2016年10月、武田薬品工業株式会社から女性専用の育毛剤「MIYABIKA」を発売しました。MIYABIKAは日本屈指の製薬会社であるタケダが本気で取り組んだ女性のためのヘアケアシリーズとして、薬用育毛剤の他に、シャンプー、ヘアトリートメントの3種類をリリースしています。製薬会社が本気で取り組むとどんな凄いものができるのかと期待と興味が膨らみます

育毛剤というと男性専用のアイテムのように思われがちですが、最近は女性用の育毛剤も増えてきており、CA101スカルプエッセンス、M-1育毛ミスト、ベルタ育毛剤マイナチュレ花蘭咲(カランサ)アスタリフトなど、本サイトでもいくつかご紹介させていただいております。

女性用育毛剤の場合にはシャンプーやトリートメントとセットになっているものが多いのですが、MIYABIKAシリーズでセットになっているシャンプーやヘアトリートメントには薬用育毛剤に配合されている和漢植物由来の保湿成分が共通成分として配合されています。
言い換えるならば、薬用育毛剤MIYABIKAは、和漢生薬を配合して「循環」と「潤い」にアプローチすることで乱れたヘアサイクルを修正しようという女性用育毛剤です。

武田薬品工業株式会社は1781年に初代近江屋長兵衞が幕府の許可を得て大阪で和漢薬を商ったのが創業ということですので、和漢薬としては230年以上の老舗中の老舗です。
現在では、アリナミンやベンザといった医薬品が有名ですが、タケダの漢方胃腸薬や漢方便秘などの和漢薬といった領域でも創業時の名残りを残しており、和漢薬へのこだわりが薬用育毛剤MIYABIKAにも反映されているように感じられます。

 

参照元:武田薬品工業株式会社 創業からの歩み 1781‐1944 創業~近代化
https://www.takeda.com/jp/who-we-are/company-information/history/foundation-modernization/
参照元:ウィッキペディア 武田薬品工業
https://ja.wikipedia.org/wiki/武田薬品工業
参考元:ヘアケア「MIYABIKA®シリーズ」新発売について
https://www.takeda.com/jp/newsroom/newsreleases/2016/miyabika/

タケダというとアリナミンシリーズがあまりにも有名すぎて漢方のイメージが無かったのですが、もとは漢方薬を得意とする製薬会社だったんですね。そう言われると、漢方胃腸薬や漢方便秘薬のテレビCMを見たことがあります
京都に自社の「武田野草園」を開設するほどで、和漢生薬に通じているといっても過言ではないと思います。現在の名称は「武田薬品・京都薬用植物園」ということです
和漢生薬にこだわりのあるタケダが育毛剤にどのような生薬を使用しているのかという点がポイントですね
もちろん、こだわりの生薬も使っていますが、そこに固執しているというわけではなく、従来から使われているものでも良いものは使っているというように感じられます

 

MIYABIKAの最大のこだわりはヘアサイクルの乱れの修正!

女性の抜け毛は男性のように禿げてしまうということは滅多にありませんが、全体的に細い髪の毛が目立つようになり、頭頂部の分け目当たりの地肌が見えてくるようになります。
髪の毛の長い女性は気が付きにくいということもあるかもしれませんが、分け目の地肌が目立つようになるころには、シャンプーをした後の排水口には長い抜け毛に混じって細くて短い抜け毛が目立つようになっていると思います。

髪の毛の成長速度には民族差や個人差はありますが、東アジア民族の平均で言うと、1年間でおよそ11㎝伸びると言われています。

成長期、退行期、休止期というヘアサイクルの周期も人によって大きく異なりますが、

  • 成長期:約4年~6年
  • 退行期:約2~3週間
  • 休止期:約3~4ヶ月

 

と言われています。成長期については、2年から6年というサイトが圧倒的に多いのですが、一般的には女性の方が成長期の期間が長く、4年から6年となっているようです。


そして、頭の上に残っている髪の毛の9割近くが成長期にあるということですので、成長期の期間が短くなれば、細くて短いまま退行期・休止期へとヘアサイクルが進み抜け落ちてしまうのが典型的な女性の薄毛のパターンであり、

  • 頭髪のボリュームが減ってきた
  • 抜け毛が増えた
  • 髪の毛が細くなった
  • 分け目が目立つ

 

といった、薄毛の影響が女性を悩ませることになります。

 

MIYABIKAの主張:循環と潤い不足が抜け毛を促進する!

女性の薄毛は、成長期に短縮化によって抜け毛が増加し、休止期の延長によって新しい髪の毛が生えてこないというヘアサイクルの乱れが要因であり、タケダがたどり着いた結論が「循環」と」「潤い」の不足という頭皮環境の悪化がヘアサイクルの乱れの根本原因であるということです。

ヘアサイクルの乱れを誘発する要因には、

  • 老化
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 生活習慣の乱れ
  • 頭皮の乾燥
  • ストレス

 

などの様々な原因が考えられますが、タケダが注目したのが閉経後の女性が陥りやすい頭皮の乾燥と血行不良というわけです。

言い換えるならば、40歳を超えて女性ホルモンが減少し、やがて、閉経を迎えるという、加齢によって起こる自然現象に抗う手段として、「循環」と「潤い」を供給するというのがタケダが薬用育毛剤のMIYABIKAに込めたこだわりです。

頭皮に循環と潤いを与えることで老化に伴う抜け毛を少しでも抑えるということですね?
歳をとって閉経を迎えるというのは避けることができない現象であり、老化対策を考えるよりは老化によって髪の毛に起こる不利益を解消するの効率的ということがMIYABIKAの主張する見解と思われます
そういうことならば、循環と潤いを供給するというMIYABIKAの和漢生薬というのが大切になってきますね

 

MIYABIKAに配合される循環にアプローチする成分とは?

