今回のポイント

  1. アロマは香りだけでなく、さまざまな美髪効果もある
  2. 万能のアロマであるローズマリーは、血行改善に最適
  3. ミント系のアロマは、皮脂の過剰分泌を抑えてくれる
  4. 人気のラベンダーは抗菌効果が高い

アロマオイル、アロマ成分配合の芳香剤や、柔軟剤など、最近はアロマ配合商品が人気となっています。

シャンプーやコンディショナーといったヘアケア製品も同じで、売り場に足を運ぶと、“天然アロマ配合”“アロマの成分で髪美しく”などとうたわれたシャンプーが、たくさん並んでいますよね。

 

でも、アロマに関しては、

「いい香りがしそう」

「なんとなく身体によさそう」

など、漠然としたイメージを持っているだけで、アロマの何が髪にいいのかをご存じない方も多いように感じられます。

そこで今回は、

「そもそも、アロマとは何か?」

「髪にどのような影響を与えるのか?」

ということについて解説しますので、みなさんのヘアケア製品選びの参考にしてみてくださいね。

ヘアケア製品に配合されたアロマの意外な役目

アロマとは「芳香」を意味するフランス語ですが、さまざまな商品に使われている「アロマ」と言う言葉は、アロマテラピー(芳香治療)などに用いられるアロマオイル、精油のことを指します。

精油とは、花や葉っぱ、果物の皮などを蒸したり、絞ったりして濃縮抽出したもの。

大量の植物から本当に少ない量しか取れない、天然の希少エッセンスなのです。

精油には特徴があり、種類によって、香りはもちろん、効果も異なります。

香りや効果は、同じ植物でも、育った地域や気候によって違いがでるので、アロマに詳しい人は、産地もチェックして精油を選ぶんですよ。

コスメやヘアケア商品のパッケージに「フランス プロヴァンス産」とか、「北海道のラベンダー使用」などと、記載されているのはこうした背景があるからなんです。

ヘアケア製品に使われている精油は、ハーブやラベンダーなど、その香りもさることながら、植物そのものが持つ殺菌効果や鎮静効果といった、人間の心とからだに良い影響を与えるものが使われていますから、自然の恵みが詰まったヘアケア製品と言えますね。

実際、ヨーロッパでは、古来より女性たちが植物や果物を使って髪を洗ったり、ヘアケアをしたりしていました。

現代でもその効果に変わりはありませんから、どの精油(アロマエッセンス)が、どんな髪にあっているかを知っておくと、ヘアケア商品を選ぶとき、かなり役立ちますよ!

 

それでは、さっそく、頭皮や髪の悩みにあわせた精油をお教えしますね。

 

ローズマリーは万能のヘアケア精油!

たくさんあるハーブの中でも、特におススメなのが「ローズマリー」です。

聖母マリアが身に付けていた青いマントを、ローズマリーの木にかけたときから青い花が咲くようになったという伝説を持つハーブです。

森の香りに似たフレッシュな香りが特徴で、昔からヨーロッパの女性たちは、髪の健康と美しさを保つために、ローズマリーを入れた水で髪をすすいでいました。

ローズマリーは、頭皮の血行不良を改善し、毛穴を引き締める効果があるので、薄毛や抜け毛の防止効果があります。

また、地肌の免疫力を高め、髪の成長を促進させる働きもあるので、髪や頭皮のダメージを補修するとともに、美しい髪を取り戻すサポートもしてくれる、まさに万能薬なのです。

このように、頭皮にも髪の毛にも素晴らしい効果が期待できることから、ヘアケア製品のほとんどにーズマリーの精油が配合されているんですよ。

 

頭皮のニオイが気になる、髪の毛がベタつく場合は?

頭皮のニオイは、皮脂の分泌量が多く、それが毛穴が詰まってしまってしまうため起こります。

毛穴に脂が詰まった脂が、シャンプーをしても落としきれていないため、頭皮の常在菌と合わさってニオイがしてしまうんです。

髪の毛のベタつきも同様に、頭皮の脂が毛穴を詰まらせていることが原因ですから、まずは皮脂汚れをしっかり落とす必要があります。

皮脂汚れを落とし、サッパリさせてくれる効果があるものをご紹介しましょう。

 

ミント系(ペパーミント、スペアミント)

さわやかで清涼感溢れる香り。

抗菌作用があるので、頭皮を清潔にすることができます

気持ちをリフレッシュさせるはたらきもあるので、ストレスが原因で皮脂の分泌量が増えてしまっているかたにもおススメ。

 

