今回のポイント

  1. 頭皮をブラシでたたくと炎症が起こることも
  2. 適量の皮脂は、外部からのダメージをガードしてくれる
  3. シャンプーを頭皮につける時間は、なるべく短くする
  4. モズクなどのネバネバ成分は、育毛効果があると注目されている
  5. 入浴後は頭皮に雑菌を繁殖させないために、すぐにドライヤーで髪を乾かす

育毛できるシャンプーはない!?

美容や健康ネタの中には、間違った常識というのがたくさんまかり通っていて、それがかえって悪影響を及ぼしていることが多いです。

その原因って、たいていは商品のキャッチコピーとか、雑誌、テレビといったマスコミにあるのだと、わたしの行きつけの美容師さんが言っていました。

 

「薬用育毛シャンプー」

 

なんて聞いたら、誰もが育毛に効果があるって感じますよね?

育毛シャンプーは、あくまでも頭皮をキレイにして、育毛剤の有効成分をきちんと浸透させるのが役割です。

育毛効果は、はっきり言って「0」なんです。

こう言っちゃなんですが、メーカーさんはわたしたちに商品を買わせようと、言葉巧みにアプローチしてきているんですね。

そこで今回は、自分はもちろんのこと、このサイトを読んでくださっている読者の方にも役立つ、育毛に関する非常識をまとめてみました。

正しい知識を身に付けて髪と頭皮をいたわれば、育毛剤の効果もきっと高まると思いますよ!

 

ブラシで頭皮をたたくと、毛母細胞にダメージが

頭皮をブラシなどで刺激をしているシーン、昔からよく見ますよね?

薄毛の原因のひとつは血行不良だから、皮膚を刺激することで血のめぐりがよくなる。

この育毛法を提唱した人は、なんと大学教授なんです。

権威のある人が「効果がある」と言ったら、誰もが信じちゃいますよ~。

 

ところが、こんな育毛法は百害あって一利なし。

頭皮は外部から刺激を受けると、毛髪を作り出す毛乳頭が傷ついてしまい、毛の成長速度が鈍くなってしまうばかりか、しまいには抜け落ちてしまうことも・・・。

炎症が発生して、さまざまな肌トラブルが起きるのです。

 

血行改善どころか、ダメージ増大に!

さらに症状が悪化すると、皮膚に雑菌が繁殖してかゆみなどが起きることがありますし、その状態で刺激を与え続けると、毛髪が二度と生えてこなくなることもあるのです。

また、紫外線から請けるダメージも大きくなりますから、こうした行為はとにかく頭皮環境を悪化させるだけ!

血行を改善するのなら、ブラシでたたくのではなく、手の指で優しくマッサージするのです。

それよりもまず、血のめぐりが悪いのは、喫煙習慣や睡眠不足、栄養の偏りが原因となっていることが多いですから、生活習慣の改善から取り掛かるべきですね。

 

お風呂上りに頭をパッティングしているあなた!

今日からやめましょう!!

 

頭皮ケアの基本は、スキンケアと同じ

毎日のスキンケアの基本は、保湿と油分のキープですよね?

お肌って、水分と油分のバランスが一番重要だということは、誰もが知っているポイントです。

でも、年齢を重ねると共に、水分も皮脂も減っていってしまうから、化粧水と美容液で不足分を補給する必要があります。

 

頭皮も同じで、水分と皮脂バランスをキープしなくては、美しい髪は生えてきません。

 

「皮脂=頭皮に必要ないもの」

と思ってしまい、シャンプーの時にしっかりと洗い流してしまう人も多いようですが、皮脂が不足するとバリア能力が低下して、紫外線のダメージを受けやすくなったり、細菌の侵入を防げなくなったりと、頭皮はどんどん弱くなってゆくのです。

 

肌の皮脂が不足すると、こうした危険を体が感じて、さらに皮脂が分泌されます。

それによって、べたついた肌になりますし、発汗量まで多くなります。

逆に、皮脂の分泌量が低下して乾燥した状態になり、未発達の角質がポロポロとはがれてしまい、フケが発生するなんてことにも。

シャンプーの使い方については、こちら(b05.doc】へのリンク)で正しい知識を身に付けて、頭皮の状態を確認しながら適切なシャンプーを使うようにしてくださいね。

 

もちろん、下記の点も必ず注意です!

