メタボ(メタボリック症候群)を無治療で放置すると、やがては脳梗塞、心筋梗塞と非常に深刻な事態を起こす可能性が高いということはよく知られています。

では、メタボは薄毛やAGAを起こさせる能性があるのでしょうか?

 

メタボメタボとよく口にはするけれど、メタボの実態をきちんと把握しているかと言えば、少々、怪しいと感じる人もいることでしょう。

先ずは、メタボはどういうものでとか、メタボになる原因をしっかり把握すれば、メタボが「毛につながるかということも自ずからわかってきます。

薄毛やAGA発症の原因になることはできるだけ避けたいし、もし、メタボがAGA発症の原因となるのならメタボにならないように注意するでしょうし、そうすれば、薄毛だけでなく生活習慣病の予防もできて一石二鳥です。

生活習慣病予防のためというよりも薄毛やAGA発症予防のためのほうがメタボにならないようにと、頑張れそうな気がします。だって、ハゲてしまうのは何とかして阻止したいと切実に思いますよね。

 

メタボについて

メタボリック症候群は内蔵脂肪症候群とも言われています。

見た目はお腹が前にデーンとせり出している状態ですが、問題になるのは皮下にたまる脂肪ではなく、腹腔内など内臓の周りにたまる脂肪です。

この状態はただ太っているということだけでなく、動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞の発症を促すと言われています。

内臓脂肪型の肥満に加えて、高血圧、高血糖、コレステロールや中性脂肪などが高い脂質異常のうち、2つ以上の症状が出現していれば、メタボリック症候群と診断されます。

 

メタボは薄毛を進行させる

薄毛だったり、AGAを発症した人に、メタボ・メタボ予備軍が多いと言われています。

また、糖尿病、心臓病や高血圧など複数の生活習慣病を持っている人は、現在薄毛ではなくて健康な人よりも薄毛になりやすいようです。

 

「まいう〜」でおデブの石塚さんは血液がサラサラとか

同じ肥満でも皮下脂肪型の肥満の場合は、糖尿病とか心臓病などに由来する動脈硬化にはなりにくいと言われています。

「まいう〜」でおなじみの石塚さんですが、彼はあちこちで食事をおいしそうに食べるという仕事だけに、血液検査もさぞかしハチャメチャで、一つや二つの生活習慣病があるだろうと言われていました。

もうずいぶん前のことですが、そんな石塚さんに人間ドッグを受けさせるというテレビの番組がありました。

診断結果はグルメな食事をし続けた割には良好だったという記憶があります。(現在はよくわかりませんが、あくまでも当時は……)

そういえば、石塚さんの頭を見ると決してハゲていなく、いたって違和感なく普通の髪だったような気がします。

そのときの検査の結果内容はあまり覚えていないのですが、「良好な検査結果が出た」と医師が言われたような気がします。石塚さんは皮下脂肪型だということでした。

むしろ、彼よりも痩せた人のほうに、検査数値が悪かったような気がします。おそらくカクレ肥満というもので、CTの輪切り検査で内臓の周りに脂肪がついていたことがわかったという医師の説明だったように思います。

ただ、その人が誰だったのか、また、薄毛だったかどうかは残念ながら覚えていないのです。

申し訳ありません。

 

メタボの人は動脈硬化が進行していることが原因で薄毛に

動脈硬化は、数ある生活習慣病の根源でもあります。悪玉コレステロールや中性脂肪の数値が上昇し、血液がドロドロになってそれがやがて動脈硬化となり、心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすくするきっかけとなります。

血糖が高くなる糖尿病も同様です。血液の中に過剰の糖が存在し続けることは、血管を動脈硬化へと導いてしまいます。

メタボということは、全身の血管が動脈硬化といっても過言ではありません。

その動脈硬化を起こしている全身の血管の中には、当然、頭皮下を巡っているたくさんの血管も含まれているわけです。

 

健康な毛髪作りに必要なのはしなやかな血管と運ばれてくる豊かな栄養

発毛するには、たくさんの栄養を必要とします。毛母細胞がどんどん分裂(増殖)して発毛するために必要とする栄養は、血液を介して運ばれてきます。

そのため、血管は途中で狭窄などがおきていない、たくさんの栄養を運べるよう血管の内部がしっかりと空洞化していることが重要です。

ほとんどの育毛剤に血流を良くする成分が入っています。

リアップの主成分であるミノキシジルは血流を良くする働きと毛母細胞に直接作用する働き、両方を兼ね備えているといわれています。

 

男性ホルモンは動脈硬化を抑えて薄毛改善???

肥満は男性ホルモンを低下させます。(この作用機序はすでに過去記事あり)

もちろん、内臓脂肪型に多いと言われる見た目は普通のカクレ肥満も同様です。

メタボで低下した男性ホルモンの影響でも高血糖、高血圧、骨粗鬆症などになりやすくなります。

間違えないでもらいたいのは、ここでいう男性ホルモンはテストステロンのことでDHTではありません。

テストステロンは動脈硬化を予防します。

 

また、テストステロンの減少はAGA最大誘因物質であるDHTを増やします。(過去記事あり)

以上をまとめて言うと、テストステロンはAGAとメタボを予防するということです。

結局、薄毛とメタボはつながっているということです。

 

運動不足はメタボ進行・薄毛進行

運動不足がメタボを進行させるということはわかるけど、薄毛については、運動すると男性ホルモンが増えるからハゲてしまうと思いこんでいる人はまだまだ、多いようです。

実はそうではなくて、男性ホルモンが減ることでメタボや薄毛が進行するのです。従って、運動して筋肉を作ることで男性ホルモンを増やし、DHTを増やさないようにすることが可能になるのです。

(詳細は過去記事)

参考URL:心筋梗塞リスクが4倍に? 発症率と男性ホルモンの関係

https://dot.asahi.com/aera/2013101100023.html

 

メタボでAGAの人はサプリメントのついた育毛剤がおすすめ

チャップアップとかボストンなどに育毛を促すサプリメントがついています。

大体、ノコギリヤシエキスが主成分になっていて、ビタミンやミネラルが育毛のサポートとして含まれています。

これらはありがたいことに育毛効果だけでなく、メタボを改善させてくれるような成分が多く含まれています。この成分の組み合わせを見ても、メタボの改善は薄毛につながると納得できます。

ボストンのサプリメントの成分をざっと見ると、イソフラボン、ビタミンE、コエンザイムQ10、イチョウ葉抽出物……などなど、育毛サプリに留めておくのは勿体ない、メタボ改善のためのサプリメントと言ってもいいぐらいではないでしょうか?

もちろん、育毛効果に定評があるノコギリヤシエキスもたっぷり入っているようです。

メタボも遺伝することがある

AGAが遺伝の影響を受けやすいと言われていますが、メタボの中にも遺伝する病気があります。

脂質異常症の一つで「家族性高コレステロール血症」です。

両親のどちらか一方がこの病気の遺伝子を持っていた場合、発症する確率が高くなります。

 

この病気は二つのタイプがあり、一つは100万人に1人、もう一つは500人に一人の割合で発症します。

問題のない食生活、生活習慣であるにも関わらず、悪玉コレステロール値が高くなります。

若い時から、動脈硬化になりやすく、早期に治療を始める必要があります。

まだ、若いにも関わらず薄毛が異常に進行するなど、早くから毛髪に変化が見られる場合、この病気をちょっと考えてみるといいかもしれません。

500人に1人の発症というわけですから、決して珍しい病気ではないと思われます。