今回のポイント

  1. 地肌の水分量が低下すると、さまざまな髪のトラブルが発生する
  2. 毎日、適量の水を飲むことが、健康な地肌と髪を作り出す
  3. 体外に水を排出したら、すぐに水分補給するのが基本
  4. コップ1杯の水を、8回ぐらいに分けて飲む
  5. 水の飲みすぎはカラダの冷えを招き、頭皮の血行不良につながる
  6. なるべく常温の水を飲むことを心がける

頭皮の水分量減少が抜け毛につながる

わたしたちが、毎日、一生懸命行なっているさまざまなスキンケア。

中でも、一番重要なのは保湿ですよね?

お肌の水分量は、年齢を重ねるにつれて減ってゆくものですから、化粧水を使った水分補給が欠かせません。

水分が不足してしまうと、乾燥肌になって肌が粉をふいた状態になり、古い角質がいつまでもはがれ落ちなくなったり、肌のバリア機能が低下して、雑菌が繁殖したりすることも。

 

こうした症状は、同じ皮膚である頭皮にも発生します。

頭皮はお肌よりも皮脂量が多いので、水分量の低下が頭皮環境の悪化につながりやすくなるのです。

 

健康的な頭皮と毛髪に必要なのは、「水分」と「栄養素」。

どちらも不足すると、抜け毛につながってしまいます。

そこで今回は、知っているようで知らない、水分と髪の状態について分かりやすく解説してゆきます。

 

まずは、みなさんにクイズを出します!

(問題)

髪と頭皮の水分量って、どれぐらいあるでしょうか?

1.髪も頭皮も50パーセント前後

2.髪は50パーセント、頭皮は15パーセント

3.髪が15パーセント、頭皮は50パーセント

 

 

(正解)

答えは2番です。

もちろん、年齢やその日の体調などによっても変わってきますが、お肌の水分量と比べると、やや少なめになっています。

 

鏡を見たり、指で触ったりすることでお肌の乾燥具合は分かりますが、頭皮は判断が難しいのが最大のネック。

そこでまずは、カンタンにできる頭皮の水分量チェックをやってみましょう!

 

頭皮の水分不足を確認する方法

1.頭皮を触ってみる

指に白い粉(フケ)が付く場合は、頭皮が乾燥状態にあります。

 

2.入浴後、どれぐらいで皮脂が出てくるか

30分以上経っても、頭皮に皮脂が出ない場合は、同じく乾燥肌だと言えるでしょう。

 

3.顔の乾燥状態を確認してみる

顔が乾燥していれば、そこからつながっている頭皮も乾燥しているケースが多いです。

 

ほかにも、

  • クセ毛が多い
  • 髪が濡れた状態で、あまり水分を弾かない

といったポイントにあてはまる方は、水分不足に陥っているかもしれません。

 

水分不足の要因は、外的なものと内的なものに分かれます。

外的なものとしては、紫外線や洗浄力の強いシャンプーなどが考えられるので、帽子をかぶって日焼け対策を徹底したり、刺激の弱いシャンプーを使ったりすれば、改善効果が期待できるでしょう。

問題は、内的要因である「からだの水不足」です。

毎日、飲んでいる水が体内で不足しているために、肌の水分量が徐々に低下してゆき、これに「加齢」が加わって、乾燥状態を作り出すのです。

 

からだの水分不足が引き起こす肌トラブル

みなさんは、毎日、どれぐらいの水を飲んでいますか?

「1日に1.5リットルの水を飲むと、健康維持につながる」

と耳にすることが多いと思いますが、これは体外に排出量とほぼ同じで、人間の生命活動に必要な量なのです。

水分の排出とは、汗、尿、便、そして呼吸も含まれます。

 

ところが、わたしたちの多くは、水を飲む量より排出する量が多いため、慢性的な水分不足の状態にあります。

ですから、これまで弾力のあったお肌が乾燥するとか、細胞の新陳代謝が鈍くなって、シミやシワが多くなるといった肌トラブルが起きるのです。

頭皮環境でいうと、フケが増えるとか、雑菌が増えて炎症が起こる、などです。

症状を改善するために必要なのは、言うまでもなく、適量の水分補給です。

 

どうして水を飲む習慣が付かないのか?

