ハゲとか白髪は老化の代名詞のようなものですが、若者にもハゲと白髪があります。

それは若年性AGA(男性型脱毛症)と若白髪です。

ハゲとか白髪は中年以降になってから悩むものなのに、若くして悩まなくてはいけないなんて……と理不尽な思いに駆られますが、最近、若年性AGAや若白髪の人が増えているようです。

また、若白髪の人は薄毛、ハゲにならないという都市伝説のような話も気になりますね。
実はハゲと白髪、全く別なことのようで全く別ではなく、最終的にはつながっているということを検証してみたいと思います。

若白髪と若ハゲ(若年性AGA)どっちがいい??

これって、ネットでもよく論じられていますよね。白髪とハゲ、どっちかになると言われるんだったら、白髪がいいというか、白髪のほうがマシという意見のほうが多いようです。

白髪は「髪を染めれば何とかなる!」けど、「ハゲは隠しようがない」と思っている人が多いみたいです。

家の中でかぶっていてもおかしくない帽子で薄毛を隠したとしても目上の人に出会ったら、帽子は脱がなくてはいけない……

ア●ラ●スしたくても、また、効果がありそうな育毛シャンプー育毛剤を使いたくてもお金がかかり過ぎて……、あまり良いことは無さそうですね。

ハゲと白髪はつながっている

別に若くなくても、白髪の人ははげないということはよく言われます。

しかし、大阪大学大学院教授の板見智氏の名著「専門医が語る 毛髪科学最前線」の中にも「白髪の人はハゲないことはない」とあり、NHKラジオでも「ハゲる人はハゲる」とはっきり断言されたようです。

「ハゲと白髪はつながっている」ということは、このヘアケアセイジの中にある記事「効果ある発毛育毛はバルジ領域の活性化がキーポイント」と併せて読んでいただければと思います。

ハゲと白髪がつながっていることを知るには、「バルジ領域」がキーポイントです。

 

バルジ領域にハゲや白髪に関与する細胞が仲良く並んでいる

バルジ領域には、ハゲ発生に関与する毛包幹細胞と白髪発生に関与する色素幹細胞が存在しています。

また、バルジ領域の毛包幹細胞には、ハゲや白髪が関与する17型コラーゲンも存在しています。

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老化はもちろんのこと、それ以外の原因でバルジ領域やその周辺がダメージを受けたら、バルジ領域の中にある毛包幹細胞も色素幹細胞は細胞としての働く機能を失います。

発生時の差はあるでしょうが、脱毛や白髪が出現します。

従って、「白髪の人はハゲない」ということが、研究が進めば進むほど、都市伝説であることが解明されていくことでしょう。

次は、老化以外でバルジ領域にある色素幹細胞が真っ当に働かなくなる原因、つまり、若白髪になる原因を検証してみたいと思います。

 

若白髪になる原因

「若白髪になる原因」を「色素幹細胞が真っ当に働かなくなる原因」と言い換えてもいいいかもしれません。

 

遺伝的要因

メラノサイトという色素細胞からチロシナーゼという酵素によってメラニンが合成され、日本人であれば黒色の髪になるわけです。

日本人としてのDNAを持っていれば黒髪になることからも、髪の色は非常に遺伝色が強いことがわかり、自分の白髪はやはり遺伝かと考えるようになります。

元々、遺伝的にチロシナーゼの活性が低い場合には、年齢に関係なくメラノサイトのメラニン合成が上手くいかず、メラニンが不足して髪に色がつきにくい状態になります。

そんな人は、年を取っていなくても白髪になってしまうことがあるというわけです。

あるいは、バルジ領域にある色素細胞の根源である色素幹細胞に遺伝的にダメージがある場合も、色素幹細胞から色素細胞がスムーズに作られず、黒くなることができない髪が増えてくるでしょう。

では、遺伝や老化以外で色素幹細胞にダメージを与えたり、チロシナーゼの活性を下げたりして、メラニンの量を減らしてしまう原因、要するに、若白髪となる原因は何でしょうか?