レモン

脂っぽい頭皮のケアに効果的です。

その効能から、市販のシャンプーにも成分が配合されています。

 

レモングラス

さわやかな草の香りに、レモンのフレッシュな香りがプラスされた感じです。

開いた頭皮の毛穴を引き締めて、地肌にハリを与えてくれます。

消臭効果があるので、頭皮のニオイが気になる人に、特におススメです。

 

レモンバーベナ

レモンの香りに甘さを加味したような香りです。

皮脂の過剰分泌が進んだ頭皮の改善にも効果的で、ニキビケアにも使用されています。

炎症を抑える効果も。

 

ラベンダー

人気の香りの上位に常にランクインするほど、ポピュラーで愛されているラベンダーは、香りだけでなく、すばらしい効果があります。

抗炎症、消毒効果、抗菌効果があり、すべての肌質に良い影響を与えるので、ヘアケアだけでなく、スキンケアにもよく用いられます。

 

セイジ

さわやかですがクセのある強い香りですが、消臭効果が期待できます。

また、傷を早く治す働きがあります。

 

頭皮や髪の乾燥状態を改善するアロマ

頭皮や髪の乾燥は、水分と油分のバランスが悪くなり、潤いが失われてしまったことが原因です。

水分が失われると皮脂が固くなり、頭皮のターンオーバーが乱れてバリア機能も減少しますから、頭皮を保湿して潤いを与え、ターンオーバーを正常にする必要があります。

 

カモミール

大地のリンゴと呼ばれるように、リンゴの甘い香りがします。

高い抗炎症や抗ヒスタミン作用があるため、頭皮のかゆみや荒れ、乾燥に効果的なはたらきをすることから、市販のシャンプーやボディソープなどにもよく配合されています。

皮膚の代謝を高める働きがあるので、頭皮のターンオーバーも整えてくれますよ。

 

サンダルウッド

ウッディーな甘い香りで、日本では「白檀」と呼ばれています。

皮脂の分泌を整える作用があり、乾燥と脂性の両方に効果的。

肌を柔らかくして潤す作用もあるので、乾燥で固くなった頭皮に効果を発揮します。

 

フケに悩んでいる方は、皮脂調整作用があるアロマを!

頭皮の角質層が、新陳代謝によって垢となって剥がれ落ちたものがフケです。

誰にでも出るものですが、その量が多いとやはり気になるもの。

大量にフケが出る原因は大きく分けて2つあり、1つは皮脂の分泌が高まって起こるもの、

もう1つは乾燥によって起こるものになります。

 

いずれにしても、炎症やかゆみ、雑菌の増殖につながることがあるので、早急にケアしましょう。

まず、皮脂分泌が原因のケースは、皮脂のバランスを調整する精油や、抗菌作用のある精油、かゆみを軽減する作用のあるもの使いましょう。

 

ローレル

ちょっとスパイシーで甘みのある香りです。

フケを抑える効果があり、髪の毛の成長をサポートするはたらきもあります。

日本では月桂樹と呼ばれています。

 

ゼラニウム

さわやかで薔薇のようなフローラル系の香りがするゼラニウムにも、皮脂のバランスを整えるはたらきがあり、脂性タイプと乾燥タイプ、どちらのフケにも効果的です。

ベルガモット

紅茶のアールグレイの香りとして有名ですが、脂性頭皮のフケの改善におススメ。

 

イランイラン

南国を思わせるような、甘く濃厚なオリエンタルな香りです。

皮脂の分泌を調整する作用があり、脂性と乾燥のどちらのフケにも効果的です。

 

毛髪を成長させるアロマ

薄毛には、ホルモンの乱れ、エイジングトラブル、毛穴詰まり、ストレスや生活習慣など、さまざまな要因がありますが、ここでは髪の成長をサポートするものをご紹介したいと思います。

 

タイム

甘さを感じるスパイシーな香りです。

消臭効果があり、フケや脱毛の防止に効果的です。

 

クラリセージ

清涼感いっぱいの香りで、脂性肌の改善に効果的。

抗菌作用や収れん作用(引き締め)もあり、フケや抜け毛を予防し、薄毛をサポートします。

 

まとめ

いろんなアロマを紹介してきましたが、ニオイの好みで選ぶのではなく、頭皮や髪のお悩みに合わせて選ぶのがポイントですよ!