出産という一大イベントを終えたあとの女性には、育児の他にも様々な試練が待っています。

妊娠・出産という過程を経て、女性の体内では数多くの変化が起こります。その中には「抜け毛」がありますが、基本となる原因の他にもそれを助長する要素が数多くあります。

今回は「骨盤のゆがみによる血行不良」について簡単に解説していきます。

出産による骨盤のゆがみと血行不良

女性が出産を終える方法としては、「経膣分娩」と「帝王切開」が主流となります。

妊娠によるホルモン量の変化で、骨盤を支えている靭帯が緩むことで骨盤が開きやすくなります。それによって、骨盤を大きく開いて胎児を出産することになります。

お産の苦しみは相当なもので、その分骨盤も大きく開いていることになります。

しかし、元々骨盤はそう簡単に開くようなものではなく、骨盤が開いている状態は「異常」な状態であると言えます。

さて、骨盤の付近には骨盤に外にも様々な組織が存在しています。そして、その中には「血管」もあります。

骨盤が開くことで、骨盤に押される血管は圧迫されることになります。水の出ているホースを握れば水の通りが悪くなるのは当然なように、圧迫された血管は血流を悪化させます。

つまり、出産による骨盤のゆがみは、骨盤付近の血行を悪化させることになるのです。

 

血行不良が抜け毛の原因となるメカニズム

さて、腰周りの血行が悪くなることと髪がどう関係するのか、イメージしにくい人も多いのではないでしょうか?そもそも血液には酸素や栄養といった、「体を構成している細胞が必要な物質を運ぶ」という働きを持っています。

血液の働きはそれ以外にもありますが、血行が悪くなるということは酸素や栄養の分配がスムーズに行われないということです。

骨盤付近の血流が悪くなるだけでも、循環している血液全体の流れに影響しますから、頭皮に向かう血液の流れも当然ながら悪くなります。

頭皮も髪も栄養を元に成長や修復を行うのですから、材料となる栄養の流れが滞れば頭皮環境を悪化させ、髪も細く育つことになります。

こうして抜け毛の増加を促してしまうのです。

しかも、産後には「ストレス」や「疲労」といった、血行を悪くする要素のオンパレードですから、妊娠前に比べても血行が悪くなりやすい状態だと言えるのです。

 

骨盤の矯正が必要

この状況を打破するためには、骨盤のゆがみを矯正する必要があります。

オーソドックスな方法としては「骨盤体操」があります。骨盤の矯正だけでなく、腰痛の解消やダイエットにも効果的なんだとか。試しに筆者も代表的な骨盤体操(骨盤を前後左右に動かし、その後に回す体操)をしてみましたが、確かに骨盤に力が入るような感じがしました。

骨盤矯正だけでなく数多くの効能があるので、抜け毛が解消されたあとも続けてきたいですね。骨盤体操ではなかなか効果が現れない場合は、「整体」を利用したほうが良いでしょう。

自宅でできる対策に比べてお金はかかりますが、確実に改善したいのであれば必要なことでもあります。骨盤をしっかりと元の位置に戻すのには時間も苦労も必要です。

しかし、だからこそ意識して骨盤を元に戻さなければならず、抜け毛の原因が他にも発生しやすい産後だからこそ、対策がわかりやすい骨盤の矯正は確実に行っておきたいのです。

 

まとめ

出産を経ることで女性の骨盤は大きく開いてしまいます。正常な位置ではなくなった骨盤は周辺の血管を圧迫し、血行不良を起こしてしまいます。

血行が悪くなることで栄養の分配がスムーズに行われなくなり、髪や頭皮に必要な栄養も不足して抜け毛の原因となります。

骨盤体操や整体によって骨盤矯正を行うことが有効な対策となります。