今回のポイント

  1. シャンプー後に頭を濡らしておくと、雑菌が繁殖しやすくなる
  2. キューティクルを閉じて髪の傷みを防ぐためにも、すぐにドライヤーで乾かすべき
  3. ブラッシングの基本は、とにかく優しくゆっくりと!
  4. 髪を乾かした後の頭皮マッサージは、血流改善に効果的

シャンプーの後、髪を濡らしたままにしていませんか?

「ドライヤーの熱は、髪の水分を飛ばしてしまって傷めるので、自然乾燥のほうがいい」

なんて思っていらっしゃる方、いませんか?

それは大きな勘違いですよ。

実際はその逆で、乾かさないでいると髪に悪影響与えるということは、今やヘアケアの常識と言ってもいいでしょう。

せっかく正しいシャンプー方法をマスターして実践しても、その後のケアが間違っていては、元も子もありません。

そんなわけで、今回のお話は、シャンプー以外のヘアケアについてです。

 

髪を濡らしたままだと、どうしていけないのか?

洗い髪を濡れたままにしておくと、頭皮にとっての環境は非常に悪くなりますので、余計な水分は、髪から一刻も早く取り去るようにしましょう。

頭皮を含む皮膚には常在菌が存在するのですが、湿気が多い状態だと、菌が繁殖して頭皮に炎症が起こります。

また、髪の毛の表面は、キューティクルと呼ばれるウロコのようなもので覆われていていますが、濡れたままだとキューティクルは開いた状態になってしまいます。

さらに、このような状態で髪同士が擦り合ったりすると、キューティクルが剥がれ落ちて、枝毛や切れ毛を起こし、髪にダメージを与えてしまうこともあります。

このように、ドライヤーを使わない自然乾燥は、必要以上の水分を髪から奪うためパサパサしてしまいますし、頭皮を乾燥させたりして、かえって髪を傷めることになってしまうんです。

また、生乾きの状態で放っておくと、湿気た髪が蒸れて、皮脂や汗と混ざることで雑菌が繁殖して、夏場などには臭くなることもあります。

 

シャワー後は、まずはタオルドライ

洗髪後の濡れた髪は、まずは、タオルで水分を拭き取りましょう。

タオルドライすることで、頭皮の水分をしっかり吸い取ることができますし、ドライヤーを使用する時間を短くして髪への負担を少なくすることに繋がります。

タオルドライを行うときは、タオルで髪の毛を挟むようにしてポンポンとやさしく叩くようにして拭き取ります。

この時ゴシゴシ擦ると、キューティクルがダメージを受けてしまいますよ。

タオルドライがすんだら、ドライヤーを使って頭皮まできちんと乾かしていきましょう。

ドライヤーは風量調整ができて、温冷両方の機能が付いているものを選ぶといいですよ。

イオンやオゾンの発生機能が付属した、高機能ドライヤーもおススメです。

 

ドライヤーの温度は、必ず60度以下の温風にして、髪のたんぱく質の分解を避けるようにして下さい。

乾かすときは髪をかき上げながら、乾きの遅い根本から風を送るようにしましょう。

髪からおおよそ15~20センチほど離してドライヤーの風を当て、熱が1か所に集中して、やけどなどの原因にならないよう気を付けながら、まずは頭皮を乾かし、続いて髪を乾かします。

髪にボリュームを与えたいと思っているなら、ドライヤーを上からではなく髪の下から当ててみてください。

上からドライヤーをかけてしまうと、髪の毛の根元を押しつけた感じの仕上がりとなり、髪のボリュームをダウンさせてしまうんです。

その逆に、髪をボリュームダウンさせたい人は、上からドライヤーを当てるといいですよ!

ロングヘアの人は髪を手で持ち上げて、根本を立ち上げるようにして風をあてると、程よいボリュームが出ます。

この時、ブラシを使って髪を持ち上げると、キューティクルにダメージを与えてしまうので、必ず手を使うようにしてくださいね。

髪は、温度が下がった時にクセが付くので、仕上げにドライヤーの冷たい風を軽く全体に当てると、スタイルをキープすることができます。

 

