ワカメは髪の毛を太くするのか?ハゲ薄毛に効果があるのは単なる言い伝え?

男性の薄毛原因
今回は「ワカメを食べると髪の毛が生える」という都市伝説というよりも言い伝えのような話題を追求したいと思います。若い人は「そんな話聞いたことがない」という方もおられるかもしれませんが、高齢者あるいはおじいちゃんやおばあちゃんから聞いたことがあるという方もおられるかもしれません。そういう意味では、「ワカメを食べると髪の毛が生える」というのは、年配の方は信じている人が結構多いようです
「信じている人が多い」という言い方から推測すると、ワカメを食べることと髪の毛が生えることは無関係ということでしょうか?でも、育毛シャンプーや毛剤で海藻エキスを配合しているものもありますよねぇ・・・?
はっきり申し上げると、ワカメを食べること自体は、言われるほどの効果は無いと考えられます。海藻エキスを外から塗るのとは全く意味が異なります

ワカメに限らず海藻エキスという形で育毛シャンプーや育毛剤に配合されている商品はたくさんあり、特に、有名かつ注目されているというのがM-034というミツイシコンブ(通称名:日高コンブ)の抽出物で、イクオス、ブブカ、チャップアップ、プランテル、Fプロテクトクラッキングスカルプにも配合されています。
M-034は抜け毛の根元にある半透明のゼラチン質で覆われた膨らんでいる部分である毛球をM-034著しく成長させることが実験的に確認されている成分であり、男性型脱毛症(AGA)の進行を抑制する効果が期待されている成分です。

他にも、ワカメは含まれてなさそうですが、海藻エキスという名称で成分として配合されている育毛剤はありますが、海藻に含まれるフコイダンやアルギン酸と呼ばれる保湿力の高い粘性物質が頭皮をカバーし乾燥から守る効果を期待したものであって、経口で摂取しても海藻に含まれる多糖類が巡り巡って頭皮に届くということはありません。

以上のように、育毛剤に配合されている海藻成分というのは、使用されている海藻に関係なく、注目されている効果というのは海藻エキスが持つ保水力が中心で、M-034のように毛乳頭細胞を活性化する可能性にしても、口から入って同様の効果が得られるとは考え難いというのが現実です。

おじいちゃんは「髪の毛がしっかりしてきた」と喜んでましたが、気のせいということでしょうか?
それは、勘違いではないのかもしれません。ワカメと髪の毛の関係性がここまで広がっているという背景には、実際に実感できたという人がいるということを意味している可能性もあるということです
人によっては効果があるケースも考えられるということでしょうか?
それは、加齢によって著しく代謝能力が低下しているのが、ワカメに含まれる栄養素によって一部解消されたということかもしれません。その辺を踏まえて、ワカメに含まれる成分の面から検証していきましょう

 

ワカメを含む海藻類には保水力の高い高分子物質が豊富!

ワカメ、コンブ、アサクサノリ、モズク、オゴノリなど、昔から食用として用いられることの多い海藻ですが、昔から使われる寒天をはじめとして、アルギン酸、フコイダン、ポルフィラン、カラギーナンといった水溶性で水に溶けると粘性の液体となる、すなわち、保水力の高い成分が豊富に含まれているということがわかっております。

高粘性多糖類は海藻の種類によって異なっていますが、海藻の細胞同士を接着するために存在しており、人の腸内で殆んど消化されることのない食物繊維としての性質がある物質であるという点は共通しています。

  • 寒天:テングサから抽出されることが知られており、 歴史的には日本で最も古くから料理などに使用されている多糖類の一つです。
  • アルギン酸:ワカメ、コ ンブ、ヒ ジキなどの一般的によく食べられる海藻に含まれる多糖類であり、血中コレステロールを低下させる効果のある多糖類です。
  • フコイダン:メカブ、ワカメ、コンブなどの褐藻類に含まれている多糖類であり、免疫賦活、抗アレルギー、生活習慣病予防のための健康食品の素材として注目されている多糖類です。
  • ポルフィラン: アサクサノリという紅藻類に含まれる多糖類であり、血中コレステロールを低下させる効果のある多糖類です。
  • カラギーナン:ツノマタという紅藻類に含まれる多糖類であり、室温でゲル化するゲル化剤として食品用途で用いられることが多い

それぞれの多糖類の特性を活かした用途で利用されていますが、水に溶けた状態で粘性によって腸内で脂質を包み込み排出させる効果が期待できます。

さて、水に溶けた状態で粘性を有するということは多糖分子の中に水分子を保持することによって生まれる性質であり、生体の保水成分であるヒアルロン酸と似たような性質というわけです。
育毛剤では海藻に含まれる多糖類の保水力を利用することを目的としており、水に溶解した多糖類が頭皮の表面をコーティングして、頭皮の乾燥をケアすることになります。

海藻抽出物が育毛剤に配合される理由はよく分かりましたが、血液中のコレステロールを下げるという意味では血流改善効果も期待できるということですよね!?
そういうことです、海藻を食べても直接的な育毛効果というのは期待できませんが、排出されるべき脂質を確実に排出させて血流アップさせることで間接的に発毛に関わる可能性があるというわけです
血液がどろどろ気味で薄毛に悩む人にはワカメを食べることが育毛につながる可能性もあるというわけですね
代謝能力が低下している高齢者では、ワカメを食べることが育毛につながる可能性というのはより高いものとなると予想されます。ところで、ワカメをはじめとする海藻類の育毛に関わる間接的な効果としては、多糖類を摂取することによる血流アップだけではないのです

 

ワカメに代表される海藻には海のミネラルが豊富!

