たまに自分と同い年なのに、自分より若く見えたり、老けて見えたりする人がいませんか?

自分がその人の外見を見て感じたまま、目には見えていませんが、おそらく体内の状態も同じと予測できるということが発表されました。

では、薄毛やハゲの人の体内、内臓の状態はどう予測できるのでしょうか?

この発表内容に合わせると、薄毛やハゲの人はどちらかいうと、老けて見られがちですよね。

ということは、体内の内臓や組織も見た目どおり、老化が進行していると予測できます。

もちろん、遺伝による薄毛・ハゲはあります。

しかし、遺伝だからと諦め、いい加減な生活習慣、食生活を送っていたり、遺伝でなくても同じような無茶ぶりの生活を送っていたら、臓器や血管が損傷を受け、やがて、薄毛やハゲの進行につながることは明らかです。

従って、薄毛、ハゲがある人は見た目が老けて見える分、体内も同年齢の人以上に、老化が忍び寄っているということがいえます。

ただ、AGAは遺伝だからと諦めるのではなく、ケアを地道に続けることで、体内が若返り、老けて見えがちな薄毛やハゲの進行を遅らせることはできます。

つまり、何もしないということはチャンスを逃している、非常に勿体ないことなのです。

まず、「見た目が若い人は健康で長生き」という説に関連した記事を二件、ご紹介します。

見た目が若い人は、長生きできる:双子を対象に調査

薄毛やハゲは、まさに「見た目の若さ」を決める材料の一つになります。

これらの研究結果は薄毛やハゲの進行を食い止めようとさらに頑張りたくなる情報ではないでしょうか?

では、先に「British Medical Jounarl」というイギリスの医学誌に発表された南デンマーク大学のクリステンセン教授の研究グループの研究発表内容をご紹介します。

 

双子を対象に調査

双子を被験者としたのは、同じ遺伝子を持っているからです。

先ず、基盤を同一にして環境などの相違で見た目がどのように変化しているかを調査しています。

70歳以上の1826人の双子を2001年の一月から調査を始めました。

  1. 1826人の顔写真を看護師、若い男性、中年女性、約40人に見せる。
  2. 1826人の顔写真を見た者にそれぞれの年齢を推測させる。
  3. 推測した年齢と約7年後(2008年)の生存の有無を調査

 

同じような顔の双子の顔写真は、別々の日に見せるなど客観性を持たせることに細心の注意をしたとのこと

 

調査結果は……

2008年の最終調査までに亡くなったのは675人で、全体の37%です。

①     その亡くなった37%の中には、2001年に実年齢よりも老けて見えると判定された人が多く含まれている。

この結果をクリステンセン教授は「見た目の年齢と生存期間は関連している」と結論付けている。

②     双子同士の間で、推測された年齢の差が大きいほど、老けて見られた一方は早く亡くなっていた。

この結果をクリステンセン教授は「過酷な人生を歩んできた人はその過酷さが老け顔として現れ、それが寿命にも影響している」と結論付けています。

 

クリステンセン教授は過酷な人生と表現していますが、この部分に「乱れた生活習慣、食習慣」と置き換えると、非常に理解できますね。

そして、私たちが関心をもつ薄毛やハゲになる原因にもつながってくることがわかってきます。

③     染色体の端にあるテロメアが短い人は老化の進行が速いと考えられるが、今回の調査で見た目が若く見えた人は長いテロメアを持っていた。

※テロメアとは:染色体の末端にある構造のことで末端を保護する役目を持っている。

クリステンセン教授は「大人が見た目の年齢が実年齢よりも上に見える場合は、健康状態に問題がある」と指摘しています。

肌のハリの無さやシワなどが見た目を老けさせるように、薄毛やハゲの進行も当然、健康状態に問題がある可能性は高いでしょう。

 

 

「自分は年齢よりも若く見える」と常に思うことは、健康に結びつく52歳以上の6500人のデータから解析

次は、2014年の研究発表です。

イギリスのユニバーシティ カレッジロンドン在籍のAndrew Steptoe氏の研究グループが「自分は年齢よりも若く見える」と常に思うことは、健康に結びつくと発表しました。

2004~2005年にかけて、分自身が実年齢よりも若いと感じているか、老けていると感じているかということをテーマに大調査が行われました。

A:自分は3歳以上、実年齢よりも若いと思っている

B:自分は実年齢よりは、2歳、1歳、0歳、マイナス一歳までの範囲だと思っている

C:自分は実年齢より一歳以上老けていると思っている

上記の3つのグループに分かれて調査が行なわれました。

その結果、Aグループは他のグループに比べて死亡リスクが低く、Cグループは死亡リスクが約40%高いことが判明しました。

また、CグループはAグループよりも心血管系の疾患での死亡が2倍以上もみられました。

この結果から言えること
  • 自分が実年齢よりも老けていると思っていると、健康に対して不安を感じ、それが原因で身体機能の低下、行動範囲が狭くりやすい。
  • 社会と関わり合うことができない、うつ病、認知不能気味などの弊害をおこす。
  • 自分が実年齢よりも若く感じるか、老けていると感じないかで、老後の健康問題、行動範囲、幸福感などの精神面に大きく影響を与える。

 

ただし、これを調査した研究グループはいいます。

「自分が実年齢よりも老けていると感じることが、寿命を延ばすことにつながることを証明できたわけではない。

しかし、自分は老けているという観念を変えることは可能で、健康に対するポジティブな心理状態に変えるのに有用な調査だったと考える」と。

参照URL:

Thebmj “Perceived age as clinically useful biomarker of aging: cohort study”

DailyNews “Younger-looking people live longer: study”

The guardian “Look younger, live longer – study of Danish twins shows”

 

これもまた、薄毛やハゲに悩む人にもあてはめることができます。

まず、薄毛やハゲに悩む人は、自分を実年齢よりも老けてみえると思っている人は少なくありません。

その上、特に頭頂部が薄い、あるいは、ハゲている人はそうでない人に比べ、心血管に障害がある場合が多いというデータもあります。

参照URL:日刊ゲンダイ「 天皇陛下執刀医も指摘 “てっぺんハゲ”は心臓病に気をつけろ」

上記の調査グループにあてはめると、薄毛やハゲという見た目で老けてみえ薄毛などを起こさせる何らかの健康上の問題があるかもしれず、薄毛、ハゲという点からして、社会と距離を置いてしまいそうになる……このように考えていくと、Cグループに入ることになります。

だからといって落ち込む必要はありません。

この調査研究を行った代表者のSteptoe氏の話にあるように、ポジティブな気持ちを持ち、自然と健康を維持するための行動力を産みだすのに、この研究結果は有用なものです。

特に、AGAの人は気になりつつ、どうせ遺伝だからと治療を諦めている人もおられることでしょう。

薄毛でもハゲでも健康で前向きな気持ちになれる人は表情も明るく、Aグループに属するぐらいの精神力をもっています。

 

まとめ

そのような人は今回ご紹介した二つの研究内容を参考にして気持ちの切り替え、生活習慣や食習慣の見直しを行い、見た目の年齢を少しでも上げ、健康寿命を延ばしていきましょう。