 

ストレス要因

フランス革命で処刑されたルイ16世の王妃マリーアントワネットは、処刑を告げられ、あまりのショックで一夜にして白髪になったという歴史的な逸話が残っています。

髪の仕組みから考えて一夜にして白髪というのは事実ではありませんが、身体の中で髪が真っ先に異変を起こすぐらい髪はストレスに敏感ということを言い表しています。

ストレスからくる自律神経の乱れは、血行不良の原因となります。
そのため、バルジ領域にある色素幹細胞やメラノサイトに栄養が十分に運ばれにくくなり、メラニンに変わるためのビタミンやミネラルが不足し、その結果、白髪になってしまうのです。

暴飲暴食・喫煙などの生活習慣の乱れ

白髪のない良質な髪は、十分な栄養を摂り、その栄養が体内できちんと利用されることで生まれてきます。

亜鉛や銅、鉄などのミネラル、ビタミンB群など良質な黒髪を作るために必要な栄養素が、髪にも十分行き渡るようにするには他の臓器や組織も健康でなければいけません。

暴飲暴食、過度の喫煙などで傷んだ臓器の修復のために貴重なビタミンやミネラルが利用されてしまえば、当然、髪の毛のほうに回される栄養素は少なくなってしまいます。

また、過度のダイエットも若白髪の誘因の一つです。
体内に入ってくる栄養素が減少しているため、良質な黒髪を維持するためのビタミン、ミネラルが不足します。

白髪が多いだけでなく、ハリ、ツヤのない髪になってしまいます。

 

病気・薬の副作用

まだまだ若いのに白髪になってしまう、そんな病気があります。

よく取り上げられるのが甲状腺の機能低下や貧血ですが、慢性の胃腸疾患でも白髪になる人がいます。

また、薬の副作用で白髪になることがあります。

短期間で白髪が増えるようなことがあれば、このような原因を考えてみる必要があります。

参照URL:スキンケア大學「遺伝だけじゃない!白髪・若白髪の原因と対策」
http://www.skincare-univ.com/article/003871/
参照URL:スキンケア大學「やはり関係あり!その白髪の原因はストレスかも?」
http://www.skincare-univ.com/article/003874/

 

規則正しい生活が一番!

若白髪になる原因を考えると、若白髪改善・予防は規則正しい生活をするのが「急がば回れ」で一番の近道という結論に至ります。

十分な栄養、睡眠、リラックスこの三拍子を心がけると、まずは体調がよくなります。そのことが髪にもいい影響を与えてくれます。

また、ストレスはよくないと言われていますが、最近の研究で、難事を乗り越えようとするための前向きなストレスはむしろ体にいい影響を与えるということがわかってきました。

気持ちの切り替えが重要ということになるのだと思います。

髪の変化は身体や精神の異変をしらせるサインですから、髪のケアは病気の早期発見につながります。

 

まとめ

① 若白髪と若ハゲ、どっちかといったら、若白髪のほうがまだましという人が多い
② 若白髪と若ハゲに関与する細胞は、バルジ領域の中で並んでいる
③ 若白髪の原因、まずは、遺伝。しかし、遺伝以外でも若白髪になることがある
④ 若白髪を予防するには月並みな言い方だけど、規則正しい生活が一番!

まだ、学生なのに白髪が混じっている人がいます。

若白髪は遺伝が関係していることが多いのですが、遺伝だからどうしようもないといって、不規則な生活を続けていると遺伝現象を超えて若白髪が増えていきます。
また、白髪が無いという人も、ストレスをそのままにしていることで若白髪が出てくる可能性があります。
若い時から正しい規則生活を送ることは老化による白髪、薄毛も予防することになるので、若白髪を見つけたら、逸早く生活の見直しをしていきましょう。