今回のポイント

  1. 頭皮にできるニキビの原因は、蒸れと頭皮の薄さにある
  2. 5つある生活改善のポイントを、しっかり覚えて実行する
  3. 頭皮ニキビができている時は、シャンプーは優しく行う
  4. ニキビの症状がひどい時は、それが収まってから育毛剤を使う

顏のニキビのように気づきにくいのがネック

ふと頭がかゆく感じたり、髪のセットしている時に、頭皮のニキビを発見したりしたことはありませんか?

頭皮のニキビは、気付きにくいわりに、膿を持っているような大きなニキビに悪化してしまうことや、痛みが伴うことも多いという困りものですよね。

ブラシで髪をとかす時や髪を洗う時なんかも、その痛みに怯えながらしなければいけないという厄介さも秘めています。

 

顔にできるニキビと比べても、重症化しやすく、治りも遅い・・・。

その上、原因もイマイチ特定しにくい面もあります。

 

しかし、頭皮ニキビの原因は、その環境に大きく関連していることをご存知ですか?

原因が分からない頭皮ニキビを、

「結局、普通のニキビと同じでしょ?」といって、

顔のケアと同じように行うのは間違いです!

毛母細胞が弱ってしまい、抜け毛につながってしまいます。

ここでは頭皮にできるニキビ特有の原因などを知り、頭皮だからこそのケア方法で対策をしっかりおさえておきましょう。

 

頭皮はなぜニキビができやすい?

頭皮のニキビは、みなさんも経験したことがある人もいると思いますが、顔のニキビよりも重症化しやすく、痛みがともなうことがあります。

その原因は、頭皮という環境が深く関係しています。

人間の肌というのは、どこでも基本的な構造が一緒ですが、頭皮と他の肌との決定的な違いは

「毛と皮膚の薄さ」です。

まず見た目にも、頭皮とその他の「毛」の違いは一目瞭然ですね。

頭皮は毛根も長いため皮脂腺も大きく、かつその数が顔の最大3倍にもなる部位もあります。

それに伴い、皮脂量も顔と比べるとだいたい2倍程度だと言われています。

頭皮は皮脂量が多く、その上、髪の毛があるということで非常にムレやすい場所だとも言えます。

 

ここでニキビができる過程のお話しを。

ニキビは、古い角質や皮脂などが毛穴につまり炎症を起こすと、そこにアクネ菌が増殖して発生します。

ということは、皮脂量が多くてムレやすい頭皮環境は、ニキビが好む場所だと言えるのです。

 

頭皮は薄いので刺激を受けやすい

頭皮環境に加えて、もうひとつ問題なのが、「頭皮の薄さ」です。

頭皮のニキビって、触るだけで「痛い」と感じることがありませんか?

もちろん、頭皮環境がニキビを重症化させやすいということがありますが、頭皮の薄さもそこに関連しています。

 

頭皮の薄さは頰や鼻などと比べると地肌がもっとも薄く、平均約1.46mm。

(頰は平均約1.53mm、鼻は平均約2.04mm)

皮膚が薄いということは、よりダイレクトに痛みを受けやすいだけではなく、敏感でデリケートであることも同時に言えます。

こうした頭皮環境の特徴をふまえて、ニキビの根本的な原因を学んでゆきましょう!

まず、全てのニキビの原因は、肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下しているためです。

そしてそれらを引き起こす原因は大きくわけて5つあります。

いずれも一つ一つが独立した原因ではなく、どれかが崩れることでそれぞれに悪影響を及ぼすという横のつながりもあるような、厄介さも合わせもっています。

 

(1)ホルモンバランス

女性ホルモンのエストロゲンには、ニキビをできにくくしてくれる美肌作用で知られていますが、同じく女性ホルモンのプロゲステロンには、皮脂分泌を促すはたらきがあるため、ニキビができてしまうことがあります(男性ホルモンと似た作用です)。

これらのホルモンバランスが崩れることによって、肌が荒れやすくなり、吹き出物がでることがありますが、これは頭皮にも言えることです。

ホルモンバランスの崩れによるニキビは、男性ホルモン(女性にもある)が増えることに起因するケースもあります。

 

(2)ストレス

ストレスを感じると肌が荒れっぽくなったりしたことはありませんか?

