今回のポイント

  1. 年齢を重ねると、毛髪を作る細胞を守るコラーゲンが減少する
  2. コラーゲンの生成に欠かせないのは、ビタミンC
  3. ビタミンCは、食べ物から摂るだけでなく、頭皮から浸透させる方法もある
  4. コラーゲン減少につながる活性酸素を減らす生活改善も必要
  5. コラーゲンは血行をよくするので、毛母細胞の働きが活発化する

先日、いつも見ているニュースを見ていたら、とっても興味深い発表がありました。

「頭皮のコラーゲンが減少することで、髪の毛を作り出す毛包幹細胞が小さくなり、最終的には毛穴までなくなってしまう」

「え?どういうこと??」

慌ててハードディスクレコーダーのスイッチをONにして、録画開始!

1回の説明を聞いただけでは意味が理解できなかったで、3回ほど繰り返してみました。

分かりやすく説明しますと、

まず、毛包幹細胞は美肌成分でもおなじみの「コラーゲン」で保護されているんだそうです。

コラーゲンを減少させる理由とは?

コラーゲンは、年齢を重ねると共に減少します。

これは、わたしたち女性の常識ですね。

 

コラーゲンのはたらきは、お肌の弾力を保つだけでなく、細胞の保護をすることにもあります。

毛包幹細胞は、毛を作り出す時にDNAを傷つけてしまうのですが、若い時期は自然回復力があるので、元通りに戻ります。

しかし、年齢が上がってゆくと修復力が衰えてしまうので、体内にある酵素のパワーを借りる必要があります。

 

ところが!

この酵素がコラーゲンを分解してしまい、毛包幹細胞はだんだんと皮膚の表面に押し上げられ、しまいには垢(アカ)となってはがれ落ち、毛穴が消えてなくなってしまうんですって!!

つまり、

「コラーゲンの減少=薄毛」

ということ。

これは、男女両方にみられる症状なんだそうです。

研究結果を発表したのは、東京医科歯科大学。

科学的根拠がしっかりあることなので、信じないワケにはいきません。

 

コラーゲンは食べても体内で増えない?

「じゃあ、明日からコラーゲンをたくさん摂取しないと!」

鳥の手羽先や牛すじを食べたり、サプリを買って飲んだりしましょう、と思いましたが、どうもそれだけでは効果がないようです。

「コラーゲンは食べ物から摂っても効果がない」

これは、医学界でも賛否両論あります。

食べ物から摂ったコラーゲンは、体内で分解されてしまうので、1から生成することになり、効果がないというのが高低意見。

そして、同じコラーゲンでも、分子が小さいコラーゲンだったら、分化されることなく体内に吸収されるという否定意見。

 

どちらの意見をとっても共通に言えることは、

「コラーゲンを増やすためには、ビタミンCの摂取量をふやすということ」なんです。

 

そして、もうひとつ重要なのは、コラーゲンの減少を少しでも食い止めること。

では、具体的にどうしたらよいのでしょうか?

 

ビタミンCは体内に溜めるおくことができない

まずは、ビタミンCのお話しから。

体内にあるビタミンCには、さまざまなはたらきがあります。

さきほどお話ししたコラーゲンの生成、免疫力の向上、栄養素の代謝、解毒、抗酸化作用などなど。

ですから、この成分が欠乏すると、健康や美容面でさまざまな不調が発生するんです。

 

そこで、食べ物からビタミンCを積極的に摂る必要があるのですが、わたしたちの食事は栄養素が偏りがち。

また、ビタミンCは、一度にたくさんとっても、体内に溜めておくことができないので、毎日しっかり摂取する必要があります。

仕事が忙しくて食事のメニューを考える余裕がない方は、サプリなどで補うようにするといいですね。

 

ここで1つ、豆知識を

ビタミンCは体全体で必要とされる成分ですが、体内に取り込まれると、先に臓器で使われてしまいますので、頭皮に届く量はすごく少なくなってしまうんです。

ということは、薄毛をふせぐためには、食事だけでなく、間食の時などでも、ビタミンCを積極的に摂らなくてはならないということになります。

結構、やっかいな問題ですね・・・。

 

ビタミンCを頭皮から浸透させる方法も

ビタミンC配合の化粧品って、すごい多いですよね?

最近は、ビタミンC誘導体とか、ピュアビタミンとか、いろんな種類のスキンケア商品が出ています。

こうしたアイテムって、お肌の外から内にビタミンCを浸透させるのですが、同じことを頭皮でもできるんだそうです。

もちろん、お肌用の化粧水を染み込ませるのではなく、頭皮専用のパウダーなどを使います。

中には、12時間ぐらい連続して成分が浸透し続けるアイテムもあるようですので、ビタミンC不足が気になる方は、試してみるのもいいかもしれませんね。

 

細胞をサビさせる活性酸素とは?

次に、コラーゲンの減少を食い止めるコツをお伝えしましょう。

コラーゲンの敵といえば、加齢以外には、過度なダイエット、睡眠不足などがあげられますが、

わたしたちの年代で一番注意したいのは、「活性酸素」の存在です。

活性酸素は、からだの外から侵入してくる殺菌やウイルスを退治してくれる物質ですが、量が増えすぎると細胞を傷つける悪者に変わります。

活性酸素の量が増える要因は、

  • 紫外線
  • ストレス
  • 喫煙
  • 食品添加物の過剰摂取
  • 汚れた空気や化学物質

などです。

 

体内では、ビタミンCやアミノ酸が増えすぎた活性酸素を排除しようとはたらくので、必然的にその量が減ってしまいます。

ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける栄養素、アミノ酸は細胞そのものを作る栄養素ですから、これらが不足すると薄毛につながってしまうんですね。

対処策としては、活性酸素が増える要因を取り除くのが一番。

中でも、喫煙はニコチンが体内に入ることでビタミンCが破壊されてしまいますから、絶対に避けたいところです。

また、外出すれば、どうしても紫外線を浴びてしまいますから、帽子や袖のあるシャツを着用し、冬でも日焼け止めを使用する習慣を身に付けましょう。

食生活では、活性酸素を除去するパワーが高い、抗酸化物質を積極的に摂ることが重要です。

赤ワインに含まれるポリフェノール、お茶に多いカテキン、カニの甲羅などから採れるアスタキサンチンなどが有名です。

ほかにも、大豆イソフラボンやザクロエキス、ゴマに含まれるゴマグリナンも効果的です。

 

「ビタミンCと抗酸化物質を、毎日の食事やサプリメントでしっかり摂る」

これが、コラーゲン減少による薄毛予防の、最も効果的な対策と言えるでしょう。

 

コラーゲンは頭皮の血行を良くする効果もある

最後に、コラーゲンの重要なはたらきをもう1つ。

頭皮の血行が悪いと、髪は抜けやすくなりますが、コラーゲンにはそれを改善する効果があるとされています。

血行が良くなれば、細胞に栄養が行き届き、新陳代謝が活発になって、太くてコシのある毛が生まれますし、つややかな髪が保てます。

そのためにも、コラーゲンがたくさん生成されて、毛包幹細胞をしっかりガードできるよう、常にビタミンC不足を意識してください。

また、お風呂に入ってシャンプーをする時は、できるだけマッサージをするように!

頭皮が柔らかくなり、さらに血のめぐりがよくなることでしょう。

 

まとめ

闇雲に育毛に良いと言われている食べ物を食べるのではなく、わたしたちの大切な髪を支えている細胞やからだの成分のはたらきを知れば、どのように日常生活を改善すればいいか、分かってきますよね。