薬用育毛剤MIYABIKAに配合されている循環にアプローチする成分としては、血行促進、抗炎症、頭皮の環境を整える和漢生薬とビタミンが選択されています。

頭皮のハリツヤを維持し潤いをキープすることは、皮膚の下を通る血管の血流改善にもつながり、結果的に循環にも貢献することになります。

MIYABIKAに配合されている循環成分

  • センブリ抽出リキッド:スウェルチアマリンなどのキサントン誘導体が頭皮の血液循環をアップ
  • β‐グリチルレチン酸:甘草由来の成分で、乾燥や汚れによって起こっている頭皮の炎症を抑制
  • パントテニルエチルエーテル:保水力・抗炎症作用もあるビタミンB群の一種で、頭皮の潤い、ハリツヤに大切なコラーゲンの生成を促進
  • ニコチン酸アミド:ナイアシンとも呼ばれるビタミンB群の一種で、毛細血管を拡張することで毛包への栄養素供給の活発化

参照元:わかさの秘密 センブリ
https://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/swertia_japonica/
参照元:ウィッキペディア カンゾウ属
https://ja.wikipedia.org/wiki/カンゾウ属

MIYABIKAに配合されている潤い成分は他の育毛剤でもよく見変える成分ばかりですが、センブリ抽出エキスとβ‐グリチルレチン酸を含む甘草というのが和漢生薬ですね
ここで挙げられている4成分は効果が確認されている有効成分です。MIYABIKAのオリジナル成分にこだわるというわけではなく、良いものは取り入れるという考え方かと思います

 

MIYABIKAに配合される循環にアプローチする成分とは?

加齢に伴い頭皮が乾燥してくることで髪の毛を育てる畑が硬くなっているわけですから、乾燥した頭皮に潤いを与えることは育毛に有効であることは言うまでもありません。

頭皮に潤いを供給するためにMIYABIKAに配合されている成分は、月桃葉エキス、桑白皮エキス、エイジツエキスの3種の和漢生薬です。

MIYABIKAに配合されている潤い成分

  • 月桃葉エキス:線維芽細胞の増殖を促進することで、皮膚にハリツヤを与えるコラーゲン・エラスチンや保水力を与えるヒアルロン酸の合成を促進 する。また、体内における酵素によるコラーゲンの分解を抑える効果もあるということです。
  • 桑白皮エキス:ログワの根皮である桑白皮には、クマリンをはじめとするポリフェノール類が豊富に含まれており、抗酸化活性に加えて抗菌・消炎・保湿作用があると言われています。桑白皮には休止期にある髪の毛を成長期に変える働きがあるという報告もあるようです。
  • エイジツエキス:ノイバラの果実であるエイジツから抽出される保水力のある成分ですが、インボルクリンというたんぱく質の産生を促進することで角質細胞を強化しバリア機能を高める作用があります。

参照元:丸善製薬株式会社 原料辞典 月桃
http://www.maruzenpcy.co.jp/jiten/ke/k/gettou.html
参照元:株式会社アデランス アデランスの研究開発 「科学的な裏付けのある自然素材桑白皮エキスの育毛力とは」
https://www.aderans.co.jp/corporate/rd/case/hair_restoration12.html
参照元:丸善製薬株式会社 原料辞典 エイジツ
http://www.maruzenpcy.co.jp/jiten/ke/a/eijitu.html

MIYABIKAに配合されている潤い成分は純粋に保水力に注目した成分というわけではなさそうですね
確かに、他にも頭皮の健全化に有効そうな効果があるようですが、有効性については研究が進行中のものもありますし、結果的には頭皮にハリツヤと保水性を与える成分ということになります
現在利用されている様々な有効性がトータルで育毛に効いてくるということですね
トータルと言えば、MIYABIKAには7種の主要成分をサポートする4つの天然由来の成分が配合されています

 

MIYABIKAの4種のサポート成分!

念には念を入れてというわけではないと思いますが、ここまでにご紹介させていただいた和漢生薬を中心とした7種の成分の他に、「循環」と「潤い」をサポートするローヤルゼリーエキスユズセラミド海藻エキス‐1コラーゲントリペプチド F4種の天然成分が配合されています。

セラミドは隙間のできた角質層の隙間を埋め、コラーゲンペプチドFは頭皮のハリツヤの回復、海藻エキスは保湿力アップ、ローヤルゼリーエキスはビタミン・ミネラルによる頭皮の代謝の活性化が期待される成分です。

参考元:薬用育毛剤MIYABIKA 公式サイト
https://shop.takeda.co.jp/p/90354

薬用育毛剤MIYABIKAは、ある意味では、オーソドックスな女性用育毛剤のように感じられますが、自社の野草園で和漢生薬の原料となる植物を育てているということが他と大きく違う点と言えます
確かに。循環と潤いと呼び方こそ違っていても、血流改善と保湿力アップのための成分が配合されているという点は、女性用育毛剤の典型的なパターンのような気がします
後は、公式サイトでは「潤い」成分という形でまとめられている月桃花、桑白皮、エイジツに秘められているという、解説されていない有効性というのも大いに期待できるのではないかと思います

当サイトではこの他にも女性向けの育毛剤を解説していますので、併せてご覧いただけますと幸いです。