頭皮の皮脂バランス悪化につながりますからね。

  • シャワーの温度は、ぬるま湯にする
  • シャンプーを付ける前に、お湯で頭皮の汚れを洗い流す
  • シャンプーを長時間つかわない(2分程度を目安に)

 

海草をたくさん食べても、毛は生えてこないけど・・・

これもまた、昔から言われてきたことですね。

インターネットなどで調べてみると、「効果なし」とハッキリ書かれているサイトが多いようです。

たしかに、海草をたくさん食べたからって、毛母細胞の動きが活発になって、毛髪が太くなるということはありません。

 

でも!

海草に含まれている豊富なミネラルは、わたしたちのカラダそのものを作っている成分です。

もちろん、頭皮や毛髪も。

 

ですから、

「ミネラルが不足すると、薄毛になりやすくなる」

と考えるのが正しいんです。

 

日本人は海に囲まれた国ですから、昔から海産物を多く食べる傾向にありました。

しかし最近は、肉食が多くなってきたので、毎日の食事で摂るミネラルの量が、かなり不足しているのが実状なんです。

ひじき、モズク、昆布、わかめなど、しっかり食べていますか?

おそらく、週に数回しかメニューに入っていないという人がほとんどだと思います。

 

という訳で、みなさん、今日から積極的に海草を食べるようにしましょう!

おススメなのは、ネバネバ成分がたっぷりの海草です。

もずくや、一部の昆布に含まれている「フコイダン」というネバネバ成分は、最近の研究で、育毛効果を持っている可能性が指摘されています。

今回、わたしが試した育毛剤の中にも、このフコイダンが使われている商品もあります。

頭皮の外側からだけでなく、海草経由でカラダの内側から保湿や免疫力アップ成分を取り入れて、髪の健康サイクルを作りましょう!

 

ドライヤーの熱は髪を傷めない?

お風呂から出たら髪をすぐに乾かさず、タオルで水分を吸い取っただけで済ませていませんか?

そして、時には髪が完全に乾いていない状態で、そのまま寝てしまうなんてことも・・・。

 

濡れた髪は、すぐに乾かすのが基本中の基本!

なぜなら、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるからです。

健康な頭皮にも、実は「常在菌」が存在していて、皮膚に悪影響を与える菌を退治したり、フケの発生を防いだりしています。

この菌が増えてしまうと、頭皮環境が悪化してニオイが発生するんです。

 

頭皮や髪が湿った状態というのは、菌が繁殖するのに最適な環境になってしまいます。

ですから、入浴後は吸湿性の高いタオルでしっかりと水分を拭き取り、ドライヤーで高温の風を当てて一気に乾かしましょう!

 

もうひとつ、寝具の衛生状態をチェックするのもお忘れなく。

枕カバーやシーツにも菌は繁殖していますから、寝ている間に頭皮に移ることもあります。

こまめに交換して、キレイな状態で使いましょう!

 

ロングヘアーのほうが薄毛になる?

結論から言っちゃいますと、これは、まったく根拠のない話です。

髪が長いと重力で頭皮が引っ張られるだとか、栄養が毛先まで行き届かないとか、いろんなデマが行き交っていますが、髪の長さと抜け毛の多さは関係ありません。

ただ、ロングヘアーの方は、ショートヘアーの方よりケアに時間がかかり、頭皮環境が悪くなるということは考えられます。

たとえば、シャンプーのすすぎとか、先ほどお話ししたドライヤーなどは、ショートヘアーの方の方がやりやすいですよね?

 

ちなみに、ロングヘアーで髪を結んでいる方は、毛母細胞にダメージが加わる状態が続きますので、薄毛になる可能性があるんだとか・・・。

これを、「機械的脱毛」と言います。

年齢を重ねると細胞が弱くなってしまいますから、髪を結ばないことは意識したほうがよさそうですね!