海水はナトリウムに代表されるミネラルが豊富ですが、反面、たんぱく質は魚介類の死骸などから供給されるだけです。

そんな海水の中で育つ海藻にはたんぱく質が少なくなる半面、海水中に含まれるほとんどのミネラルが含まれており、中でも、海藻に豊富に含まれる亜鉛は育毛において重要とされるミネラルです

亜鉛の働き

細胞分裂において重要な遺伝子(DNA)を構築するDNAポリメラーゼという酵素を活性化するための必須ミネラルであり、毛髪や皮膚のような活発な細胞分裂を必要とする部位では成長を支えるために重要なミネラルの一つです。

今回は、髪の毛の成長において不足しがちなミネラルとして亜鉛を取り上げましたが、亜鉛のようなミネラルによって活性化する酵素のことを金属酵素と呼び、人の体内では様々な金属酵素が存在しますので、海藻に含まれている海のミネラルは人が生活する上で必要な代謝を支えています。

しかしながら、実際に調理に利用されるワカメは水につけて塩出ししているケースが多いと思いますが、水に溶けやすいミネラルは水出しやお湯の中に溶けだすことになります
塩分過多を考えると塩出しは必要かもしれませんが、煮だしたお湯ごと食するみそ汁の具としては良いかもしれませんが、酢の物などに使用する場合は、軽く湯通しする程度に留めなければワカメに含まれているミネラルが大きく減少することにつながります。

亜鉛の有効性については、以下の関連記事で詳細にご紹介させていただいております。

関連記事:薄毛改善のための亜鉛摂取はよく考えて!摂りすぎ注意!

ワカメを食べると体にミネラルが供給されて、代謝が活発になり、特に、亜鉛の働きで髪の毛が成長しやすい状態になる可能性もあるというわけですね
亜鉛の摂取目安は1日当たり10㎎程度ですが、亜鉛含有量の高い食品として有名なカキで100gあたり20㎎、レバーで10㎎程度しか含まれていませんので、不足しているという人は結構多いのかもしれません
そういえば、育毛サプリの中には亜鉛を含有しているものがたくさんありますね
最近は、育毛だけでなく白髪を抑えるためのサプリメントも増えているようですが、それらのサプリには亜鉛は必須成分です
亜鉛が育毛に必要なことは分かりましたが、ワカメには髪の毛の原料になるたんぱく質やアミノ酸は少ないのですよね?
そうなんです。たんぱく質の摂取量が少ない高齢者の場合には、たんぱく質やアミノ酸が不足している可能性がありますので、ワカメだけを食べても髪の毛が成長する効果は期待できないということになります。ワカメを食べるときにはたんぱく質やアミノ酸とともに摂取することが大切です
ワカメの味噌汁はたんぱく質とミネラルが摂取できるので、理想的じゃないですか!
そうなんですが、ワカメに含まれる亜鉛の量は100g当たり0.38㎎程度ですので、ワカメだけでは1日に必要な亜鉛の量を接すすることはできませんので、海藻と同じように海で生活している魚介類もしっかり摂るようにした方が良いということです

 

「ワカメを食べると髪の毛が生える」ということの真偽についての総括

ワカメを食べると髪の毛が生える」と言われているのが嘘か真かと問われると、薄毛の原因の中で最も多い男性型脱毛症であるAGAを直接抑えるような効果はありません。
ただし、ワカメだけでなく海藻類全般に共通することとして、血中のコレステロールの低下や活発な細胞分裂を支えるための食品として間接的な育毛効果は期待できる人もいるのかもしれません。

ただし、海藻類には余分な脂肪を輩出させる多糖類は豊富に含まれていますが、亜鉛は海藻だけで必要量を供給できるわけではありませんし、たんぱく質の供給も考えるとたんぱく質やミネラルが豊富な魚介類や肉類をバランスよく食べることが重要です。

海藻だけで亜鉛を必要量摂取することは難しいですが、そんなときには亜鉛だけでなく育毛に有効な成分を配合した育毛サプリを利用するのも有効かもしれません。

本サイトではAGALPという育毛サプリをご紹介させていただいておりますので、併せて、見ていただければと存じます。

関連記事:AGALPは飲む育毛剤!飲むだけで頭皮と体のケアを内側からサポート!

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