ビタブリッドCは、週刊誌に掲載されたり、元宮崎県知事の東国原英夫氏が使ったということで、メディアでもよく取り上げられている育毛剤です。

ビタブリッドCは、韓国の大学教授が開発した育毛剤です。

東国原氏のビタブリッドCの使用後の頭の写真を見ると、確かに効果が見られた感じはします。

しかし、主成分はビタミンCです。

肌には良くても、増毛効果まであるとは到底考えらえないビタミンCが、日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインにある推奨度1位のミノキシジル含有のリアップX5以上?の効果が出ているとは信じられません。

ウーン……。

たしかに、頭皮環境を改善するサポート程度のことはできるかもしれませんが……。

失礼な言い方ですが、AGAがかなり進行していたように思える東国原氏の頭がビタミンCが主成分のビタブリッドCで増毛できたなんて……。

これが事実ならば、副作用が怖いと恐れられているミノキシジルやフィナステリドなんかを使用する必要はありません。

ビタミンCで増毛できたら、これほどありがたいことはありません。非常に安全性が高く、使いやすいですから。

しかし、ビタミンCに増毛効果、育毛効果を期待できるとは思われません。。

ビタミンCはコラーゲン形成に重要な成分ですし、そのコラーゲンを含む頭皮の環境を改善する効果はあるとは思っています。

また、頭皮環境の改善は育毛効果を促すという研究発表も行われました。

それでも、東国原氏の頭の写真のように、はっきりとわかるぐらいの増毛効果があるとは考えられないのです。

ビタブリッドCで東国原氏の髪のようにごっそりと増やすことがえるのかどうか、検証してみたいと思います。

12時間、ビタミンCが頭皮下に貯留

一日二回、ビタブリッドCを塗ることで24時間、頭皮下にビタミンCが留まっています。ただ、留まらせるのではなく、壊れやすいビタミンCを保護しながらということで、それらを維持するための特殊な製法で作られています。

特殊な製法とは、LDHという亜鉛が材料の無機二重層水酸化物の特徴である層状になった形態を活用した製法です。要するに層状、つまりアコーデイオンの蛇腹部分のような構造をしていると思っていただければわかりやすいでしょう。

因みに、ビタブリッドCという名前はビタミンCと亜鉛を材料にした物質を組み合わせた、ハイブリッドしたということで「ビタブリッドC」と名付けられたとか。

また、亜鉛も育毛効果に欠かせない成分です。

亜鉛素材の層の部分にビタミンCを挟み込むことでまず、ビタミンCを保護します。

そして、挟み込んだビタミンCを層のうねりで継続的に調節して送りこみながら、ビタミンCの12時間の持続的供給を可能にしています。

 

LDHにしたメリット

LDHが頭皮下に浸透すると、汗などの体から出た老廃物がLDHに取り込まれます。そのとき、LDHの中にあったビタミンCが放出され、真皮など皮膚の奥深くに入っていきます。

このビタミンCの放出は12時間、持続して行われます。一日二回の塗布で24時間、頭皮下の奥深くまで浸透し続けているということは、例えば、頭皮の成分であるコラーゲン生成の持続的なサポートを可能にしていることになります。

 

ピュアビタミンCという表現

ビタブリッドCのサイトを見ていると、ピュアビタミンCと文字がたまに目に入ります。このような言い方を見かけたことがないので単なるビタミンCとどう違うのだろうと考えました。

サイトを読み、予想できるのは「ビタミンC誘導体」ではないということだと、理解いたしました。

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの壊れやすいというデメリットを解決し、安定性を強くして作られたものです。

ビタミンC誘導体は化粧品などによく使われています。

また、ビタミンC誘導体にもデメリットがあります。

ビタミンC誘導体は皮脂の分泌を抑え気味にする傾向があるため、乾燥肌の人にはビタミンC誘導体が豊富に使われた化粧品などは不向きといえます。

 

ビタブリッドC開発者の熱意は伝わる

普通に扱ったのでは、ビタミンCは壊されて、効果を発揮させることが難しくなります。それでも頭皮のためにビタミンC誘導体ではなく、ビタミンCを開発者は使いたかったのでしょう。

