ロゲインは1980年にアメリカで発売されたミノキシジルを配合した育毛剤の中で最も歴史のある育毛剤で、ミノキシジルの濃度でいうと日本のリアップX5プラスに相当する製品です

ミノキシジルは1960年代に現在のファイザー社であるアップジョン社が高血圧の経口薬として創薬された成分で、1980年代に入って初めて脱毛症の薬であるロゲインとして発売され、発売当初はミノキシジル含有量が2%であったものが現在は5%になっています。

日本では、大正製薬がリアップとしてミノキシジル1%のものを発売しておりますが、リアップもミノキシジル濃度を5%にしたリアップX5、さらには、そこにサポート成分を加えたリアップX5プラスというように変遷してきております。

参照元:ウィッキペディア ミノキシジル
https://ja.wikipedia.org/wiki/ミノキシジル

ミノキシジルの歴史的背景からも分かるように脱毛剤としての特許も期限切れてジェネリックも多く販売されており、最も代表的なジェネリックが当サイトでもご紹介させていただいたインドの製薬会社が世界中に展開しているツゲインということで、ミノキシジル濃度は2%、5%、10%のものが販売されています。

ミノキシジルの効果を試してみたいと思って調べてみると、ミノキシジルを配合した育毛剤がたくさん存在しており、どれを選んだらよいのか困ってしまうという方もたくさんおられます。

そうですよねぇ。たくさん種類があって迷ってしまいますが、ミノキシジルの効果だけを取り上げるならばどこのものでも同じように思いますので低価格で購入できる海外製の育毛剤がお得なような気がします
ミノキシジルの効果と値段だけならばそういう考え方もありますが、成分だけならば同じように見える海外育毛剤でも使い勝手が異なるというケースもあります
えっ!そんなことがあるのですか?それは、是非教えていただきたいです
じゃあ、ミノキシジルを利用した育毛剤の元祖でもあるロゲインの解説をしながら、ミノキシジル育毛剤の選び方を検証してみましょう

 

ロゲインの効果と副作用

ロゲインは製造元のファイザー社によると「毛髪を活性化し再成長させる」とされる、ミノキシジルを5%配合した外用育毛剤です。
継続して使用することでより発毛・育毛促進と脱毛の改善を促してくれるということで、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を得ております。

液状タイプフォームタイプの2種類がありますが、2018年2月時点での1本の購入では、それぞれ4,300円~5,500円と4,300円~4,800円という価格になっています。

まとめ買いということで2本まで購入可能ですが、2本購入の場合には、液状タイプは1本あたり2,639円~3,550円と割安で購入できます。

ちなみに、女性用としてミノキシジルを2%配合されたロゲインもありますが、価格に大きな差はありません。

 

ロゲインの効果

ロゲインに含まれるミノキシジルには血管拡張作用があり、血行が良くなることで毛髪の成長に必要な栄養素が毛乳頭に届きやすくなることが育毛につながると考えられていますが、近年では、毛母細胞の成長を促すKGF(毛母細胞成長因子)の活性を高める効果という予想外の効果もあったようです。

ミノキシジルの育毛効果については未だに未知の部分も多いようですが、実際にロゲインを継続的に使用した多くの方が「効果があったと実感している」との統計もあります。
ただし、皮膚が薄くもともと血流の状態が良いとは言えない額の生え際には大きな効果が得られないとも言われており、主に頭頂部の薄毛・抜け毛対策として使用する方が良さそうです。

また、同時に配合されているプロピレングリコールには保湿効果があるということですが、様々なスカルプケア製品で競い合っているような程の保水効果が期待できるというわけではなく、ロゲインの保水効果というのは慰め程度と考えておいた方がよいでしょう。

 

ロゲインの副作用

ロゲインは間違えた用法・容量で使用すると頭皮や体調に異常をきたす場合がありますし、正常な使い方をしていても使用者の体調、体質によっては血管が拡がることによる体の変調が起こることもあります。

ミノキシジルにはもともと血管拡張剤として開発・利用された経緯があるため、この性質から低血圧を誘発するとも言われています。
低血圧の方が使用すると心臓に負担をかけることになりかねませんので、特に注意が必要です。

血行促進によってかゆみを感じる方もいらっしゃいますし、医学的な因果関係の確認はされていないものの、使用者の約2%の方から「性欲の減退」を感じたとの報告事例もあります。

間違った使用方法によると言われていますが、非常に稀なケースとして以下の項目も挙げられています。

  • 手足や顔のむくみ、しびれ、軽度の痛み
  • 頭痛、意識の低下、めまい
  • 不整脈
  • 急速な体重の増加

また、保湿成分でもあるプロピレングリコールによって頭皮の痒みを感じる場合もあります。

異変を感じるようなことがあれば直ちに使用を止め、医師の診断を受けることが推奨されています。

エタノール系のトニックなどを使うと直後はひんやりして爽快感があるのですが、後から少し痒くなるということがあります。
皮膚が溶媒に弱いという人によくある現象です。エタノールならば体温で直ぐに蒸発してしまいますが、プロピレングリコールはエタノールに比べるとはるかに長い時間頭皮に残るので炎症を起こす可能性もあります。
いずれにしても、ロゲインはミノキシジルが中心の育毛剤ですので、効果も副作用もミノキシジルに由来するものが圧倒的に大きいということですね
まあ、「訴訟の国」アメリカでFDAが認可した医薬品ですから、用法・容量をよく読んでその通りに使っていれば滅多なことでは異常をきたすことはないのかもしれません。副作用が起こるというのはロゲインがその人の体質に合っていなかったと考えるべきかと思います
ところで、日本で販売されているリアップX5プラスやジェネリックのツゲインやといった製品も同じような効果と副作用があるわけですよね。となると、価格勝負ということになってしまうのですか?
ベースがミノキシジルにある以上は効果も副作用も大きな差があるわけではありません。ただし、どちらの製品にもミノキシジルを使った育毛剤のオリジナルともいえるロゲインとの差別化を考えた工夫はなされており、価格だけの問題ではありません

 

ロゲインとツゲインを比較してみました!

