以前、皮脂は抜け毛の原因になる」という記事を書いています。他のAGAサイトを見ると、同じようなワードを使い、タイトルを変えているのをよく見かけたので、この書き方に挑戦してみようと思いました。

というのも、毛穴の詰まり」というワードが非常に検索されているような感じがしたものですから、毛穴の詰まりから誘導していく記事に仕上げてみました。

頭皮の皮脂や皮脂による毛穴の詰まりは薄毛になりやすいというサイトが以前は非常に多かったのですが、最近は、皮脂による毛穴の詰まりと薄毛は関係ないという記事もかなり増えてきました。

医師サイトや論文は「毛穴の詰まりと薄毛は無関係」とするものがほとんど

医師のサイトは「無関係」とするものがほとんどです。

下記の英文が各サイトの中でよく引用されていますので、ご紹介します。

Does Sebum Cause Hair Loss By Blocking Pores On Scalp?

Q: I have been on finasteride for about 7 months. After my latest haircut I can see that my scalp is shiny. I read that is from sebum buildup and it can cause a layer that clogs the growth of hair. I was wondering if this is true and, if so, how can it be treated? — T.C., Philadelphia, PA

A: It is not true. Hair loss is caused by the miniaturizing effects of DHT on the hair follicle, not by blocked pores.

For more on this topic, view our pages on the causes of hair loss in men or the causes of hair loss in women.

引用元:Does Sebum Cause Hair Loss By Blocking Pores?

AGAになった人の頭皮や髪が皮脂でベタベタしていることが多いことから、「薄毛」に結びつけたくなります。

AGAは頭皮の皮脂が多い人が発症するのではなくて、男性ホルモンの影響を受けてAGAを発症することはわかっています。

男性ホルモンは皮脂を増やす働きがあるので、AGAの人はどうしても皮脂が増え、髪がベタついてしまいます。

皮脂で毛穴が詰まり、薄毛になるからAGAになるのでは決してありません。

ただ、この場合は通常、一般的な頭皮や皮脂、毛穴が汚れていない状態でのことです。

不衛生、食生活の乱れなどから汚れた皮脂が増えれば、AGAではない薄毛になる可能性は「あり」です。

また、AGAの人であれば、すでに男性ホルモンの過多でかなり頭皮が脂っぽくなっているところに、不衛生な状態で放置し頭皮環境を悪化させれば、プロペシアなどでAGAの治療ばかりしても薄毛は改善されないと考えられます。

色んな研究で頭皮環境の整備が薄毛を改善するということはわかっています。

では、AGAの発症を抑えるために、育毛剤や医薬品などを使用してAGA治療をしつつ、頭皮環境、ここでは主に毛穴に関連したケアを考えてみたいと思います。

 

古い皮脂が頭皮に存在していると、薄毛は進行

頭皮にはたくさんの毛穴があり、そこから新しい毛と一緒に皮脂も新しいものが頭皮下から上へ押し出されていきます。

頭皮下から上へ押し出されていく皮脂は常に新鮮なものですが、そこにまだ取りきれていない古い皮脂が残っていたらどうなるでしょうか?

新しい皮脂が古い皮脂と混ざり、新しい皮脂ではなくなります。

本来、皮脂は私たちにとって敵ではなく見方!

本来、皮脂は体全体のどこにあっても、必要なものです。皮膚の保湿性を高くします。皮膚にとって一番、NGなのは「乾燥」です。

乾燥を放置すると、皮膚は硬くなって傷つきやすくなり、かいたりして傷ついた部位から、外からの雑菌が侵入しやすくなります。

このような状況のことを「バリア機能の低下」といいます。

つまり、適度な皮脂はバリア機能を高める働きがあるということになります。

乾燥し、頭皮が硬くなると薄毛が進行するということはすでに解明されています。

乾燥して硬くなった頭皮は薄毛の原因となることはよく知られていますよね。

 

参照URL:悩み別ヘアケア(1) 抜け毛、薄毛 | 資生堂ビノラボ | 資生堂グループ企業情報サイト

http://www.shiseidogroup.jp/binolab/h_0004/

 

しかし、皮脂がこのように私たちの頭皮を守ってくれるのは、「新鮮な皮脂」であることが重要です。

では、洗い残しなど、何かが災いして古い皮脂が頭皮や毛髪の間に残ってしまい、古くなった皮脂はどのような不利益をもたらすのでしょうか?

 

分泌されて時間がたった古い皮脂は酸化されやすい

最近はシャンプーのし過ぎが問題になるぐらいです。

何日もシャンプーをしない人を探し出すほうが難しいんですが、それでも、病気や多忙でシャンプーする時間がなかった、不衛生な環境にいたなどで皮脂が酸化されやすい状況になることも少なくありません。

酸化された皮脂の放置は頭皮の老化を早め、あらゆるトラブルの原因にもなります。

また、シャンプーのし過ぎで皮脂を取り過ぎると、頭皮下は頭皮に対して一定量の皮脂を供給しようとする働きがあるため、頭皮の皮脂量が下がると、毛穴の下から皮脂がどんどん分泌されてくるので、結局、逆効果で皮脂が増える傾向にあります。

過剰な古い皮脂は頭の臭いも強くさせてしまう、脂漏性皮膚炎や頭皮ニキビの原因になります。

 

薄毛の人ほど皮脂の分泌に注意を

とにかく、髪の毛が頭皮の下から生えてくる機能があるのであれば、最終的には皮脂は毛穴に詰まることなく押し出されてきます。

しかし、ヘアサイクルが狂い、例えば、休止期が長く続くと、なかなか生えてこないため、その毛穴が汚れ、詰まる可能性は考えられます。

常に清潔に、新しい皮脂が下から出てきても汚されることのない頭皮にしておくことは重要なことです。

薄毛の人はヘアサイクルが乱れている可能性があります。

 

毛穴の詰まりと薄毛は無関係といえる人は健全な頭皮と髪である証拠?

