ザンドロックスはかつてアメリカ合衆国のリチャード・リー博士により開発され、ザンドロックス社より製造・販売されていた育毛剤です。

現在では日本国内での販売(輸入)は停止しているようで、本国アメリカでもFDA(食品医薬品局)の承認が2011年で失効しています。

具体的にどういった経緯で販売しなくなったのかは不明ですが、当時としては高いミノキシジル含有率の育毛剤を3種類に分けて販売していましたので、その効果を求めて購入する方も多くいたようです。

当時の表記で5%(65ml)、12.5%(30mlと125ml)、15%(125ml)のものがありました。

ザンドロックスはかつてアメリカに本社を置くザンドロックス社から販売されていた外用の育毛剤です。

2011年の初め頃に製造・販売とも停止してしまった後は、他のミノキジジル含有の育毛剤より高い濃度のもの(含有率5%、12.5%、15%の3種類)を取り扱っていましたので、人気も高かったであろうことが伺えます。

実際の効果について以下に表記したいと思います。

ザンドロックスの効果

AGA(男性型脱毛症)に有効なミノキシジルは勿論のことですが、それ以外にも他のミノキシジル系育毛剤にはない成分を含んでいたともいわれています(これが原因でFDAの承認を通過できなくなったとの見方もあります)。

以下にその主な成分と効果を挙げてみましょう。

・アゼライン酸

皮脂の分泌を抑え、毛穴の詰まりを解消します。また、皮脂の酸化防止作用があり頭皮を清潔に保ちます。

・ニコチン酸ベンジルと皮膚軟化剤

ニコチン酸ベンジルはミノキシジル同様、血行を促進し頭皮への栄養素の運搬を活性化させます。

皮膚軟化剤による保湿効果(頭皮の水分蒸発を低下させる)があります。

・ベタメタゾン

ベタメタゾンはかぶれなどの皮膚の炎症やかゆみの元となる現象を抑制する効果があります。

・ポリフェノール

ポリフェノールの抗酸化作用が活性酸素の働きを抑制することで、頭皮にある毛母細胞のの老化(破壊)を防ぎます。

・フィナステリド

「ザンドロックス15プラス」のみにフィナステリドが0.1%含まれており、AGAの主な原因でもあるジビドロテストステロンを抑制する効果があります。

その高いミノキシジル含有率から同系統の育毛剤が苦手としていた「生え際」と「前頭部」にも効果があったとの報告例もあったようです。

他、アルコールや精製水以外にも細かな含有成分がそれぞれ5%、12.5%、15%の3タイプによって分けられ、差別化が図られていました。

 

ザンドロックスの金額

ザンドロックスは使用者の体質や相性を考慮してか、容量と成分を調整したいくつかのタイプを販売していました。

代表的なものを以下に記載したいと思います。

  • ザンドロックス5%ノーマル(65ml)で6000円前後。
  • ザンドロックス12.5%(30ml)で5000円前後。
  • ザンドロックス15%(125ml)で12000円前後。
  • ザンドロックス15%プラス(125ml)で13000~15000円前後。

※現在では12.5%のものは10%としてザンドロックス社ウェブサイトにて紹介されています。

「高い育毛効果」「幅広い選択肢」から非常に人気が高かったことが伺えます。

 

ザンドロックスの入手方法

かつてはクリニックや輸入代行業者を通して入手が可能でしたが、現状では取り扱っている店舗を探すのは非常に困難と思われます。

入手はほぼ絶望的とみた方が良いかもしれません。

ザンドロックス社自体は育毛剤としてのザンドロックスを現在も継続して宣伝してはいるようで「海外への発送も取り扱っている」と謳ってはいます。

日本国内での取り扱いが無くなっている所を見ると、何らかの安全性が確認されていない可能性(厚労省による輸入規制)も否定できません。

他の育毛剤よりもチョイスの幅が広く、また高いミノキシジル濃度によって絶大な効果を発揮していたザンドロックス。

今後国内での取り扱いが復活することを祈る他ありません。

 

ザンドロックスの副作用

副作用に関してはミノキシジル含有である点から他の以外用育毛剤と似たような症状が多く報告されていましたが、ザンドロックス特有とも取れるものもありました。

今後、製造再開の目処はまったく未知数ですが当時報告例のあった副作用について挙げてみたいと思います。

 

副作用として報告されていた事例

ミノキジジル含有の外用育毛剤が苦手としている「生え際と頭頂部の抜け毛・薄毛」にも効果があるとされ、高い効果を期待して他育毛剤からいわゆる「乗り換え」る方も多かったようです。

しかしその分、高いミノキシジル含有率が副作用を引き起こす可能性も高かったようで実際に以下のような報告例があります。

 

フィナステリドに依ると思われる副作用

「ザンドロックス15プラス」には、他の外用育毛剤には配合されていなかったフィナステリドが0.1%含まれていました。

抜け毛の抑制に効果を発揮する成分ですが、このフィナステリドに依ると思われる副作用は「躁うつ感」「めまい」「悪寒」「吐き気」「肝機能の低下」が挙げられます。

臨床実験の段階で約5%前後、これらの症状が現れたとの報告例があります。実売後の明確な数字は定かではありませんが、同様に報告事例があったことも確認されています。

 

「ザンドロックス15プラス」以外では

ザンドロックス15プラス以外ではミノキシジルによる代表的な副作用の報告例が多かったようです。これらは他の外用育毛剤にも言えることですので注意が必要です。

血管拡張による「血圧の低下」「心拍数の増加」「動悸」

血行促進による「手足のむくみ・かゆみ」「頭皮のかゆみ・かぶれ」

初期脱毛期間(使用後2~3週間)を過ぎても脱毛が続く等。

現在取り扱いの無いザンドロックスではありますが、ミノキシジル成分を含む育毛剤においては同様の症状が確認されていますので注意が必要です。

これらは必要以上の使用や禁じられている他の薬品との併用によって引き起こされるものですので、用法と容量さえ守って使用していればそうそう現れる症状ではありません。

万が一、症状が現れた場合はすぐに使用を止め、医師かクリニックへ相談するようにしましょう。

 

現在取り扱いは無いものの

販売されていた当時は高いミノキシジル濃度と育毛効果を期待して、いわゆる他の育毛剤からの「乗り換え」も多かったとされています。

実際に効果を評価する声も多く聞かれましたが、その分副作用の事例も少なからずありました。

医薬品に分類される他の外用育毛剤にも言えることですが、副作用は「起こりえるもの」として考え、十分に理解した上で使用することが望ましいのです。

残念ながらザンドロックスは現在入手困難となっていますが、これらの副作用は他の育毛剤でも起こり得るのです。

今後、他の外用育毛剤をケアに取り入れようとされる方は、医師やクリニックへ相談するのは勿論のことですが、ご自身でより理解を深めた上で利用されることも重要と言えるでしょう。