カロヤンプログレという発毛促進剤の効果をアップさせるための薬用シャンプーと薬用コンディショナーとして発売されたのが、カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーと薬用スカルプコンディショナーです。2015年に第一三共ヘルスケア株式会社が製造・販売を開始したカロヤンプログレの発毛促進剤と併せて発売されたシャンプーとコンディショナーになっています

カロヤンシリーズの製造販売元である第一三共ヘルスケア株式会社は、セルフメディケーションよるQOL(生活の質)向上を目指す方を応援するための薬剤師・登録販売者が対面で販売する一般用医薬品(OTC医薬品)を提供する会社で、2015年にシリーズ最新製品である発毛促進剤を中心とするカロヤンプログレという商品群をリリースしました。

第一三共ヘルスケア株式会社のカロヤン一押しの最新製品であるカロヤンプログレの発毛促進剤をより効果的にお使いいただくために、発毛促進剤と併せて使うための薬用シャンプーと薬用コンディショナーを開発し、同時に発売を開始したのがカロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーと薬用スカルプコンディショナーです。

育毛剤では主流になりつつある頭皮の肌質に合わせて使い分けることができるように、カロヤンプログレの発毛促進剤は脂性肌用と乾燥肌用がそれぞれ2種類ずつ用意されていますが、薬用スカルプシャンプーも発毛促進剤に合わせて脂性肌用と乾燥肌用の2種類が用意されています。

カロヤンプログレ薬用スカルプコンディショナーは1種類でどちらのタイプにも使えるようになっており、シャンプー後の頭皮をケアするのはこれ一本でOKとなっているようです。

言い換えるならば、カロヤンプログレ薬用スカルプコンディショナーは頭皮のタイプには関係なく、悪化している頭皮環境を改善するための保水作用と抗炎症作用に特化したコンディショナーであって、皮脂の分泌制御はその後に続く発毛促進剤に任せるような形になっていることを意味していると考えられます。

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプー カロヤンプログレ薬用スカルプコンディショナー
oily dry
特徴
  • 頭皮の余分なアブラをトル
  • 無香料・ノンシリコンの薬用スカルプシャンプー
  • 脂性肌向
  • 髪と頭皮をいたわり洗う
  • 無香料・ノンシリコンの薬用スカルプシャンプー
  • 乾燥肌向
  • 髪にハリ・コシ・ボリューム感
  • 無香料・ノンシリコンの薬用スカルプコンディショナー
分類 医薬部外品 医薬部外品 医薬部外品
内容量 300mL 300mL 300mL
希望小売価格(税込) 1,296円 1,296円 1,296円

参照元:第一三共ヘルスケア 公式サイト 発毛促進薬関連(各製品をクリックすると製品詳細説明を見ることができます)

カロヤンの発毛促進剤については、本サイトの以下の記事で詳細に解説させていただいておりますので、そちらでご確認いただければと思います。

関連記事:カロヤンシリーズの発毛促進剤を成分から徹底解析!中心になるのはカロヤンプログレ?

カロヤンの薬用スカルプシャンプーは、脂性肌用は油をとり、乾燥肌用は髪や頭皮をいたわるという、非常にシンプルな考え方のような気がします
他の育毛シャンプーのことを考えると、確かに、そのように感じられるかもしれません。しかし、育毛シャンプーそのものは本来シンプルなものではないでしょうか・・・。難しい言葉をたくさん並べても、シャンプーは髪の毛と頭皮の汚れを取るものであり、コンディショナーはきれいになった毛髪と頭皮がきっちり活動して健康的な髪の毛を育むように手助けするということがカロヤンの考え方ではないでしょうか?!
それはそうですが、他に何かアピールするようなことは無いのかなぁと思ったものですから・・・
価格が3,000円から4,000円のものが多い育毛シャンプーと比べてかなり安い価格設定になっていることからも、育毛・発毛を真剣に考えるのであれば発毛剤・育毛剤を使うべきであるという考え方が根本にあるのではないかと推測されます
確かに、シャンプーとコンディショナーを買っても一般的な育毛シャンプー単発よりも安いですし、カロヤンプログレではシャンプー・コンディショナーはどうでもよいという感じですか?
そこまで極端ではないでしょうが、カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーや薬用スカルプコンディショナーは、その後に使用されるであろうカロヤンプログレの発毛促進剤を効率よく機能させるための準備をするものであるということかと思います
カロヤンプログレの発毛促進剤の価格が3,240円か4,320円ですから、薬用スカルプシャンプーと薬用スカルプコンディショナーをセットで購入しても6,000円から7,000円ということで、一般的な育毛剤単発の価格と比べても安い方に入ります 。要は、セットで使うことが育毛への道というのがカロヤンプログレの結論ということですね
安くて効果があれば一番良いはずなのですが、あまりに安いと「大丈夫かなぁ?」ということが頭に浮かぶというのも人情です。というわけで、カロヤンプログレの薬用スカルプシャンプーと薬用スカルプコンディショナーの成分と特徴を検証していきましょう

