梅毒というとナポレオンやベートーベンが患っていたと言われています。

1940年代にペニシリンが発見されたことで梅毒は随分減少しました。

先進国ではほとんど発症が少なくなっている病気です。梅毒性脱毛というと梅毒の進行過程で起こる症状なので、放っておけば梅毒はどんどん酷くなっていきます。

梅毒についての説明の中で梅毒性脱毛を考えていきたいと思います。

梅毒の原因

梅毒の原因はスピロヘータ属の一種のTreponemapallidumが原因菌とされています。

性行為によるルートで感染します。

最終的には脳や脊髄に異常をきたしてしまう恐ろしい病気でもあります。

 

梅毒の特徴

梅毒には第1期梅毒、第2期梅毒、潜伏梅毒、晩期梅毒というように、いくつかの進行状態が見られます。

潜伏梅毒には早期潜伏梅毒と後期潜伏梅毒に分けて考えられています。また第1期梅毒と第2期梅毒が同じ時期に出現し、その後潜伏梅毒からまた第2期梅毒に戻ったりと、順番どおりには進まないところもあるようです。

潜伏梅毒の中でも早期潜伏期に脳神経や脊髄が冒されることもあります。

 

第1期梅毒では無痛のしこりができたりしますが、特にそのままにしていても消えてしまいます。

第2期梅毒では皮膚症状が70%の患者に表れるとも言われています。

また湿疹も手の平や足の裏にまで発症し、また偏平コンジローマは肛門、陰嚢、陰唇に発症します。

この時期に梅毒性脱毛も起ります。しかしこれも放っていくと自然に収まってくるのです。

 

第3期梅毒では全身にゴム腫れができますが、これは筋肉や内臓、骨にもゴムのような腫れが出てきます。

この症状が出る頃は、もう最初に発症してから3年程度かかっていることになります。

その後、体中にいろいろな影響ができ、関節炎、骨炎、骨膜炎、発熱、全身リンパ節腫大、体重減少などが起こります。最終的には脳が完全に冒されていきます。

 

梅毒性脱毛について

以上に記したとおり、第2期梅毒の状態で梅毒性脱毛が起こることがほとんどです。

逆にこの時期に脱毛から梅毒に気付いた場合は、すぐに治療をすることが必要になります。

梅毒の他の症状も同時にいくつか起こることも多く、それらが見られたらすぐに病院に行きましょう。

梅毒は今、治らない病気ではなくなっています。ただし、潜伏期を過ぎていくとだんだん完治が難しくなります。

そのために早く発見するためにも、症状を見逃さないようにしたいものです。

 

改善法

梅毒性脱毛を改善するためにも、とにかくまず梅毒を改善することが先決となります。

そのためには梅毒治療に効果が高いと言われているペニシリン剤を1日500mg3回の内服を行います。

ペニシリンアレルギーの人には塩酸ミノサイクリンを100mg2回の内服とします。

第1期なら1ヶ月程度、第2期なら2ヶ月程度、第3期なら4ヶ月程度かかります。

米国ではベンザチンペニシリンを使うことで早期なら1回投与で完治しますが、日本ではこのベンザチンペニシリンは認められていません。

梅毒性脱毛が起こったときは、まず梅毒を改善し完治することで戻ってきます。

治療中にはできるだけ刺激のあるシャンプー剤などを避け、ナチュラルなものにして頭皮ケアをして病気が治るのを待ちましょう。

あとは病気を治すことに専念するようにしていきます。

 

まとめ

梅毒というと本当に怖い病気でもあり、最終的には脳に異常をきたし、顔も含む全身の皮膚が溶けたように細胞が破壊されていきます。

このようにならないためには早期検査、治療が必要になります。梅毒は感染してからとても長い期間気付かないときもあります。

最近では1980年に一時的に梅毒が増えたという事もあります。そして海外との行き来も激し区なった現代は、またどこで梅毒が静かに広がるかも分りません。

そこで脱毛や他の症状も見逃さないようにして早く治療をするようにしたいものです。