに、違いな無ければ別の製品として販売するような無駄ことはしないというわけですね
どの程度の差になっているのかは不明ですが、症状に合致している人は使用感に大きな差が出ると考えられます
ということは、頭皮が乾燥しにくい皮脂量の分泌が激しい女性はリアッププラスの方が良いのではないでしょうか?
リアッププラスの説明書によると、女性への使用を禁止しており、自身で判断するのではなく女性はリアップリジェンヌを使用するようになっています。実際には、リアップリジェンヌを使用する人は薄毛が目立つ中高年が対象となると考えられますでの、頭皮の皮脂量が過剰になっているという人は稀であると推測されます
なるほどね。リアップリジェンヌも第1類医薬品ですから用法容量は守らなければいけませんね。それはそうと、リアップの特許が切れたということがネットで話題になっていた時期がありますが、ロゲインジェネリックを含めてミノキシジルを配合した発毛剤は激戦になりそうです
そうですね。最後に、リアップの対抗となるロゲインやジェネリック医薬品、さらに、特許切れによって進出してくる発毛剤について触れておくことにします

 

ミノキシジルを有効成分とするリアップシリーズのライバルは?

海外においては、1980年代に脱毛症治療薬として2%のミノキシジルを含むロゲインという外用薬が世界初の発毛剤として販売されており、現在では、ツゲインカークランドフォリックス(旧:ポラリス?)といったリアップやロゲインのジェネリック医薬品も販売されています。

一方、大正製薬株式会社の保有する特許の有効期限が切れたことによってミノキシジルを配合した発毛剤に新規参入するいくつかの企業が名乗りを上げ、既に発売を開始した企業もあります。

最も歴史のあるミノキシジル配合の発毛剤の群雄割拠の時代に突入したというわけです。

ロゲイン並びにロゲインジェネリック(ミノキシジル5%配合の単品購入価格)

  • ロゲイン:4,300円~5,900円
  • ツゲイン:4,080円~4,980円
  • ミノキシジル(カークランド):2,580円~4,100円
  • フォリックス:4,075円~4,900円

 

リアップ並びに特許切れに伴う新規参入製品(ミノキシジル5%配合の通常価格)

  • リアップX5プラス:7,048円(税別)
  • スカルプDメディカルミノキ5(2018年8月発売):7,223円(税別)
  • リグロEX(2018年11月17日発売):7,000円(税別)
  • ミノアップ(2018年11月21日発売):7,048円(税別)

海外の発毛剤の価格は為替や利用する個人輸入代行業者によって変動しますが、2018年11月26日現在の価格をご紹介させていただきました。
また、日本国内のリアップの特許切れに伴う新規参入製品は5社ほど参入予定ということですので、これから製品がリリースされることになります。

いくつかの商品については、当サイト内でも検証・解説させていただいておりますので、以下の関連記事にてご確認いただければと思います。

関連記事:
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リアップシリーズの総括

リアップシリーズは1999年から発売されている日本の発毛剤市場を独占してきた人気商品ですが、特許が切れたことにより、リアップのもととなるロゲインやそのジェネリック医薬品を含めて、ミノキシジルを配合した外用育毛剤(一般医薬品)は熾烈な争いが予想され、薄毛に悩む人にとっては目が離せない状況です。

リアップシリーズは日本発の発毛剤の先駆者として、以下の5種類を発売している歴史のある製品です。

  • リアップX5プラス:ミノキシジル5%に3種類のサポート成分を加えたリアップシリーズの主力製品
  • リアップジェット:薄毛の初期である向け毛が気になり始めた若者を主なターゲットとした手軽に使える噴霧式製品
  • リアップ:リアップの元祖とも言える最も歴史のある製品
  • リアッププラス:ミノキシジル1%に3種類のサポート成分を配合したリアップをバージョンアップさせた製品
  • リアップリジェンヌ:ミノキシジル1%配合の女性向けリアップ

リアップは1999年から発売されている歴史のある発毛剤であり、社会のニーズを考慮して様々な変遷を経て、現在のリアップシリーズのラインナップが形成されています。
特に、リアップX5プラスは、不足しがちな栄養素であるビタミンB6にビタミンEやメントールといったミノキシジルの効果をサポートする成分が配合された製品で、ミノキシジル単独の発毛剤とちょっと違う効果が期待されるかもしれません。

当サイトでは色々な育毛剤、育毛シャンプーを比較検討していますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

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