ドライヤーの熱から髪を守る方法

髪の乾燥が気になる方や、髪がパサつく、傷んでいるなどといったダメージを抱えている時は、

ドライヤーの熱から髪を守るために、オイルなどを付けて髪を保護することをおススメします。

ヘアオイルは、熱から髪を保護してくれるだけでなく、髪の毛に保湿効果を与えてくれます。

ヘアクリームやヘアミルクは、髪のパサつきをおさえて、潤いを与えてくれる保湿剤で、しっとりとした髪に仕上がります。

どちらも、シャンプー後、濡れた髪に使います。

傷みの多い毛先から中間に向かってつけてゆくのが使い方の基本です。

髪につけるときは、根本や頭皮に付着しないよう、気を付けてくださいね。

アイテムによっては、お肌に刺激を与えて毛母細胞の動きを鈍くし、新しい毛が作り出されるのを妨げてしまうことがあります。

育毛剤の中にも、頭皮と髪にうるおいを与えるものもありますが、ヘアクリームの保湿とは別物と考えておきましょう。

 

ブラッシングはやさしく丁寧に

ブラッシングは、ヘアスタイルを整えるだけでなく、髪のからまりをなくし、汚れや抜け毛を取り去ったり、髪に皮脂を行き渡らせたりするといった役目があります。

また、ブラッシングの適度な刺激は、頭皮にマッサージをおこなったのと同様の効果も、もたらしてくれますよ。

ただし、たたいて強い刺激を頭皮に与えるのは厳禁です!

ブラッシングに使うブラシですが、プラスチックのブラシやナイロン製のブラシは、静電気が発生して髪が傷むので、避けたほうが賢明です。

豚毛や猪毛など、動物の毛を使った毛先の柔らなものを使うと、キューティクルや頭皮へ負担をかけずにブラッシングすることができますよ。

ブラッシングの時、髪を無理に引っ張ると頭皮へのダメージや、枝毛の原因になるので避け、毛先から優しく丁寧に行いましょう。

ブラシをおろすときは、頭皮に押し付けないように心がけ、頭の形にあわせてゆっくりとかけてくださいね。

毛先が傷んでいる時は、時間をかけてゆっくりとブラシをかけるようにします。

ロングヘアの方は、髪をいくつかのブロックに分けて、ブラシをかけるようにしてください。

ブラシを早く動かすと、キューティクルがダメージを受けやすくなるので、とにかく「ゆっくり」を心掛けましょう。

 

また、「正しいシャンプーの方法」のページ(【b05.doc】へのリンク)でもお話しましたが、シャンプー前は必ずブラッシングを行い、汚れや埃を落として、髪通りをよくして、洗浄力を高めましょう。

ブラッシングが終わったら、ブラシに絡まった毛や埃をそのままにせず、お湯などで洗って取り除き、清潔な状態にしておきましょう。

ブラシのお手入れを怠ると、ブラシを介して雑菌が髪に増殖してしまいますからね。

 

正しい頭皮マッサージのやり方

頭皮が血行不良を起こすと、栄養素や酸素が髪の毛を作っている毛根部分に届かなくまってしまうため、髪の成長の妨げとなったり、抜け毛を増やしたりする原因となります。

頭頂部には帽状腱膜がありますが、わたしたちの意思で動かすことができる筋肉ではないため、頭皮マッサージを行って動かしてあげることで、血流の流れを改善することができます。

マッサージは、髪が濡れている時に行うと髪へのダメージになりますから、シャンプー前に行うのが一番いいでしょう。

 

頭皮マッサージのやり方ですが、まずは、指の腹を使って、首の後ろから頭頂部へ向かって、地肌ごと揉みこむようにして、ゆっくりと指の位置を少しずつ、動かしていきます。

続いて、耳の上から側頭部に手を当てて、指の腹を地肌にくっ付けたまま、頭頂部へ引き上げるようにしてマッサージを行います。

さらに、指の腹を押し上げるようにして、こめかみから頭頂部へ向かって軽く揉んでいきます。

この時、強く揉みすぎないように注意しましょう。

以上の手順で行ってみてください。

頭皮マッサージには、副交感神経を刺激して気持ちをリラックスさせる効果もあるので、気分転換にもなりますよ。

 

また、最近では数多くの頭皮専用のマッサージグッズが販売されています。

いい道具はないか、使って問題ないかとお悩みの方もいるようですが、頭皮を傷つけず、気持ちいいと感じるものであれば使って構いませんよ。

マッサージ道具も、ヘアブラシと同様、洗ったり拭いたりして常に清潔な状態で使うように心掛けて下さいね!