 

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーは発毛促進剤につながるのか?

カロヤンプログレの発毛促進剤には、近年、育毛剤や育毛シャンプーの主流になりつつある利用者のニーズに合わせた5つの商品が用意されていますが、カロヤンプログレの発毛促進剤の根本にある抜け毛・薄毛予防のこだわりは以下の通りです。

  • 血行促進:血流増加作用のあるカルプロニウム塩化物の血管拡張作用によって毛髪を育む毛乳頭細胞に栄養素を供給する
  • 毛乳頭細胞の活性化:毛乳頭細胞を活性化させる生薬と言われるチクセツニンジンチンキによってハリ・コシのある太い毛髪を育む

使用する方の頭皮の状態に合わせた、脂性肌用と乾燥肌用、さらに、血行促進成分であるカルプロニウム塩化物濃度を倍にした強化バージョンがラインナップされていますし、スポットで対応しやすいジェルタイプの発毛促進剤もありますが、どの製品も基本的なこだわりに変わりがあるわけではありません。

すなわち、カロヤンプログレの発毛促進剤につながる下準備とでも言うべき、薬用スカルプシャンプーと薬用スカルプコンディショナーにも同様のこだわりを持った配合を行い、トータルヘアケアを実現することを考えているというわけです。

 

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーのこだわりの有効成分は?

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーは医薬部外品ですので、医薬品成分であるカルプロニウム塩化物を使用するわけでにはいきませんし、毛乳頭細胞を活性化させる、すなわち、浸透するための時間を必要とするようなチクセツニンジンエキスのような成分も有効とは言えません。

カロヤンプログレのこだわりである血行促進と毛乳頭細胞の活性化を実現する、あるいは、発毛促進剤のこだわり効果をサポートする成分として、カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーには3つの有効成分が配合されています。

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーに配合されている3つの有効成分

  1. トコフェロール酢酸エステル:抗酸化活性のあるビタミンEの誘導体で、血行促進作用があります
  2. グリチルリチン酸ジカリウム:カンゾウという生薬から抽出される抗炎症作用のある頭皮ケア成分です
  3. ピロクトンオラミン:幅広い微生物に対して抗菌・殺菌作用のある物質で、古い角質層や過剰に存在する皮脂に群がる微生物の増殖を抑えます

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーも発毛促進剤に合わせて脂性肌用と乾燥肌用の2種類が準備されていますが、有効成分は共通する成分となっています。

一応、血行促進作用のある成分も配合されていますが、むしろ、頭皮の微生物の増殖を抑える成分と微生物を含む皮脂汚れによって起こっている炎症を抑えることで、頭皮環境を整えることに注力されたシャンプーになっているように思われます。

参照元:カロヤンプログレ 公式サイト シャンプー&コンディショナー

でも、これだと脂性肌用と乾燥肌用に分かれている意味がないですよね
発毛促進剤につながる基本的な配合は同じでも、脂性肌用と乾燥肌用には洗浄効果に大きな差があるようです

 

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーの洗浄効果を成分から徹底検証!