毎日、しっかり水を飲んでいるつもりなのに、どうしてカラダが水不足になるのでしょうか?

その原因は、脳の仕組みにありました。

カラダに水分が必要なのは、トイレに行った後や、お風呂で汗をかいた後など、体外に水分が排出されたすぐのタイミングです。

夏の暑い時期、汗をかいたらすぐに水分補給をしないと熱中症になるというのは、みなさんもご存知のことですね。

 

ところが、意識しないと人間の脳はカラダの渇きより遅れてはたらくので、

「喉が渇いた」

と感じた時には、すでに脱水症状を起こしていることもあるんです!

日差しが強くて湿度も高い外にいる時は、みんな意識して水を飲みますが、家にいる間はそのクセがないので、油断してしまうのです。

自宅にいても熱中症になってしまうのは、脳のこうしたはたらきのせいなんですね。

 

また、少しぐらいの喉の渇きは、冷蔵庫まで行くのが面倒くさくてガマンしちゃうこともありますよね?

このような生活を繰り返しているうちに、カラダが水不足になってしまうというワケなんです。

カラダの水不足は、髪のつやをなくし、抜け毛につながってしまいますから、今日からきちんとした水を飲む習慣を身に付けましょう!

 

起きてすぐ飲む水は、どうしてカラダにいいの?

1日約1.5リットルの水を飲むといっても、まとめて飲むのでは意味がありません。

水は8回程度に分けて、1回200ミリリットルずつ飲むのが基本です。

まずは、起きたらすぐに水を飲むことから始めましょう!

人間は寝ている間も、200ミリリットル程度の汗をかいていますから、すばやい水分補給が必要です。

これは冬でも同じです。

 

日中は、数時間おきに水分補給することを心がけましょう!

ただし、食事中に水を飲むと胃液が薄くなりますし、食べ物を噛む回数が減って胃の負担が大きくなりますから、なるべく避けてくださいね。

先ほどもお話しした通り、トイレとお風呂の後も、必ず水を飲むことです。

お腹をこわした時は、いつも以上に水分が排出されてしまいますから、少し水の量を多めにする必要があります。

 

また、寝る前も水分補給したほうがいいのですが、睡眠中にトイレに行きたくなって、それが原因で目が覚めてしまう恐れがあります。

これがクセになってしまうと、睡眠が浅くなって、頭皮環境を整える成長ホルモンの分泌が妨げられて、逆効果になってしまいますから、注意が必要です。

 

水の飲みすぎがNGの理由

最後に、どうして大量の水を飲んではいけないかについて、分かりやすく説明しておきましょう。

必要以上の水分を取り入れると、人間のカラダは不要な分を排出できなくなり、老廃物として血管などに溜めこんでしまいます。

この老廃物は血行不良をまねきますので、頭皮の血のめぐりが悪くなります。

また、毛母細胞が毛髪を作り出すのに必要な栄養分も、血液が運んでいますから、

「血行不良=栄養不足」

となり、頭皮環境は悪化するばかりです。

 

ですから、

「水は小分けにして飲む」

ということが、とても大事なんです。

 

それと、冷たい水もカラダを冷やし、血液循環を悪化させますから、なるべく常温の水を飲むようにしましょう。

起床後に飲む水などは、少しぬるめのお湯にすると、カラダに溜まった老廃物を排出しやすくなりますし、冷えにくい体質になりますよ!

特に、更年期近くになった方は、ホルモンバランスの変化で冷えが進行しやすいですから、ぜひ、試してみて下さい。

 

今回の記事を読んでいただいて、体内の水分がどれだけ重要で、飲み方を改善するだけで育毛に役立つかということが、お分かりいただけたでしょう。

わたしも、この事実を知るまでは、頭皮が乾燥しがちで悩んでいましたが、半年ぐらい続けて間違いなく改善しました。

そして、お肌の水分量もアップして弾力が出てくるという、うれしい効果も!!

美髪と美肌の両方を手に入れるこの習慣、絶対に身に付けるべきですよ!