今回は、スカルプDディグニティプレミアムシャンプーとharu黒髪 スカルプ・プロという2つの商品の解説・分析です。

この二つの共通点は育毛シャンプーということですが、もう一つ共通点があります。

それは育毛効果がミノキシジルよりも3倍あるといわれているキャピキシルがどちらにも入っていることです。

そして、異なる点もあります。それは価格です。かなりの差があります。

  • スカルプDディグニティプレミアムシャンプー 10580円(31円/ml)
  • haru黒髪スカルプ・プロ 3900円(10円/ml)

両製品の間に約3倍の価格の差があります。キャピキシル以外はそれぞれ異なる成分が入っているので、単純に比較はできません。

それぞれの主な成分を検討してみて、一万円以上のシャンプーを購入するだけの価値があるか考えてみたいと思います。

キャピキシルについて

キャピキシルは、発毛効果があのミノキシジルの3倍もあると騒がれている物質ですが、もし、その話が本当であるならば、何故、厚生労働省は医薬品として認可しないのでしょうか?

厚生労働省が認めた医薬品になるということは、副作用などが出現した時、国や製薬会社からのサポートを受けることができます。

ところが、キャピキシルは3倍の治療効果がありながら、副作用は無しとされています。最近、効果は倍増して副作用も抑えられた新薬も登場していますが、なかなか副作用は無しにはなりません。

このようなことから考えると、キャピキシルは未来型?夢?の物質です。医薬品も同様であれば、どんなに私達は救われることでしょう。

まずは、スカルプDディグニティプレミアムシャンプーとharu黒髪スカルプ・プロに入っているこの未来型物質「キャピキシル」を解剖してみましょう。

 

キャピキシルは植物由来

植物由来というあたりが副作用無しとされる誘因かもしれませんが、例えば漢方薬の元となる植物由来の生薬には副作用がついてくる場合も少なくありません、

キャピキシルは日本ではなくカナダの化粧品会社によって開発されたとのこと。

キャピキシルは「アカツメ花エキス」と「アセチルテトラペプチド-3」をもとに生成されています。

 

アカツメクサ花エキス

別名レッドクローバーと呼ばれる薬用ハーブで、ビオカニンAが含まれていますが、この物質に増毛効果があると考えられています。

ビオカニンAはAGA発症因子であるDHT生成の促進する5α-リダクターゼの働きを抑える作用を持っています。この作用はフィナステリドと同じです。

 

アセチルテトラペプチド3

4つ(テトラ)のアミノ酸の構成でできている物質です。傷ついた毛母細胞を修復させ、、ヘアサイクルを正常に戻す働きがあります。

キャピキシルを開発したカナダの化粧品会社の文献にはアセチルテトラペプチド3による

毛包の伸び率がミノキシジルの3倍であったと掲載されています。おそらくミノキシジルの3倍の効果があるとどのサイトにてはもとりあげられているのはおそらくこの情報からと容易に考えることができます。

ここで感じるのですが、この素晴らしい作用が日本においての医薬品としての認可はまだ困難だとしても、何故、カナダで医薬品として認可されないのでしょうか?

この「3倍」というのは「っかりとしたデータなのでしょうか、少し疑問を感じてしまう所です。

 

キャピキシルの量がわからない

キャピキシル配合のシャンプーであるスカルプDディグニティプレミアムシャンプーとharu黒髪スカルプ・プロにキャピキシル量の記載がありません。

育毛剤には、キャピキシルの濃度などがはっきりと記載されています。キャピキシル配合の育毛剤のうち、キャピキシルの濃度が3%以上であれば、認証エンブレムが与えられた証拠が育毛剤のパッケージに貼られています。

この2つのシャンプーに認証エンブレムが無いということは、キャピキシルの濃度が3%に届いていないということなのでしょうか?

育毛剤ではないから、キャピキシルは入っていれば、いいということなのでしょうか?

値段もリーズナブルであれば、「3倍効果」のキャピキシルが入っているだけでもありがたいと思えるかもしれません。

しかし、それなりに効果があると認められている育毛剤、例えば、リアップX5(7600円-税込)より3000円近くも高価なスカルプDディグニティプレミアムシャンプー(シャンプーなんですよ)には認証エンブレムがついてるとか、キャピキシルの濃度を育毛剤の様にはっきりと示すなど、他のシャンプーとの差別化を図ってほしいと考えます。

消費者に対して製品のパッケージからで少しでも多くの情報を提供することは非常に大事なことです。

 

キャピキシルに拘るのであれば、haru黒髪スカルプ・プロ

haru黒髪スカルプ・プロもキャピキシルの量などの記載はありません。ならば、haru黒髪スカルプ・プロでいいのでは?

キャピキシルの量が両方とも不明であるならば、価格がリーズナブル(といっても一般のシャンプーよりは高価ですが)な方がいいと考える人が多いと思います。一日、二日ではないヘアサイクルのことを考えると、長く使用できてこそ効果が出るものです。

ただ、キャピキシルの部分での有利なポイントを発見することができなくても、他の育毛成分に価値を見つけ、一万円以上出しても構わないという考えに至ることはあると思います。

というわけで、haru黒髪スカルプ・プロから他の成分を検討してみましょう。

 

haru黒髪スカルプ・プロの他の成分

界面活性剤(洗浄剤)は良質なアミノ酸が使用されていて、脱脂力が強すぎる高級アルコール系界面活性剤は使用していません。シリコンも不使用です。(ただ、シリコン使用、不使用については賛否両論のようですが)

リンスも不要と公式HPには記載されています。

また、他の育毛シャンプーでは見られない「白髪予防」に有効な成分が入っています。勘違いしないでほしいのですが、白髪染めとは違います。すでに白髪になった髪を黒くするのではなく、新たに生えてくる髪の毛に対する白髪予防のケアです。

育毛有効成分は40種類近く入っています。数が多ければいいというものではないのですが、なかなかユニークな有効成分が入っています。一つ紹介してみたいと思います。

 

リンゴ果実培養細胞エキス

アップル幹細胞エキスとも呼ばれています。「4か月間は腐らないリンゴ」といわれるスイス産のウトビラー・スパトラウバーという品種のリンゴです。

強力な抗酸化作用で4か月間、瑞々しいリンゴの状態を保ち続けると言われています。このように強い抗酸化力の性質を持つリンゴ果実培養細胞エキスは化粧品やシャンプーなどにも使用されています。

細胞の老化を遅らせて、いつまでも皮膚の保湿や若々しさを保とうとするなど、アンチエイジジング効果が期待され、特に女性達の関心度が高い成分です。

 

スカルプDディグニティプレミアムシャンプーの他の成分

さすがに高額シャンプーです。キャピキシジル以外にも、「効果有り」と名高い成分が溢れるほど入っています。まるで育毛剤と間違いそうです。はっきり言って、シャンプーだとは勿体ないと感んじる人も多いかと思われます。

数種の成長因子、ノコギリヤシ、リンゴ果実培養細胞エキスなどなど……。

界面活性剤は肌に優しい良質なアミノ酸……。

使用感はとてもいいようですが、これだけのものをシャンプーにつめこんだ意味が分かりません。普通のシャンプーで洗髪した後、このような素晴らしい成分が入った育毛剤をつけて、長く効かせるというやり方で十分なのではと思います。

お金の無駄遣いとしか思えないようなシャンプーですね。