ロニテンはアメリカ合衆国のファイザー社が開発し製造・販売しているタブレット育毛剤です。

ミノキシジル含有の錠剤として5mgと10 mg(いずれも100錠入り1本)のタイプがあります。

日本国内では未承認(2015年現在)となっていますので、購入時や使用には注意が必要です。

また、FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を一時的に得ていましたが、現在では「ロニテンを育毛剤として使用することは推奨されない」との通達が出されています。

もともとは血管拡張剤として開発された経緯があり、高血圧の治療薬として使用されていた側面から副作用として「体毛が濃くなる」とされていました。

また「育毛剤として使用した場合、副作用や後遺症を引き起こす可能性がある」(FDAの定義する「健康を害する可能性」がある)ことから承認が取り消されたのではないかとの見方もあります。

以上を踏まえた上でその効果について挙げてみたいと思います。

ロニテンの効果

ロニテンはタブレットタイプの(塗り薬と違い、体内に取り込む内服薬)育毛剤ですので外用薬よりも高い効果が期待できますが、その反面強い副作用が現れる可能性も否定できません。

使用に関しては十分に医師の相談や使用者の評価を参考にした上で検討した方がよいでしょう。

ミノキシジルの「血管拡張薬」としての性質が外用薬より強く現れますので、当然のように育毛効果も外用薬のそれより大きいです。

取り込まれたミノキシジル成分が血管を通じ体内に巡りますので、作用時間も外用薬より長いものになります。

それまで外用薬を使用していて効果が体感できなかった人に対しても、ロニテンの使用で顕著に効果が現れたという例も多くあります。

AGA(男性型脱毛症)の抑制はもちろんのことですが、ミノキシジルでは効果が現れにくいとされている「生え際・頭頂部」にも高い効果が期待できます。

 

ロニテンの価格

ロニテンは5mgと10mgの2つのタイプが販売されており、価格は他のタブレット育毛剤よりも高めになっています。

・ロニテン5mg(100錠入り1本)で8000~9000円前後。

・ロニテン10mg(100錠入り1本)で13000~14000円前後。

他のミノキシジル含有外用薬やタブレットでも効果が見られない場合は医師と相談の上で購入を検討しても良いかもしれません。

 

ロニテンの入手方法

ロニテンは現在、ネット通販サイトや個人輸入代行業者を利用することで購入できます。

取り扱い店舗による価格差は他の育毛剤より小さい印象がありますので、ご自身に合った信頼できる店舗で購入すると良いでしょう。

また、日本国内ではロニテンは未承認薬となっていますので、使用者が個人で輸入する(直接取り寄せる)場合は自己責任となりますのでその点でも注意が必要です。

 

高い効果を期待できる反面

外用薬としての育毛剤は塗布時の乾燥やムラによりその作用時間が内容薬と比べると少ないと言えます。

一方、ロニテンは内用薬ですので、服用後に血流を介して体内に取り込まれ、効果を発揮します。

そういった点から非常に高い育毛効果を期待出来る反面、使用者の体質やロニテンとの相性、併用する他のケア用品によって強い副作用を引き起こす可能性も否定できません(報告例に関しても外用育毛剤やタブレットよりも多いのが実情です)。

従来の育毛剤で効果が体感出来できずロニテンの使用を検討している方に限らず、これから育毛ケアに取り組もうとされる方に関しても使用にあたっては十分に注意が必要と言えます。

 

ロニテンの副作用

内服薬ですので一般的な外用育毛剤より効果を期待できますが、体内での作用時間が長いということもあり副作用が現れる確率は外用育毛剤より高いと言えます。

また、副作用の症状についても外用育毛剤のそれより強く出ることが多いため、十分に把握した上で使用を検討するべきでしょう。

少しでも不安がある場合は医師の診察を受けてからでもまったく遅くはありません。

ロニテンの主成分はミノキシジルですのでAGA(男性型脱毛症)の治療には大変大きな効果が期待できますが、内服薬ということから注意すべき点が多いと言えます。

外用育毛剤、内服薬問わず言えることですが、事前に副作用をしっかりと把握することで育毛ケアは快適なものになり得るのです。

以下に副作用の事例を挙げてみたいと思います。

 

実際に報告事例のある副作用:主な原因はミノキシジル

ミノキシジルには血圧を下げる(血管を拡張する)効果がありますので、これに依って「低血圧」や「不整脈・動悸」が引き起こされた事例があります。

もともと血圧の低い方や心臓疾患・腎臓疾患で治療中(治療歴のある方)もしくはその恐れのある方は使用は控えた方が良いと言われています。

「手足のむくみ」の報告事例もあります。

これもやはり血管拡張効果の弊害とされていて、「ミノキシジルによって広げられた血管内の血液濃度を上げるために、余計な水分を血管の外に押し出すため」に起こる症状とされています。

また頭髪以外の「体毛が濃くなる」事例もあります。

これは外用育毛剤と違い体内に取り込まれたミノキシジル成分が全身にくまなく渡ることによって引き起こされるとされています。

ミノキシジルは毛母細胞を活性化させると言われていますので(医学的な立証はされていませんが)、その効果が全身の毛母細胞にも作用すると考えられています。

ムダ毛のケアを同時にされている方は注意が必要です。

これらの症状は臨床実験中、実売後を問わず8~9%の使用者に現れたとする統計もあります。

正しい用法・容量下にも関わらず発生する可能性も十分にありますので注意が必要です。

クリニックでは、ロニテンと合わせてフィナステリドが処方されることがあります。

医師の処方の下で使用する分には問題ありませんが、その他の医薬品(外用・内用問わず)を合わせて使用する場合は個人で判断せずにこちらも専門医へ相談することをおすすめします。

 

内服薬であることを考慮して

ロニテンはタブレット育毛剤として抜け毛や薄毛に非常に高い効果を発揮しますが、内服薬という性質上、長時間体内に成分が留まります。

効果も期待できる反面、頭皮に塗り付けるタイプの育毛剤より副作用の発生率は高いと言えるでしょう。

現在、ロニテンはオンライン通販サイトや個人輸入業者から容易に入手可能ではあります。

用法と容量を守って使用するのは勿論のことですが、医薬品である限り副作用は起こり得るものと考え、事前に症状を把握することが予防にも繋がるのです。