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーの洗浄後の頭皮ケアの成分は、脂性肌用も乾燥肌用も同じですが、洗浄成分である界面活性剤に大きな違いがあるようです。

当然ですが、皮脂量が多いと考えられる脂性肌用は洗浄力の強い界面活性剤を配合することになりますし、乾燥によって肌荒れが起こっている乾燥肌用では頭皮をいたわる刺激の少ない界面活性剤を配合する必要があります。

界面活性剤 カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプー
名称 効果 Oily(脂性肌用) Dry(乾燥肌用)
ラウロイルメチル-β-アラニンNa液 弱い洗浄
ラウリル硫酸Na 強い洗浄
ラウリルヒドロキシスルホベタイン液 刺激緩和
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド液 起泡
ラウロイルカルボキシメチルヒドロキシエチルエチレンジアミンNa 起泡
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 起泡
ラウリン酸ポリグリセリル 保湿
アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 起泡、保湿
アルキルグリコシド 保湿

参照元:第一三共ヘルスケア 公式サイト 発毛促進薬関連(各製品をクリックすると製品詳細説明を見ることができます)

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーでは、頭皮の状態に関係なく頭皮に刺激の少ないアミノ酸系の界面活性剤を中心にしてはいますが、脂性肌用では弱い洗浄力をカバーするために硫酸系の洗浄力の強い界面活性剤が配合されています。

スカルプシャンプーでは洗浄力は強いのですが頭皮への刺激も強い硫酸系の界面活性剤の使用は嫌われますが、皮脂が過剰に存在する脂性肌の場合には過剰な皮脂を確実に除去することができる洗浄を優先するべきであるというのが、カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーの考え方ではないかと思われます。
ただし、界面活性剤による頭皮への刺激を緩和するためのラウリルヒドロキシスルホベタイン液という両性界面活性剤が配合されており、頭皮への負担を軽減する配慮もされています。

また、脂性肌用と乾燥肌用では若干種類が異なりますが、起泡、すなわち、泡立ちをよくするための界面活性剤が多数配合されています。
泡立ちは洗浄が終了した後の濯ぎの段階で確実に洗浄成分を洗い流すための目安としても重要ですが、頭皮から剥がしとった皮脂汚れを包み込むという効果もあるので重要な因子です。

フケ・かゆみを抑えるためには頭皮の汚れをしっかり落とすことが大切ですが、脂性肌と乾燥肌では汚れの質が異なっているので界面活性剤の組み合わせが重要になるということですか?
頭皮ケアを最優先する洗浄剤や洗浄方法を工夫するという育毛シャンプーに多い考え方も理解はできますが、多少の頭皮負担が増えても洗浄の確実性を優先するということにも一理あります
通常のシャンプーで問題になるのは、炎症を起こしてかゆみを発生しているような頭皮では強い洗浄によって炎症が悪化し肌荒れを起こすことが抜け毛を誘発するということですよね?
傷ついているときにシャンプーをするのはNGですが、異常が起これば洗い流せばよいだけの話です。それよりも、洗い残して頭皮環境が改善されないことで起こる抜け毛を防ぎたいということではないでしょうか。いつまでたっても、頭皮の異常が治まらない時には病院を受診するようにも書かれています。
洗浄力をとるのか?頭皮の保護をとるのか?という選択というわけですね。洗浄力を優先する場合は頭皮ケアが大切になってきますよね
使用されている界面活性剤にも保湿効果のある界面活性剤が配合されているようですが、それぞれの頭皮の状態に合わせた生薬も配合されています

 

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーに配合されている生薬とは?

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーに配合されている生薬も非常にシンプルな構成になっていおり、脂性肌用では血行促進に皮膚細胞の活性化を加えたもので、乾燥肌用では血行促進に抗炎症を組み合わせた配合になっています。

薬用スカルプシャンプーOily

ドクダミエキス(血行促進)、大豆エキス(保湿、皮膚細胞の活性化)、ジオウエキス(血行促進)

薬用スカルプシャンプーDry

アロエエキス-2(抗炎症)、ジオウエキス(血行促進)、ユズセラミド(血行促進)、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液(保水)

天然植物由来の生薬は配合されていますが、他の育毛シャンプーに比べると種類も少ないし、カロヤンプログレならではという特徴的な成分があるわけでもなさそうですが・・・?
数があれば良いというわけではありませんが、確かに、見劣り感は否めませんね(笑)でも、それも一つの考え方で、シャンプーは長くても10分程度で濯いでしまうわけですから、頭皮の表面で作用するような即効性のある成分だけでも良いのかもしれません
やはり、カロヤンプログレではシャンプーは発毛促進剤が働きやすい環境をつくるための一時的なものという考え方なのかもしれませんね

 

カロヤンプログレ薬用スカルプコンディショナーも発毛促進剤へのつなぎ?