たとえば、抜けてから生えてくるまでに時間がかかったり、生えてきても細い毛だったりすると、毛穴に汚れや古い皮脂が入りこむ可能性は否定できないと考えます。

従って、冒頭にもあるタイトル「毛穴の詰まりと薄毛は無関係」は、健全で何のトラブルもない一般的な場合にあてはめられると考えるのが筋かもしれません。

 

健全な頭皮・髪とは?

皮脂は常に新しい毛と同様に頭皮下から上へ押し出されて、皮脂は常に新しい状態というのは、頭皮環境が整っていて、頭皮の状態が良好であるという証拠です。

そのため、ヘアサイクルも正常で、良質な毛髪が生えてくるわけです。

本来は毛髪は新旧の入れ替わりがあり、同時に皮脂も常に入れ替わっているわけです。

それが、ヘアサイクルが乱れたり、古い皮脂が頭皮や毛髪にいつまでも付着していると、皮脂と角質が混ざった角栓などが毛穴を詰まらせる原因となります。

毛穴を詰まらせることなく、皮脂が新しく入れ替わり、常に頭皮を新鮮な皮脂で潤していることが健全な頭皮と髪の毛を作ることにつながります。

また、バリア機能も高まります。

このようにあるためには、どんなことに注意をすればいいのでしょうか?

①  毛穴の汚れを適度に落とす

クレンジング剤で優しく頭皮をマッサージして汚れをおとしていくのですが、一番、守ってほしいことは皮脂を落とし過ぎないことです。

皮脂の取り過ぎはバリア機能低下、逆に皮脂の分泌能を上げてしまうなど、不利益なことばかりです。

 

②  食生活は和食中心に

やはり、脂分を抑えたメニューがいいですね。

要するに世界遺産の「和食料理」が一番、理に叶っています。和食の食材は栄養バランスに優れ、蒸す・煮るといった、脂不要の料理法が多いのでおすすめです。

また、髪の毛はケラチンというたん白質でできていることから、たん白質を中心としたメニューにしましょう。

この場合でも和食がいいですよね。

たとえば、卵料理。和食の料理に茶碗蒸しがありますが、ベーコンエッグなどと違って油を使いません。

魚も煮る蒸すという、ノンオイルの料理も数多くあり、和食中心は育毛に良いメニューということがいえます。

 

③  喫煙や飲酒習慣の見直し

タバコの成分のニコチンが血管を収縮させ、アルコールは栄養を十分に必要とする肝臓にダメージを与えます。

つまり、血行不良となり、体内に入った栄養はダメージを受けた肝臓に回され、毛母細胞のほうには栄養が回ってこないという現象が起き、発毛しにくい、発毛しても弱く、抜けやすい細い毛が出てきます。

過度の喫煙やタバコもまた、ヘアサイクルを乱し、新陳代謝が悪くなり、新しい皮脂と古い皮脂が混じりやすくなります。

 

④  過度なストレスはNGでも適度なストレスはOK

ストレスというと、体にも髪の毛にも良くないというのが通説です。

しかし、過度のストレスは確かに良くないけれど、適度なストレスは逆にいい意味での刺激となり、健康をもたらすと言われるようになりました。

 

適度なストレスとはどんなものでしょうか?

たとえば、会社で何か失敗をしてしまい、評価が下がってしまったとき。

ここで打ちのめされるのではなく、この評価を元に戻す、いやもっと、評価を上げると、努力をします。

この努力がうまくいくと、やる気につながり、仕事が面白くなります。

このようにストレスをポジティブに転換できるものを「適度のストレス」といいます。

過度のストレスは、肥満をはじめとする生活習慣病になる原因の一つと言われています。

生活習慣病もまた、皮脂の異常分泌、皮脂の酸化、毛穴の詰まりへと向かわせます。

しかし、適度なストレスは逆に脳を活性化、ホルモン調整も正常化し、健康に導くということがわかってきました。

もうひと頑張りしようとする心の有り様は体にいい影響を与え、それに対して髪にも同じように呼応していきます。

健全な頭皮と髪の毛であれば、毛穴の詰まりはなく、頭は常に新しい皮脂に覆われ、髪の毛も順調に発毛します。

 

結論:毛穴の詰まりは薄毛を起こすことはない

従って、何度も言いますように通常の毛穴の詰まりは薄毛を起こすということはありません。

しかし、生活習慣の乱れにより頭皮環境の悪化による毛穴の詰まりは、薄毛を起こさせる原因の一つになります。

参照URL:日本生活習慣病予防協会「適度なストレスは脳の活性化に役立つ」http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2013/002308.php