デュタスはイギリスに本社のあるグラクソスミスクライン社のザガーロというAGA(男性型脱毛症)の治療薬のジェネリック医薬品で、インドのドクターレッディーズラボラトリーズ社が製造販売しています

ザガーロというAGA治療薬はあまり聞いたことが無いという人もおられるかもしれませんが、日本では2015年9月28日に厚生労働省から認可を受けた新薬ということです。
アジアでは2009年に韓国で販売を開始されたということで、単に日本での承認が遅かったというだけでジェネリック医薬品も多く出回っているというのが現状です。

デュタスもその一つですが、有効成分はデュタステリドという物質でデュタステリドを主成分とするジェネリック医薬品はアボダード、ベルトリド、デュタボルブ、デュプロスト、デュタプロスなどもあります。

しかしながら、日本では、ザガーロが発売されるまでは、デュタステリドを主成分としたAGA治療薬としてデュタスが最も有名な治療薬ということです。

これだけ多くのジェネリック医薬品が世に出ているのは、ザガーロ、言い換えれば、ザガーロの主成分であるデュタステリドのAGA治療に対する効果が大きいことを意味しているのだと思います。

インドは特許の商品と医薬品に関する特許の有効期限に関する制限が緩かった時期があり、他国では製造販売できないジェネリック医薬品が比較的早い時期に市場に出すことができるというのもデュタスがザガーロよりもメジャーになった要因の一つかもしれません。

ザガーロについては本サイトでもご紹介させていただいておりますので、以下の関連記事をみて頂ければと思います。

ザガーロもあまり聞きませんが、ザガーロやデュタ有効成分であるデュタステリドという名前もあまり聞いたことがありません
ザガーロはAGA治療をしているクリニックで処方されなければ使用されることのない処方箋医薬品ですし、AGA治療薬として承認されて日本で発売されるようになったのが2016年ということで扱っているクリニックも限られているということもあるでしょう
デュタスについて知るためには、ザガーロと共通するデュタステリドについて知る必要がありそうですね
承認されてから半年以上たっているのにザガーロの認知度が低いのも、デュタステリドに対して否定的な医師が多いということもあるのかもしれません
そんな考え方もあるのですか?
デュタステリドは同じようなAGA治療薬であるフィナステリドよりも効果が強いということがあるのですが、その分副作用も強いということを嫌がる人が多いということです

 

デュタスの主成分であるデュタステリドの効果とは?

AGAの治療薬として利用されている成分には、フィナステリドミノキシジルデュタステリドの3種類があります。
このうち、効果のメカニズムからミノキシジルだけが位置付けが異なっていますが、ィナステリドとデュタステリドはDHTの増加を抑えるという効果のメカニズムも類似しています。

  • フィナステリド:5αリダクターゼの阻害によるジヒドロテストステロン(DHT)合成の抑制
  • ミノキシジル:血管拡張作用による
  • デュタステリド5αリダクターゼの阻害によるジヒドロテストステロン(DHT)合成の抑制

このことから、フィナステリドを配合したAGA治療薬とデュタステリドを配合したAGA治療薬が比較説明されることが多い理由となっています。

デュタステリドとフィナステリドは全く同じように見えるのですが、デュタステリドの方が効果が高いというのは5αリダクターゼの活性を抑える作用が強いだけかと思っていました
そういうこともあるかもしれませんが、それ以上に問題視されているのが、副作用にも影響する阻害する5αリダクターゼの種類にあります
5αリダクターゼに対する阻害力が強いから副作用も強くなるというだけではないというと、どんなことがあるのか知っておく必要がありそうですね

 

デュタステリドの5αリダクターゼ阻害効果の微妙な違いとは

AGAの主要因は5αリダクターゼによって発生するDHTが毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に結合することによって成長期になる毛髪が抜け落ちることが大きな原因と言われています。

正確には5αリダクターゼには2つのタイプがあり生じるDHTにも2つのタイプが存在し、AGAで抜け毛を促進するDHTはタイプⅡと呼ばれるDHTであって、タイプⅠのDHTはAGAの発症には影響しないというように考えられています。

フィナステリドはタイプⅡの5αリダクターゼを阻害するだけですが、デュタステリドはタイプⅠとタイプⅡの識別をせず両方の5αリダクターゼを阻害することが明らかにされています。

両者の阻害活性が異なっていたとしても使用する濃度で活性は調整されているはずですので、タイプⅡの5αリダクターゼのみが脱毛に関係しているのであれば、フィナステリドとデュタステリドは同じ効果ということになります。
ところが、育毛効果はデュタステリドの方が高いということですので、タイプⅠのDHTも脱毛に無関係ではないということを意味しているのかもしれません。

前頭と頭頂に多いタイプⅡの5αリダクターゼによって額部分の脱毛に始まり頭頂部に向かって進行する脱毛症がAGAの特徴ですが、明確に証明されていないとはいえども、全体的に毛髪が細く短いまま抜けていく女性の脱毛症にみられるようなケースにはタイプⅠのDHTが関係しているという話もあるようです。

タイプⅠのDHTがAGAとは別の形で薄毛に影響するということであれば、デュタステリドの方が育毛効果が高いということも納得できる話です。

参照元:ウィッキペディア 脱毛症
https://ja.wikipedia.org/wiki/脱毛症

 