ツゲインはミノキシジルを配合した大正製薬のリアップX5のジェネリックとして日本で販売されている育毛剤ですが、商品の詳細について検証した記事はこちらに書かれています。

ツゲイン5%(60ml×1本)で4,000~5,000円という価格帯で販売されていますので、現時点では、ロゲインと大きな価格差は無さそうですが、両者の差は価格だけではありません。

ツゲインには、ロゲインやリアップX5と同じミノキシジル配合量が5%の製品に、ミノキシジル配合量10%の製品がラインナップされています。
ミノキシジルが10%だからといって効果が倍になるというわけではありませんが、ずかでも効果の高い製品に期待する方に向けた製品であるのだと思います。ただし、副作用のリスクが高くなるということは言うまでもありません。

また、ロゲインはアメリカで承認されている医薬品ですが、日本では未承認の医薬品となっており、インターネットの個人輸入代行を利用して購入して副作用被害にあったとしても公的な救済対象にはなりません。
簡単に言えば、ロゲインは医薬品副作用被害救済制度の対象外ということで副作用の治療に対する費用援助が無いということです。

参照元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構 医薬品副作用被害救済制度
https://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/general02.html

 

ロゲインとリアップX5プラスを比較してみました

リアップX5という国内のミノキシジル5%の育毛剤はインターネットでは購入できるようですが、製造元の大正製薬株式会社の公式サイトからは姿を消しており、現在はリアップX5プラスという製品が主流のようです。

リアップX5プラスはリアップX5のバージョンアップ版として2015年10月に発売されたミノキシジル5%配合の育毛剤で、価格は1本で7,048円と同じミノキシジル5%でありながらロゲインに比べるとかなり高くなっていっます。
アメリカよりも薬価の高い日本の医薬品ということで、ミノキシジルに関しては同等でありながら価格で太刀打ちできるわけがありません。

そこで、リアップX5をバージョンアップして、わずかな価格アップで機能を追加してロゲインに対抗しようと出されたのがリアップX5プラスではないかと推測されます。

リアップX5プラスには主成分のミノキシジルに加えて、代謝を促進するピリドキシン塩酸塩抗酸化作用のあるトコフェロール酢酸エステル抗炎症効果のあるl-メントールなどのサポート成分が配合されて、機能をアップさせています。

参照元:大正製薬 リアップX5プラス 製品情報
http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/product/#tab3

お金が許すならば、フケや汚れで炎症を起こしているような状態になっている頭皮の場合には、リアップX5プラスの方が利用価値があるという方もおられるかもしれません。

もちろん、ロゲインを使用しておいて、差額でフケや痒み対策を行うというのもありです。

後は、海外医薬品であるロゲインは個人輸入の制限の範囲でしか購入できないのに対して、リアップX5プラスは大抵の薬局やドラッグストアで薬剤師の意見を聞きながら簡単に購入することができるということもあるかもしれません。

確かにリアップX5プラスは馴染みのある国産育毛剤だしいろいろ機能が追加されていて良いかもしれないけど、2倍近い価格差は大きいですね。ツゲイン10%は興味はあるけど、さすがに、ちょっと怖いかも・・・
予算もありますからね。ただ、ミノキシジルの効果が自分に合っているのかを試すという意味では、先ずは、ロゲインを使ってみるというのも良いのかもしれません。余分な成分が無いのでミノキシジルの効果をダイレクトに知ることができます
販売されてからの期間が長い分だけトラブルのデータもたくさんあるでしょうし、ファイザー製薬と言えば世界的にも有名な製薬会社ですもんね
ネット通販で購入すると薬剤師のアドバイスを受けられませんので、最後にロゲインを使うときに注意点を解説しておきます

 

ロゲインの使用上の注意

ロゲインだけではなくミノキシジルを配合しているすべての育毛剤に言えることですが、特に、頭皮への浸透効果を向上させる工夫がされていない育毛剤は使用後3~4時間は洗い流すことはNGですし、乾燥も自然乾燥が理想的です。
また、帽子をかぶったり雨に当たるというのも、成分が流れ落ちてしまう恐れがあるので注意が必要です。

説明書を開けば容量・用法が書かれていますのでよく読んでそれを守って使用するというのは勿論の事ですが、副作用の発症リスクを下げ、快適なケアライフを送るため日頃から注意しておきたい点についていくつか挙げておきます。

  • 就寝時には血圧が低下しますので、就寝前の使用はなるべく控えましょう。
  • もともと頭皮に痛みやかゆみがある場合は使用前に医師と相談しましょう。
  • 他の医薬品(内服薬・外用薬とも)がある場合は使用を控えましょう。
  • 毛染めやパーマとの併用は避けましょう。
  • 女性が使用する場合は、女性用のものを使用(ミノキシジル1~3%のもの)し、妊娠中・授乳期は避けましょう。
ただし、事前に医師の診断を受け使用していても、個人の体質によっては使用後に症状が現れることも否定できません。
副作用の報告事例があることを事前に知った上で、症状が現れたらすぐに使用を止め医師の診断を受ける、ということを念頭に置いて使用することが望ましいと言えます。

このサイトでは他にも多くの育毛剤をご紹介、解説していますので併せてご覧いただけますと幸いです。