プレリアップスカルプシャンプーは、先に言うならば、タイトル通りの残念なシャンプーだということですね。

日本皮膚科学会AGA診療ガイドラインにおける推奨度Aランクの医薬品を使用したリアップの姉妹品のシャンプーとするには、ちょっと格下げと言わざるを得ません。

リアップとプレリアップスカルプシャンプーの品格差がありすぎる

私事の話で恐縮ですが、リアップX5から成分が加えられたリアップX5プラスを店頭で販売してきました。

リアップが市場に登場するまではカロヤンシリーズなどが育毛剤の主流でしたが、はっきり言うならば、リピート率は低く、育毛効果も現状維持がやっとという程度であまりなかったと考えます。

そのため、リアップが市場に出回っても今までの育毛剤と変わり映えがないと考え、しばらくは様子見ということになり受注することはありませんでした。

しかし、市場に出て数年後、リアップの製造元の大正製薬の担当者がリアップの売れ行きが順調なので、私の薬局にも置くようにと言ってきました。

そのような経緯でもあって、薬局でもシリーズ化されたいくつかのリアップを販売し始めました。

すると、数あるリアップの中で、ミノキシジルが最高濃度で価格も一番高いリアップX5がよく売れ、リピート率も高くなっていきました。

 

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それまであった育毛剤はお客様に見向きもされなくなり、影を潜めていきました。

リアップの効果をお客様を通じて実感してきた私ですから、そのリアップの姉妹品プレリアップスカルプシャンプーも当然のように期待していましたが、成分内容を見て、肩透かしを食らった気持ちになりました。

 

プレリアップスカルプシャンプーにはミノキシジルは含まれていない

プレリアップスカルプシャンプーには、リアップのように育毛成分のミノキシジルは含まれていません。

アデノゲンスカルプケアシャンプーには発毛剤のアデノシンが含まれています。

輸入品の中にはミノキシジル、フィナステリドが入ったシャンプーがありますが、ミノキシジルは医薬品であるためか、薬機法関係もあってか、日本にはミノキシジルを含んだシャンプーは存在しません。

 

プレリアップスカルプシャンプーは刺激性の強い成分が多い

日本にある育毛シャンプーには、発毛成分が含まれていない代わりに頭皮環境を整える成分が豊富に入っており、各メーカーが色々工夫して製品化しています。

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頭皮や髪の毛の保護を真剣に考えた育毛シャンプーもあれば、洗浄力、脱脂力ばかりに重点を置いたとしか思えないような育毛シャンプーまで色々です。

プレリアップスカルプシャンプーはどうなっているかと言いますと、頭皮の保護も考えていないこともないけれど、刺激性のある成分も結構含まれているため頭皮を保護する成分の効果が帳消しになる恐れが大です。

ただ、時と場合によっては、刺激性があっても効果にそれを上回る有益性があれば使用することも必要と思われますので、刺激性成分を使用したというだけでその必要性の有無を論じるのも、また、おかしなことではあります。

そこで、プレリアップスカルプシャンプーに含まれる成分の中でも気になるピロクトンオラミンを取り上げてみます。

参照URL:大正製薬商品情報「プレリアップスカルプシャンプーç」
https://www.taisho-direct.jp/products/detail/1197

 

ピロクトンオラミンの問題点

ピロクトンオラミンというのは殺菌性のある有機化合物です。

細菌だけでなく、カビといわれる真菌の殺菌にも有効です。

また、皮脂の分泌を抑える効果も兼ね備えていますので、フケの予防に対しても期待できます。

その他に、発毛に関与する細胞のアポトーシスの機構を抑制して脱毛を予防する働きがみられたという報告もありました。

※アポトーシスとは
自然死ともいわれています。生体の中の要らない細胞を「死」へと追いやって、排除することです。

ただし、有機化合物であるため、人体への刺激性、安全性に問題があるとも言われています。

どんな問題点があるのでしょうか?