そりゃそうですよね。タイプⅡのDHTの発生を抑えるだけならフィナステリドもデュタステリドも同じような効果になるはずですもんね
あくまで推測でしかありませんので、そういうこともあり得るかなという程度です。どなたかが科学的に証明するのを待つしかありません。
実際の効果が高いのであれば、フィナステリドを使ったプロペシアプロスカーやそのジェネリックのフィンカーなどよりもデュタスやサガーロを使った方が良いと言いうことでしょうか?
それが必ずしもそうではないということで、ザガーロやデュタスを敬遠する医師やAGAに悩む男性がいるということです
効果が高い分だけとんでもない副作用が起こりうるというリスクがあるということですか?
「とんでもない」かどうかは人によると思いますが、薄毛以上の悩みが発生していくる可能性があるということです

 

デュタスの副作用について

育毛剤を調べると必ずといっていいほど副作用に関することが出てきますが、これはAGA治療薬としての効果が高ければDHTを必要とする体の部位でトラブルが起こる可能性も高くなるからです。
効果が高ければDHTが余分に抑えられているわけですから、経口治療薬であるデュタスやザガーロは効果の分だけDHTを必要とする体の部位に異常が起こる可能性も高くなってしまいます。

 

DHTは何故造られるのか?

5αリダクターゼは何も男性から髪の毛を奪うために合成されているわけではなく、必要とされるから合成されています。

男性ホルモンは男性ホルモン受容体に結合することで機能を発揮するようにできていますが、何らかの原因でテストステロンが減ってくるとより男性ホルモンとしての活性が強いDHTで低下する男性ホルモン活性を補うために5αリダクターゼが作用するようになるというわけです。

言い換えれば、フィナステリドを配合したAGA治療薬はタイプⅡのDHTを抑えるだけですが、デュタスやザガーロに配合されているデュタステリドはタイプⅠも抑えてしまいますので、男性ホルモンの不足による体のトラブルが起こりやすくなるというわけです。

 

DHT不足による体のトラブル

男性ホルモンの働き、すなわち、男性ホルモンが体内の細胞に存在する男性ホルモン受容体に結合することによって細胞が活性化することによって体内で起こる反応は以下のことがあります。

●男性器の形成と発達
●変声
●体毛の増加
●筋肉増強
●性欲の亢進

デュタスの服用によって、ここで言われている一つ一つの男性ホルモンの機能が減少する、あるいは、奪われてしまう可能性があるというわけです。

参照元:ウィッキペディア アンドロゲン
https://ja.wikipedia.org/wiki/アンドロゲン

 

デュタスの副作用

デュタスの副作用は男性ホルモン不足が影響するわけですから、さすがに、変声は終わっている方が多いとは思いますが、筋肉増強の低下は骨格筋の問題だけでなく、消化器系や心肺機能にも影響を及ぼす可能性はありますし、血管機能が低下すれば代謝のトラブルが起こり、排尿機能にトラブルが起こってくる可能性も否定できません。
精神的にも、集中力や意欲が低下することもあるかもしれませんので、そのことが性欲の低下に影響するということもあるかもしれません。

そして、何よりもデュタスやサガーロが嫌われる副作用というのが、勃起不全、いわゆる、EDとして知られている症状です。
実際に服用した人がデュタスの服用を辞める最大の引き金となるのが勃起不全ということで、その副作用を体験した人が結構多いようです。

これらの副作用はフィナステリドを主成分とする育毛剤でも十分可能性のある話ですが、DHTの抑制がより強いデュタスにおけるリスクはより高いということを認識する必要がありそうです。

下世話な言い方をすならば、ハゲを取るのか勃たなくなることをとるのかという究極の選択を迫られることになるという点で、副作用のリスクが低いフィナステリド系の育毛剤を利用する人が多いということですね
体質や生活習慣も関係することですので、副作用が必ず出るというわけではありませんが、デュタスを利用する以上はその覚悟は必要なのかもしれません

 

デュタスの入手・購入方法と値段

副作用についてご理解いただいた上で、それでもデュタスを試したいとなると価格についても知りたいのではないかと思います。
医療用の治療薬であるサガーロはAGAの治療を行っているクリニックで処方してもらう必要がありますが、日本での販売が始まってからの日が浅いこともあり、処方できるクリニックが少ないそうです。

そこで、ジェネリックで最も歴史のあるザガーロのジェネリックであるデュタスということになりますが、デュタスの入手経路は海外からの個人輸入、すなわち、通販(個人輸入代行)で購入することができます。

2018年11月現在のデュタスの価格は30錠入りで2,480円と、一錠あたり83円程度で販売されています。
一錠あたりの最安値は43円ということですが、300錠まとめて購入ということですので、体質に合わなかったときにはかなりの無駄遣いになっていまいます。

一錠の価格が83円といっても、ザガーロの価格が273円から300円を超えるクリニックもあることを考えると、かなり安いということに変わりは無さそうです。

 

デュタス使用時の注意点

デュタスを使用する際には、以下の注意点は守るように言われています。

  • 女性(特に妊娠中の方)・子供は触らない
  • 原則1日1錠
  • 服用中および、それから半年間の献血は禁止

妊娠中の女性が触れるだけでも皮膚から浸透する可能性があり、胎児に悪影響を与える可能性があるので、近寄らないでください。

献血も同様で、デュタステリドの成分が残った血液が妊婦に輸血されると、異常を及ぼすリスクが高くなります。

デュタスの魅力は育毛剤としての効果が高いというメカニズムがよくわかりました。ただし、効果の分だけ副作用のリスクや程度も高くなるということも・・・
デュタスはインドのNo.2の製薬会社であるドクターレッディーズラボラトリーズ社が製造している薬しての評価は問題ありませんが、成分であるデュタステリドの副作用が問題とされています。体質もありますが、人によってQOLの基準は異なりますので、何を優先させるのかをよく考えて利用するようにしていただければと思います

参照元:ウィッキペディア デュタステリド
https://ja.wikipedia.org/wiki/デュタステリド

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