このシャンプーはテレビでもよく見かける美人女医として有名な友利新医師も監修に加わっていることでも有名です。

開発に医師が加わっていることもあって、成分も効果がありそうと思わせててくれそうな内容です。

このシャンプー剤の目玉成分「ピロミジロール」とは?

ピロミジロールの中にはミノキシジルに似た成分が入っているということもあってか、この部分が公式HPでも強調されています。

では、ピロミジロールとは何でしょうか?

この中にいくつかの成分が入って「ピロミジロール」とされ、AGAや化粧品関係の会社が提携して開発された原材料です。

ピロミジロールの中にミノキシジルと似た物質が!?

ピロミジロールの中には5つの有効成分が入っています。

有効成分

  • ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド
  • サッカロミセス溶解質エキス
  • キハダ樹皮エキス
  • 水溶性コラーゲン
  • 加水分解コラーゲン

上記の5つの成分の中でもっとも重要なものが「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」です。

これがミノキシジルと化学構造式も効能も似ているということで「擬似ミノキシジル」とも呼ばれています。

ミノキシジルは血管を拡張して血圧を下げる薬でアメリカでは現在も高血圧の治療薬として使われています。日本ではAGA治療の外用剤のみで血圧降下薬としての使用は認められていません。

また、ミノキシジルは血管を拡張して血流をよくすることで栄養を毛母細胞に届け、毛母細胞の増殖を促すだけでなく、ミノキシジル自身が毛母細胞に働きかけ、増毛効果を促す働きを持っています。

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドが擬似ミノキシジルといわれる理由

化学構造式がほとんど、ミノキシジルと似ています。違う点は構造式の一部にある形です。

  • 6角形の場合:ミノキシジル
  • 5角形の場合:ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド

但し、日本薬機法(旧薬事法)では扱いが全く違い、ミノキシジルが医薬品でピロリジニルジアミノピリミジンオキシドが化粧品と定義されています。

 

成長期への移行促進

髪の毛が生えていない時期(休止期)から発毛時期(成長期)への移行を促進することで増毛効果を確保します。

 

カリウムチャネルが開く

カリウムチャネルは体の中の細胞膜にあります。カリウムチャネルは体の状態によって開いたり閉じたりしますが、開いた場合、血管が拡張して、血流が多くなります。

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドもミノキシジル同様、カリウムチャネルを開かせ、血流を増加させることで発毛効果を促進させます。

 

コラーゲンの量をヘアサイクルに合わせて調節

この調節機能は発毛効果に関係するかもしれないけれど。どの程度、関係しているかはまだはっきりとミノキシジルにおいても解明されていません。

そして特筆すべきことは、上記の様にミノキシジルと同じ増毛効果がありながら、血管拡張、つまり血圧低下は見られないということです。

ミノキシジルのデメリットを補うために作られたということのようで、表立ったネットでは「副作用のないミノキシジル」として説明されています。

 

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドの効果を過信するのはいかがなものか?

ミノキシジル自身、まだ育毛効果についてよくわかっていない部分が多くあります。

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドは擬似ミノキシジルと言われるほど、作用がほとんど同じです。

但し、これらの効果を証明したのは「マウス」です。マウスにこのような効果があったから、人間にも同じような効果があると期待できるということのようです。

 

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドは単剤では弱い?

ここで冒頭のバイタリズムスカルプシャンプーに再び戻ります。このシャンプーの中にピロミジロールという原料が入っているという話をし、この中にピロリジニルジアミノピリミジンオキシドを初めとして5つの成分が含まれているとお話しました。

日本で販売されているリアップはミノキシジルのみで「発毛に効果あり」と厚生労働省から認可されています。

一方、ピロミジールの中には、擬似ミノキシジルだけでなくその他の4つも有効成分が入っています。

このバイタリズムスカルプシャンプーを開発した人はさすが医師だけあって、「人間に効果があるかどうかはわからないが、マウスでの実験では効果があったので人間にも期待できるかも」という程度の認識で、ネット上で言われ、擬似ミノキシジルの効果をそんなに期待していないと考えておられるようです。

そうでなければ、つまり、擬似ミノキシジルの効果を「有り」と確実に認めていれば、擬似ミノキシジルを単剤か、数種程度の成分を併用で十分なはずです。そうなるともっと

アレルギー性の出現を予防できます。

医師達はピロリジニルジアミノピリミジンオキシドの効果の不確かさを理解されておられたから、他の良い有効成分を沢山、添加されたのではと考えられます。あるいは擬似ミノキシジルが上手く働くようにサポートさせるために優れた成分がたくさん、添加されてあるのかもしれません。

バイタリズムスカルプシャンプーは良質な材料が結構、使われている割にはリーズナブルで大変、良心的な育毛シャンプーです。

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド以外の主な成分も検討してみましょう。

 

ちょっと、その前に考えたいことが……

ネットで「育毛シャンプー剤に育毛効果はない」とか「育毛効果はあるか?」などという記事があります。このようなことを考えるのは無駄だとは思いませんが、進展性のない話題の様に思いませんか?

AGAで悩む人のほとんどがシャンプーの段階から育毛・発毛の効果を考えています。何も考えずにシャンプーをしていないはずです。

たとえ、湯だけの洗髪でも……。湯だけというこだわりも又、育毛効果を期待していることにもなりますが。

とにかく、育毛を考えるだけで、自然と頭皮や髪の毛にいい洗髪の仕方になります。そんな人達にとっては「育毛シャンプーに育毛効果がある?ない?」考える必要が無く、自分で収集した情報を信じて実行するのみでいいのではと思います。

髪の毛について現在、研究者達の努力によって色んなことが解明されようとしています。私達も期待しながら、前向きな気持ちで色んな方法を試みてみましょう。

 

他の有効成分

洗浄面においては「赤ちゃんの肌も洗えるほどの優しさ……」というキャッチコピー通り、頭皮や髪の毛を労わりながら洗浄できるアミノ酸、ブドウ糖系物質が入っています。「アミノ酸は洗浄力の面では劣る……」などという解説は野暮でしょう。頭皮、髪の毛の保湿を考えると、このような成分を入れるのは当然のことと考えます。

 

アルガニアスピノサ芽細胞エキス

他の育毛シャンプーではほとんどみられない成分です。

モロッコの砂漠のみに生える植物です。砂漠に生える植物らしく7年間も雨が降らなくても枯れずに生育するという強靭な力を保持しています。この植物の新芽の抽出エキス(植物幹細胞)を使用しています。表皮の下にある、コラーゲンなどを含んだ真皮の幹細胞の活性化を促すことで、修復機能を高めます。

 

サッカロミセス溶解質エキス

パン酵母由来のエキスです。アミノ酸やビタミン類が含まれていて、皮膚の保湿作用があります。また、コラーゲンなどの生成を促し、健康的な頭皮や髪の毛の保持に関与しています。

 

アロエベラ葉エキス

その他にもアロエベラ葉エキスなども入っているので「保湿」に重点を置いたシャンプーと言えます。

それに加えて、保湿だけでなく、このバイタリズムスカルプシャンプーは、センブリや生姜エキスなども入れて、血行促進を促すことも忘れていません。

細部にまで行き届いたシャンプーを思わせ、擬似ミノキシジルといわれる成分に頼らなくても、育毛シャンプーとしての機能は十分果たしているように感じます。