頭皮をはじめとする全ての皮膚には皮膚常在菌という微生物が住んでおり、その中には、皮膚のバリア機構を守ってくれる菌もいます。


一方で、頭皮に存在する真菌が増殖するとフケが発生しやすくなるのですが、ピクトンオラミンには真菌を殺菌する働きがあるのでフケ防止には有効です。

ところが、ピロクトンオラミンは皮膚を保護する菌まで殺菌してしまうため、皮膚のバリア機構が弱体化してしまう危険性があります。

従って、何でもない健康な頭皮にピクトンオラミンが入ったシャンプーを毎日、使用することは、育毛シャンプーの目的である頭皮環境の改善とは逆の方向に向かわせるような気もしないではありません。

参照URL:NAKAMIRU「ピロクトンオラミンの効果と安全性

参照URL:髪の毛の髪様「スペクトラルDNCの危険な効果と副作用と口コミ☆本当に育毛は期待できるのか?……ピロクトンオラミン」
http://ikumou-kamisama.com/spectraldnc-kouka-fukusayou-kutikomi-214

 

保湿成分もそれなりに入ってはいるけれど、刺激性成分も多い

原材料の種類が結構多く、ピンからキリまで入っています。

保湿成分もしっかり入っているのですが、その表示された無数の原材料の中からラウレス硫酸Na,パラベン……その他、安価な成分など合成系の存在がプンプン匂ってくるのが、育毛シャンプーらしかぬところだなと思ってしまいました。

しかし、この成分内容で高級な育毛シャンプーと同じぐらいの価格が設定されているわけではないので、育毛シャンプーらしからぬリーズナブルな価格が設定されていることから「これはこれでいい」と思います。

 

リアップに匹敵するぐらいの姉妹品シャンプーがあってもいいのでは?

大正製薬は、リアップを市場に出すまでに10年以上の期間を費やしています。

日本において医薬品ミノキシジルを使用して育毛剤を作るという先駆的なことをやり、今まではそれなりに成功していると言われています。

他の育毛剤メーカーが「打倒!リアップ」をスローガンに色んな対策を使って、画期的な育毛剤作りに勤しんでいます。

そんな育毛剤の最高峰であると認めたくなるリアップのシャンプーがプレリアップスカルプシャンプーであるというのが少々、いや、かなり残念なような気がしてならないのです。

 

プレリアップシリーズ全てを使用してやっと、それなりに???

プレリアップシリーズには三種類の製品があります。

プレリアップスカルプシャンプーに加えて、シャンプー前に使用する「プレリアップクレンジング」、シャンプー後に使用する「プレリアップヘアコンディショナー」もあります。

口コミを見ると、シャンプーだけだとパサパサするけれども、シャンプー使用前後のクレンジングやコンデイショナーも使用すると、髪が潤いしっとりするというものがいくつかありました。

となると、プレリアップシリーズ製品を全部買って初めて、一人前のシャンプーになる???それであれば、決してリーズナブルな価格にはなりません。

これを作った大正製薬はどこを目指しているのでしょうか?
なんか、プレリアップスカルプシャンプーがあのリアップを作った大正製薬のシャンプーとは信じがたいですね。

 

まとめ

① リアップとプレリアップスカルプシャンプーの品格が違う
② プレリアップスカルプシャンプーにはミノキシジルは入っていないことを理解しよう
③ 保湿成分も入っているが、その逆の刺激性を有する成分も少なくない
④ ピロクトンオラミンの使用の必要性について
⑤ リアップ匹敵するぐらいのシャンプーを!

ちょっと、苦言が多かったと思いますが、プレリアップスカルプシャンプーにダメ出しするサイトが納得できるようなシャンプーを作る力を大正製薬はもっているのに、どうしちゃったんだろうという気持ちですね。

いつか、リニューアルされるのであれば、次は期待して待っていたいと思います。