カロヤンプログレの薬用スカルプシャンプーが有効成分と洗浄効果で発毛促進剤の効果をサポートするような構成になっていることから考えると、薬用スカルプコンディショナーはどうなっているのかというのも興味深いところです。

カロヤンプログレ薬用コンディショナーの全成分をみると、有効成分は薬用スカルプシャンプーに配合されている3成分からプロクトンオラミンが抜けた2種類になっており、頭皮ケアだけで言うと血行促進と抗炎症に特化したような構成になっています。

また、配合されている成分を見る限りは、種類だけでいうと毛髪をケアする成分を中心に構成された一般的なコンディショナーと大きな差が無いようにすら感じられます。

カロヤンプログレ薬用コンディショナーの全成分

<有効成分>
トコフェロール酢酸エステル(血行促進)、グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)
<その他の成分>
ミリスチン酸イソプロピル、濃グリセリン、ヒマワリ油-2、脂肪酸ジペンタエリスリチル-1、セタノール、ステアリルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ステアルトリモニウムクロリド、塩化ジアルキル(14~18)ジメチルアンモニウム、メントール、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液、水溶性コラーゲン液-1、ユズセラミド、EDTA-2Na、パラベン、BHT、BG、ユーカリ油、ハッカ油、オレンジ油、イソプロパノール、エタノール

参照元:第一三共ヘルスケア公式サイト カロヤンプログレ薬用スカルプコンディショナー

実際のところ、薬用と名前がついている医薬部外品ではありますが、頭皮のケアそのものはすこし貧弱な感じですね
薬用スカルプシャンプーも含めて、トコフェロール酢酸エステルとグリチルリチン酸ジカリウムという頭皮ケア成分は配合されているものの、後は普通のシャンプーやコンディショナーと大きな違いは無いということかと思います

 

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプー&薬用スカルプコンディショナーの総括

カロヤンプログレは発毛促進剤を中心にした発毛・育毛ケア製品であって、カロヤンプログレシリーズで販売されている薬用スカルプシャンプーと薬用スカルプコンディショナーは後に続く発毛促進剤が効率的に効果を発揮できるように頭皮の状態を整えるだけの下準備するためのシャンプーとコンディショナーと考えた方が良さそうです。

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプー

  • 頭皮ケア成分は、トコフェロール酢酸エステル(血行促進)グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)ピロクトンオラミン(フケ・かゆみの抑制)の3種類に若干の生薬を配合
  • 強めの洗浄で過剰な皮脂を除去する脂性肌用と、頭皮への刺激を抑えた乾燥肌用の2種類

カロヤンプログレ薬用スカルプコンディショナー

  • 頭皮ケア成分は、トコフェロール酢酸エステル(血行促進)グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)の2種類
  • 2種類の有効成分を除けば、シャンプー後の髪の毛のボリューム感とサラサラ感を演出するための通常のコンディショナーと大差なし
カロヤンプログレという第一三共ヘルスケア株式会社の最新の製品ということで大きく期待したのですが、セットになっているシャンプーとコンディショナーは期待外れですね
所詮は濯いでしまうシャンプーやコンディショナーに価格上昇につながる希少価値の高い生薬をたくさん配合するよりは、シャンプーとコンディショナーの本来のあるべき姿に確実に効果がある有効成分というのhを最低限配合して価格を抑えるというのというのも一つの考え方です
それだけ、後に続く発毛促進剤に自信があるということですか?
そこは使ってみないと分からない部分はありますが、カロヤンそのものはリピーターのいる人気の発毛促進剤ですから 、発毛促進剤の働きをサポートするための薬用スカルプシャンプーと薬用スカルプコンディショナーと考えれば、どなたでも気軽に試すことができる低価格で提供するというのは良心的と言えるのかもしれません

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