出産を終えたあとに控えている「産後脱毛」は、主に妊娠・出産による女性ホルモンが深く関係します。

しかし、それ以外にも妊娠と出産という一大イベントによる、母体への影響から抜け毛を誘発してしまうこともあります。

今回は、その中でも「妊娠中のシャンプー選び」について解説していきます。

 

妊娠中は栄養不足

「妊娠している女性は、赤ちゃんの分も食べなければならない」という話を、現実だけでなく、マンガやアニメの世界でもネタにされています。

確かに、胎児に栄養が必要になりますから、特にタンパク質の合成に必要な栄養などが妊娠していない状態に比べて多く必要になることは知っています。

栄養を摂取する方法の代表例としては「食事」です。しっかり食べて、自分と赤ちゃんの2人分の栄養を摂取しておかなければなりません。

さて、2人分の栄養を維持していくことはなかなか難しいのです。

不足した栄養については母体も強く影響を受けてしまいます。妊娠中は、母体も栄養不足に陥りやすいのです。

栄養が不足すれば体に良くないことはイメージしやすいかと思いますが、髪や頭皮もまた栄養を必要としている部位です。

栄養が不足している状態が続けば、当然ながら頭皮環境は悪化してしまいます。そんな状態だと、シャンプー選びにはいつも以上に気をつけなければならないのです。

 

シャンプーには3種類ある

さて、食品スーパーやドラッグストア、ホームセンター等で幅広く販売されているシャンプーは、大別すると「アルコール系・石鹸系・アミノ酸系」の3種類に分けることができます。

それぞれに長所・短所とありますが、妊娠中の女性には「アミノ酸系シャンプー」をお勧めしたいです。この系統のシャンプーには「刺激が少ない」という長所があります。

3種類の中では最も洗浄力の弱いアミノ酸系シャンプーですが、頭皮への刺激が最も少なく、脱毛症の改善用のシャンプーとしても用いられるほどです。アルコール系や石鹸系のシャンプーは強い洗浄力の裏腹、当否への刺激が強すぎるという欠点があります。

妊娠中は女性ホルモンの影響で抜け毛は少ないのですが、頭皮環境が悪化した状態で出産を終えてしまうと途端に抜け毛を増やすことになります。

刺激の弱いアミノ酸系シャンプーであれば、頭皮の清潔を保ちながらも頭皮へのダメージを抑えることができます。

 

育毛剤を使うのも有効

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妊娠中は頭皮も栄養不足になり、頭皮環境も悪化しやすくなります。アミノ酸系シャンプーなら頭皮へのダメージは最小限に抑えることができますが、それでも足りないこともあります。

その場合は「育毛剤」を用いるのが良いでしょう。育毛剤は主に頭皮環境を改善して、抜け毛の発生を抑えることを目的としています。

ただし、妊娠中に使って良い育毛剤と使ってはいけない育毛剤がありますので注意が必要です。

育毛剤は頭皮に浸透し、末梢血管から染み込んで全身に行き渡ります。妊娠中は胎児そのものに、出産後も母乳から胎児に影響を及ぼす可能性があります。

主に「副作用のある成分を避ける」「無添加の商品を選ぶ」といった目安はありますが、医師に相談して使って大丈夫な育毛剤を選ぶほうが無難です。

正しいシャンプー選びと育毛剤選びで妊娠中と産後の頭皮環境を改善し、産後の抜け毛を最小限に抑えることができます。

 

まとめ

妊娠中は胎児に栄養が必要になり、母体は栄養不足に陥りやすいです。当然ながら髪や頭皮にも栄養が必要であり、栄養不足によって頭皮環境が悪化します。

そこに、刺激の強いシャンプーを使うことで頭皮が荒れ、抜け毛を促してしまいます。

刺激の少ないアミノ酸系シャンプーを用い、場合によっては育毛剤を使うことも考慮しなければなりません。