これは無意識のうちに、心とカラダのバランスが崩れている証拠です。

男性ホルモンは女性にもありますが、それが過剰に増える原因はこの”ストレス”にあります。

過度なストレスを感じ続けると、脳は男性ホルモンを活性化させ、また自律神経のバランスをも崩します。

そうすることによって、皮脂腺が刺激され皮脂量が増え、ニキビができやすい状態になるのです。

 

紫外線のダメージはとにかく強烈!

(3)紫外線

肌(顔)への紫外線の悪影響はよく聞かれるところですが、それはもちろん頭皮だって一緒です。

強い紫外線を浴びてしまって、気が付いたら頭皮が焼けて皮がむけていた、なんて経験はありませんか?

角質は肌を保護するために厚くなっているのですが、それがはがれた状態です。

この角質というのも毛穴をふさぎ、ニキビを悪化させるものの一つです。

 

もう1つ、紫外線のダメージを受けると、頭皮をガードするための皮脂の分泌が低下して、バリア機能が低下します。

これによって、雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビ発生につながるのです。

 

(4)寝不足

寝不足はカラダだけでなく、頭皮にもよくありません。

肌(頭皮)のダメージは眠ることによって回復していくものなので、質の高い眠りは必須です。

また寝不足状態が続くことによって、ストレスが増えてやホルモンバランスを崩してしまうので、どちらにしろ悪影響を引き起こすきっかけになりやすいものです。

 

(5)食生活

これはもう言わずもがな、ですね。

栄養バランスのとれた食事を、日々3食とることを心がけてください。

冷凍食品やコンビニ弁当なんかが続くと、すぐに栄養が偏ってしまいます。

 

生活習慣にも注意!頭皮ニキビ悪化のプロセスとは

頭皮にできるニキビの原因、ここまでの説明でお分かりいただけたでしょうか?

そして、次に注意したいポイントは、ニキビを悪化させる日常の習慣です。

まず、それは普段何気なくしている髪の毛のケアに関するものです。

シャンプーやリンスなどは、毎日行うものですが、これが意外としっかりと洗い流せていなくて、ニキビの原因となり、悪化させている場合があります。

 

髪を洗う時に爪を立ててしまうと、ニキビをつぶして悪化させることもありますので、優しくゆっくりと地肌に触れることを意識するのが基本!

また、熱すぎるお湯で頭をすすいでいたり、ドライヤーの熱風を髪に近づけて長時間当てたりと、当たり前の日常行動で頭皮に悪影響を与えていることも否定できません。

カラーやパーマなど頭皮に強い刺激をもたらす行為も、頭皮ニキビがある時には控えましょう。

皮脂過多でできやすくなる頭皮ニキビには、ワックスなどの整髪料などもあまり好ましくありませんね。

 

そして、頭皮の清潔さを忘れてはいけません。

蒸れやすい環境もニキビが好むものですので、帽子を被るにしても通気性・清潔さへの配慮を忘れずに!

先ほどお話しした通り、頭皮は皮脂量が多いですから、枕カバーなどの寝具もできれば毎日換えて、清潔を保ちましょう。

ただ、清潔を意識するあまり、1日に何度もシャンプーで洗髪するのはNGです。

頭皮が乾燥してしまうと肌のバリア機能が低下するだけではなく、脳から乾燥をなくそうとする働きかけが起こり、皮脂過剰になってニキビが増える場合もあるからです。

つまり頭皮ニキビを悪化させるのは、一言でいうと、「頭皮環境の悪化」です。

そして頭皮環境の悪さが続くとニキビだけではなく、やがて髪の毛の発育自体にも悪影響を与えてしまい、薄毛をまねくことにも繋がります。

 

頭皮にできるニキビのケア方法

頭皮のニキビケアの鉄則は、

「潰さない(触らない)」、「清潔に保つ」、「しっかりと保湿する」の3つです。

これらのケアは、顏にできるニキビケアと変わりませんが、頭皮も肌の一部ですから、基本的には同じで大丈夫。

まずは、このページで紹介してきた方法でニキビケアを行ない、新しいニキビを作らない対策を徹底しましょう!

それでも改善しないようでしたら、皮脂をコントロールするシャンプーを使ったり、頭皮ニキビ用のローションを試したりしてみましょう。

育毛剤を利用するのは、その後です!