また、いくつかあるビタミンC誘導体のどれを使用するかでも、効果や使用感が変わるという面倒もあります。

そこで、ピュアなビタミンCを皮膚の奥深くまで壊さずに運搬できる方法として、LDHで運搬するという方法を選択されたのでしょう。

その上、開発者は頭皮の乾燥は頭皮のバリア機能を著しく低下させるということにも配慮して、熱意を持って作ったのだということが、このビタミンCの件だけでもよくわかりますよね。

参考URL:『ビタブリッドC』はビタミンC12時間。

http://vitabrid.co.jp/sp/technology.html

参考URL:発明者のメッセージ

http://vitabrid.co.jp/patent.html

 

理論通りに作られたものであればいいものであると認めても、サイトの内容に納得がいかない

ビタブリッドCに入っているビタミンCは評価しながらも、東国原氏の増毛効果は信じられないという思いは頭から離れることはありませんでした。

そして、「ビタミンCの直接塗布のほうが経口摂取よりも効果がある」という記事には呆れ(すみません)、驚いてしまいました。

引用させていただきますね。

Q3.ビタミンCが髪に役に立つなら、

果物やサプリで補えば良いのでは?

A.直接塗布と経口摂取とでは比べ物に ならない差が出ます。ビタミンC※は素晴らしい栄養成分ですので、ぜひ食事などによるビタミンC※摂取を続けていきたいところ。しかし、食事によって摂取したビタミンC※は体内を巡っている間に様々な箇所に活用されているため、頭皮の意図した箇所へ届くのは残念ながら1%にも満たないと言われています。頭皮にピンポイントに対処するという意味では、ビタミンC※はさらに塗る方が効果的です。必須ミネラルの亜鉛も毛髪関連では有名なミネラルですが、市場の商品でも出ているように、皮膚に直接塗布することでその箇所に貢献することもまた知られています。

 

ミノキシジルの内服薬は育毛内服薬として日本もアメリカも認可していませんが、個人輸入を利用して入手する人が絶えません。また、ミノキシジル内服薬を処方するAGA専門医がいます。

それは何故でしょうか?

ミノキシジルを直接塗布するよりは経口摂取のほうが確実に効果があるからです。

上記の引用文の中の「直接塗布と経口摂取とでは比べ物に ならない差が出ます。」のおかしさはAGA専門医も指摘しておられます。

話は飛躍しますが、爪水虫外用液でも塗って効果が無ければ、医師は内服薬を処方します。

あるいは、皮膚が化膿して、抗生物質入りの塗り薬だけでは治癒力が弱いと判断されれば、抗生物質内服薬を医師は処方します。

例え、食品でも、日ごろから栄養のバランスを考えて食事をしている人は皮膚も健康的です。

外用剤をつけても乱れた食生活を送っている人よりは早く治癒するでしょう。

ビタブリッドCの開発者は優秀な大学教授です。もしかしたら、この上記の引用文は彼の眼に触れていないのかもしれません。

非常にがっかりしたがした件です。

 

ビタミンCの扱いは評価できても、育毛効果は評価できない

しつこいですが、東国原氏の増毛写真は本当なのでしょうか?

確かに東京医科歯科大学が「17型コラーゲンが白髪と脱毛を抑える」という素晴らしい研究発表をおこなったことで、コラーゲンの生成に関与しているビタミンCの存在は、さらに重要性は増したと思います。

ビタミンCがミノキシジルのように成長因子の産生を促する、あるいはフィナステリドのように脱毛を促進させる5-αリダクターゼの働きを抑えるなどの類似した効果が少しでも見られるのであれば、東国原氏の写真も少しはですが、信用できるでしょう。

しかし、ビタミンCにそのような効果があると、まだ厚生労働省も認めていません。

ビタミンCが頭皮環境を整え、発毛しやすい下地を作ったとしても、副作用まで背負ってのミノキシジルやフィナステリドの効果には程遠いものがあります。亜鉛も入っていますが、発毛するにはビタミンCでは弱すぎます。

ビタブリッドCを使用したという東国原氏の増毛状況はリアップX5でも難しいのではと思うのですが……。

17型コラーゲンが白髪と脱毛を抑える

http://www.tmd.ac.jp/mri/press/press11/

 

ビタブリッドCの検証まとめ

良い点

ビタミンCの扱いは評価できます。

悪い点

サイト自体に問題があります。

また、発毛効果を期待するには価格が高すぎます。

こんな人におすすめ

まだ薄毛になっていないけれど、将来不安がある人が予防的に使うのにOK.

非常に安全性は高いようで、安心して使用できます。